パナソニックエナジー株式会社
●セル開発統括本部 プラットフォーム開発部のミッション
拡大を続けるリチウムイオン電池市場で様々な顧客の要求にこたえるため、リチウムイオン電池の競争力を確保する必要があります。
競争力のあるリチウムイオン電池を生み出すにあたり、新たな技術(材料、設計、機構)を組合せ、新たな電池サイズも含めた新規プラットフォームを構築することが重要になります。
この新規プラットフォームを開発することが我々セル開発統括本部におけるプラットフォーム開発のミッションです。
プラットフォーム開発を推進するにあたり材料開発部門、カスタマー向け設計開発部門、機構技術、工場技術と連携して材料仕様の決定・量産設計まで行います。
●セル開発統括本部 プラットフォーム開発部 先行プラットフォーム開発課のミッション
・「高容量」「高耐久」「高入出力」それぞれのターゲットに向けた新規プラットフォームを構築します
・上記と合わせて新規の電池サイズ開発を行っていきます
・量産導入に向けては各部門と連携して仕様確立、工場技術/プロセス開発部門と連携して量産導入に向けた課題解決を進めます
●募集背景
世界的に脱炭素の流れが加速する中で、車両の電動化、再生可能エネルギーを活用した蓄電システムなど、リチウムイオン電池市場は急激な拡大が見込まれています。
当社のリチウムイオン電池事業は、長年の事業経験をベースに、米国大手EVメーカーをはじめとしたEV向け電池においてもパイオニアであり、今後も高容量/高性能な電池に対してのニーズに応えていきます。
今後の市場拡大および顧客要求に対応するためには、競争力のあるリチウムイオン電池を次々と量産化しカスタマーのニーズに沿った電池を提供していく必要があります。
この開発を加速していく必要があり、人材を募集しています。
●担当業務と役割
・主な担当業務は、リチウムイオン電池の設計開発になります。
・各種電池材料(正極、負極、セパレータ、電解液、箔など)と電池部材(缶、封口体など)を組合せ、ターゲット(高容量、高耐久、高入出力)に向けた電池を設計していきます。
・社内では設計開発部門、工場技術、生産技術部門との連携、彼らと連動して社外サプライヤー、カスタマーとの連携が必要になります。
・関連する部門が多いので、関連部門を巻き込んで新規開発から量産導入までを主導して推進して頂くことを期待しております。
●具体的な仕事内容
・ターゲット(高容量、高耐久、高入出力)達成に向けて適切な材料選定、および極板寸法・極板重量・密度など電池の化学的な設計を行っていきます。
得られた電池について評価・解析を行い、次の設計へのフィードバックを実施してターゲット達成を狙います。またその取り組みの中ではシミュレーションも多く活用し開発加速をしています。
単純に選定・指定するだけでなくプロセス面・設備面からも検討・改善を行い、より安定な量産、より低コストにモノづくりをできるよう各部門と協力して推進していきます。
・海外拠点やグローバルカスタマー/サプライヤーとの連携が多くありますので、グローバルでのコミュニケーション能力が必要なケースもあります(必須ではない)
●この仕事を通じて得られること
・パナソニックエナジーのミッションである「幸せの追求と持続可能な環境が矛盾なく調和した社会を実現」するためには、電気自動車や、再生可能エネルギーの拡大に必須の蓄電システムの普及が不可欠です。我々が担当しているリチウムイオン二次電池はこうした環境型商品の基幹部品であり、業務を通じて社会課題の解決に貢献することが可能です。
・リチウムイオン二次電池事業において当社のポジションは高く、技術開発の最先端、最前線で皆さんがお持ちのスキルを発揮していただくことで自信のスキルを伸ばすことが可能です
・我々がコンタクトするカスタマー、サプライヤーも業界トップ、最前線でご活躍されており、このようなステークホルダーと直接やり取りすることでビジネス経験を培うことが可能です
・リチウムイオン電池事業において設計開発は材料/機構部品/プロセス/評価解析全てにわたる知見を得ることができ、ご自身の業務を通じて成長できるとともに、この開発を通して社会課題の解決を実感することができます。
●職場の雰囲気
・リーダークラスには比較的若い世代が多く、年齢や役職に関係なくフラットに議論・相談を行う活発な組織です。また、キャリア入社者が非常に多く新しいメンバーでもすぐに入り込むことができます
・事業拡大を進めていくためには古い慣習を廃して新しく、効率的な取組に変革していく必要があり、失敗を恐れずチャレンジしていく風土があります。
・各拠点、大幅なオフィス改革を行い、スタイリッシュで効率的な職場で開発活動を推進することができます。
●キャリアパス
・初期配属の部署の仕事にとどまらず、様々な職務を経験いただきながら、ご自身で必要・重要と感じた様々なスキルを身につけられるキャリアパスを用意しています。
・米国のネバダ州、カンザス州、中国の江蘇省に大規模な拠点を構えおり、量産導入に向けては長期出張で導入まで見届けたり、赴任して海外駐在経験をつむことが可能です。