マルティスープ株式会社
▌弊社事業について
「位置・空間情報技術で“その場”の価値を最大化する」を企業ミッションとし、2021年10月に自社SaaS「iField」をリリース。製造や建設の現場改善を目的にご導入頂いております。弊社自社サービスは以下2つのスタイルで導入いただいています。
1.SaaSとしての提供
2.SaaS+αの機能が必要な顧客に顧客専用の独自機能の開発
▌弊社サービス(iField)について
●概要
屋内・屋外の位置情報技術を活用して現場の情報管理をデジタル化し、DXやカイゼンを支援するクラウドサービスです。
産業の現場には、人、モノ、車両、製品などの移動・稼働するものが無数にあり、それらの動きの多くは生産性に深く結びついています。iFieldはこれらの動きを定量化し、現場の生産性を向上させるサポートをします。
●弊社事業とサービスの強み
手入力やデータ統合など手間の掛かるものが多い中、半自動的に現場の「出来事・現象」を、ビジュアライズ・データ化出来るのが強みです。
・位置情報を軸とした課題解決
・屋内外を問わないサービス提供
・産業の現場にフォーカスした機能群 など
この3つの独自性を掛け合わせる事により、数あるDX業界の中でも独自性と優位性を確立しています。
▌仕事内容_概要
自社サービスであるiField(SaaS)のフロントエンド開発をお任せします。
また、このポジションでは開発に関する業務だけではなく、開発チームのマネジメントにも携わって頂きます。一度に全てではなく、ご経験に合わせてプロダクトマネージャーから少しずつ引き継がせて頂きます。
【業務内容変更の範囲】
組織課題や本人様の希望によって、業務内容が変更となる可能性がございます。
▌仕事内容詳細
●開発者としての業務
○iField のクライアント開発
○UI/UXチームが作成したUI設計を元に開発
○UI設計に基づいた詳細な動作の決定
○バックエンド/スマホアプリ開発者と詳細仕様調整
○必要に応じて、Unittestまでの作成
○チームメンバーによるソースレビュー後のマージ○クライアントのStaging、Productionへのデプロイ
○自動化したテストのメンテナンス
○フロントエンド領域における採用技術の選定
○CI/CD 環境のメンテナンス
●チームリーディング業務
○開発企画会議への参加
・プロダクトオーナーと機能の優先度や方針、
概要仕様検討
○リリーススケジュール計画
○メンバーへのタスク配分(およそ3ヶ月毎)
○チームの開発進捗管理
・週1回の定例、毎日の夕会
○全社への開発状況共有
・毎月の全社会議、リリース案内、
バグ/問い合わせ対応
●プロダクト開発チームとしての業務
○結合テストのテストシナリオ作成と実施
▌開発環境
言語: JavaScript, TypeScript
フレームワーク: Vue.js, Sass, Vite
テスト: Jest, Vitest, Playwright
地図: GoogleMapsAPI, Mapbox, deck.gl
Linter/Formatter: ESLint, Prettier
VCS: Git(GitLab)
CI/CD: GitLab CI
その他: docker
▌面白さ-大量データの処理
位置情報やセンサー情報などの大量データを取り扱います。ただ処理するだけでなく、UXを損ねないよう、「いかにパフォーマンスを維持して表示を組み立てるか」を意識する必要があります。
各種グラフ、ヒートマップ等の地図表現、アニメーションなど様々な方法でデータの可視化を行います。Canvas API、WebGL API、SVG の操作など、描画に関する幅広い知識を使用します。
▌募集背景
私達は、“位置情報やセンサー情報を活用したデジタルツインやDX”というユニークネスの高い領域でサービス/ソリューションを提供しています。働き手不足, 少子高齢化, 業務効率改善, 業務安全性向上など社会課題が増えていく中、独自の切り口を持つ弊社への期待が高まっています。
大手建設業への導入実績も増え、今後は更に製造業や物流業への導入を増やしたいと考えています。
▌配属部署
プロダクト開発チームへの配属です。10名弱のメンバーで構成されており、バックエンド・フロントエンド・スマホアプリ・UI/UXデザイナーと開発領域ごとに担当が分かれています。
入社後は各アプリケーションの担当者から、アーキテクチャの説明をさせて頂きます。
▌弊社事業の社会的意義
働く現場の課題を解決するには、
1.計画(目標)と実績のギャップを明確にする
2.過程やプロセスを明確にする
3.過程やプロセスを元に改善する
このステップが必要と考えられます。
SFAやMAツールに始まり、様々なDXサービスが誕生し“計画と実績の蓄積”、“過程/プロセス”が見える化/定量化されました。結果、“ギャップ”が生まれた際、原因と課題をプロセスから見出し、改善が促進されています。
