非公開
【募集背景】
当社は慶應義塾大学医学部発のバイオベンチャーとして、「iPS創薬」と「再生医療」の2本柱で、中枢神経領域のアンメットメディカルニーズに挑んでいます。
2026〜2027年にかけて、先行パイプラインが相次いで次の臨床ステージへ進む重要な局面を迎えています。
▼iPS創薬:
iPS創薬から見出したALS治療薬候補「KP2011」は、医師主導P1/2aで安全性・忍容性とともに病気の進行を約7ヶ月遅らせる可能性を確認し、『Cell Stem Cell』に掲載。
導出先のアルフレッサ ファーマが開発した新製剤(徐放顆粒製剤)による国内P3開始に向け、最終段階の準備を進めています。
海外では米国用途特許を取得し、FDAとのPre-INDミーティングの内容を踏まえて、複数の製薬会社と導出交渉を進めています。
▼再生医療:
iPS細胞由来神経前駆細胞を損傷した脊髄へ移植する世界初の臨床研究(慶應義塾大学)では、再生医療と因果関係のある重篤な有害事象はなく、
完全麻痺の患者様のうち2名が「自力で食事し車椅子に乗れる」「立てる」状態まで改善。
長期追跡を含む成果が『Nature Medicine』に掲載されました。
国内でもiPS細胞由来製品の承認が始まる中、当社は亜急性期脊髄損傷を対象とした企業治験に向け、CDMO(ニコン・セル・イノベーション)への技術移転と治験プロトコル策定を進めており、2027年中の治験届提出を目指しています。
国内外の大手製薬会社とも継続的な情報交換を行っています。
先行パイプラインを臨床へ送り出すと同時に、それに続くパイプラインを生み出す研究所の中核として、主任研究員を募集します。
【ご活躍いただけるプロジェクト】
ご経歴・ご志向に応じて、下記いずれかのテーマを中心にご担当いただきます。
■iPS創薬(神経難病)
患者由来iPS細胞から作製した神経系細胞で病態を再現し、化合物スクリーニングにより治療薬候補を見出します。
既存薬ライブラリを活用したドラッグリポジショニングにも取り組んでおり、ALS治療薬候補「KP2011」は、パーキンソン病治療薬として使われてきたロピニロールから見出されたものです。
既存薬は人での安全性データがあるため、臨床までの期間短縮につながります。
大手製薬会社が費用対効果の観点から手掛けにくい希少神経難病に、アカデミアとの連携体制を活かして取り組み、
疾患間で共通する病態メカニズムの知見を、アルツハイマー病など患者数の多い疾患へ展開していく「Rare to Common戦略」を推進しています。
<パイプライン例>
・ALS(KP2011):国内P3開始に向けた最終段階/海外導出交渉中
・前頭側頭型認知症(KP2021):候補化合物選定済、PMDA事前相談を開始しP1/2準備中
・ハンチントン病(KP2032):候補化合物選定済、国内外を見据えたP1/2準備中
・フェリチン症(KP2041)、那須ハコラ病(KP2051):スクリーニング評価系を構築中
・難聴(KP2061):北里大学と共同研究、企業治験に向けた準備を加速
・新規パイプライン:複数の中枢神経疾患で立ち上げを検討中。統合失調症などの精神疾患の創薬研究(AMED事業)にも参画
<業務例>
・疾患特異的iPS細胞の樹立、神経系細胞への分化誘導・機能評価
・疾患表現型を捉えたスクリーニング系の構築、疾患メカニズム解明
・ヒット化合物のプロファイリング(作用機序、毒性評価 等)
・低分子化合物の臨床開発(プロジェクトマネジメント含む) 等
■再生医療(神経損傷)
健常者由来iPS細胞から作製した神経前駆細胞の移植による、脊髄損傷・脳梗塞等の再生医療。
Notchシグナル阻害剤を用いた独自技術(慶應義塾大学から関連特許の独占的実施許諾)により、腫瘍化リスクの回避と神経軸索の伸長促進を図っています。
<パイプライン例>
・亜急性期脊髄損傷(KP8011):企業治験(P1/2)準備中(CDMOへの技術移転、治験プロトコル策定、PMDA相談 等)
・慢性期脳梗塞(KP8031):大阪医療センターと共同で、企業治験に向けた検討を加速
・慢性期脊髄損傷(KP8021):遺伝子導入により機能を高めた「第2世代」iPS細胞の作製準備、マウス・ラットでのin vivo評価系を検討中
・慢性期脳出血(KP8041)、慢性期外傷性脳損傷(KP8051):適応拡大に向けた検討中
<業務例>
・より有効なiPS細胞株の選定、分化誘導法の至適化
・脊髄損傷モデル動物等を用いたin vivo非臨床試験による有効性・安全性評価
・量産化に向けた製造プロセス開発(均質化・スケールアップ)、CDMOへの技術移転
・品質規格の設定 等
【裁量・キャリアの広がり】
少数精鋭の組織のため、研究の上流から事業化(特許出願対応、製薬企業への導出活動への同行、KOL面談同席、PMDA対応等)まで一気通貫で関われる可能性があります。
「経験がないから任せない」ではなく、「学ぶ意欲があれば任せていく」方針、かつ、CEO・研究所長・CSO/CTO・サイエンティフィックアドバイザーが、助言にとどまらず同席も含めてフォローする体制です。
※担当範囲はプロジェクトの状況やご経験により異なります。
iPS細胞技術を活用した神経難病領域の革新的な治療薬/治療法の開発を目指す、世界的科学者が率いるバイオベンチャーです。弊社からも多くの入社実績がございます。