しかし“ノンデスクワーク領域”や“現場作業”では、計画や実績を管理するサービスはあるものの「過程/プロセス/現象」を見える化, データ蓄積するサービスは少ないのが現状です。
業務効率化, 労働人口減少, 安全な働く環境づくりという社会/経営課題を解決するためには、勘や経験ではなく、データ, 事実, 根拠に基づいた改善が必要です。
私達のサービス/ソリューションを広める事で、様々な場所の価値を向上させ、産業を活性化させる事が出来ると考えています。
▌技術選定
フロントエンドの領域において、ライブラリ/パッケージの選定もしくは、自分で実装するかの判断は自身で行います。
要求仕様に対して複数の手段がある場合、新しさ, 使いやすさ, やりたい事への実現性だけではなく、運用難易度・学習難易度・金銭コストなども踏まえた上で決定しています。
トレードオフの結果、保守性を優先するケースもあれば「3D表示や様々な描画方法」など将来に備え、Deck.glの様に少しチャレンジングな技術を選択することもあります。
▌UI/UXデザイナーとの協力体制
ユーザー視点で"本当に良い"と考えるUI/UXデザインを行っているため、時には私達エンジニアが発想しない面白いデザインが提案される事があります。
"どう実装するのか"を悩む分、実装出来たときには「これ、良く出来たな!」と自身で感じる事もあります。
▌開発メンバーの裁量
○OS やエディタ、IDE といった個人の環境は、各自の責任で好きなものを使うことができる
○企画を決定する場に、実装を担当する開発メンバーが参加している
○タスクの見積もりは、実装を担当するメンバーが中心となって行う
○全体のスケジュール管理は、途中の成果を随時確認しながら、納期または盛り込む機能を柔軟に調整する形で行う
▌オープンな情報共有
○開発に必要な全ての資料やデータ(個人情報を除く)は、実装を担当するメンバーなら誰でも、上長その他の許可の必要なく自由に閲覧できる
○KPI などチームの目標・実績値について、メンバーの誰もがいつでも閲覧可能になっている
○専用の情報共有ツールを使って、ノウハウや議事録、日報などの情報共有を行っている
▌技術カルチャー
○取締役(社内)または執行役員として、エンジニアリング部門の人間が経営に参加している, エンジニアの人事評価にエンジニアが関わっている
▌労働環境の自由度
○仕事中、イヤホンの装着が許容されている
▌アジャイル実践状況
○1ヶ月以下の短い期間でのイテレーション開発を実践している
○デイリーでスタンドアップミーティング、またはそれに準じるチーム内の打ち合わせを行っている
○イテレーションの最後などに、定期的にチームでふりかえりミーティングを行っている
○継続的なデプロイ(デリバリー)を行っている
▌技術的負債について
○既存実装に手を付けるタイミングで必要に応じて技術的負債の返済をしている
▌ワークフローの整備
○全てのコードをバージョン管理ツールで管理している
○各メンバーが実装したコードのマージは Pull Request ベースで行われる
○自動(=システム化され、1コマンドで実行できる)ビルド、自動デプロイ環境が整備されている
○コードによるインフラ構成管理(Infrastructure as Code)の環境が整備されている
▌自動化していること
○開発環境構築, テスト, デプロイ
コード品質向上やテストに関する環境
▌コード品質向上のための取り組み
○本番にデプロイされるコードには、全てコードレビューまたはペアプログラミングを実施している
○「リファクタリングは随時行われるべき」という価値観をメンバー全員が共有しており、日常的に実施している
▌コードレビューについて
○可読性を意識したコードレビューをしている
○バグが出ないようにコードレビューをしている
▌テストの実施度
○想定される複数環境での品質チェックを義務づけている
▌テストについて
○テストコードを当たり前に書いている
○サービス運営上またはビジネス上必要な部分についてのみテストを書いている
○基本的に手動でテストをしている
●オフィス勤務の機会
勤務形態はハイブリッドで運用し「チームとしてパフォーマンスが最大となる勤務場所を選択する」としています。
メンバーと顔を合わせるタイミングもあり、年間のオフィス勤務率は10%程度です。
○月1日程度、チーム全員で集まる日
○結合テスト実施の日
位置情報が取れているか、オフィス内での検証が必要なため
●オンラインでの接点
○毎日の夕礼
○週1回の定例
屋外と屋内をシームレスにソリューション提供が出来ることにより、業界とその業務プロセスの垣根を超えて、クライアントの課題解決が可能になる極めて貢献性の高いサービスを開発・運営しています。
【実勤務地】東京都/千代田区神田錦町/3-11 精興竹橋共同ビル3F