株式会社本田技術研究所
【募集の背景】
Hondaは、「自由な移動の喜び」を将来にわたって提供し続けるため、電動化・カーボンニュートラルなどの社会課題の解決に取り組んでいます。モビリティを取り巻く環境が大きく変化する中で、次世代電動車に求められる技術もますます高度化・多様化しています。
その中でも、私たちは新しい価値を生み出す要素技術のひとつとして、「接合」技術の研究開発を進めています。従来の接合や溶接技術に加えて、異種材料や構造体といった、難接合材への対応など、将来の技術的可能性を見据えたテーマにも取り組んでいます。
本ポジションでは、材料に関する専門知識を活かし、接合・結合メカニズムの解明や、品質・性能を両立するためのプロセス開発を担っていただきます。Hondaのものづくりの進化を支える技術に、あなたの知見と発想力を活かしてみませんか。
【具体的には】
次世代電動車の革新的なボディ構造の実現や、今後さらに重要性が増す次世代電池(リチウムイオン電池、全固体電池、半固体電池など)に欠かせない“接合”技術の研究開発をお任せします。
「材料起点の接合開発」を軸に、接合メカニズムの解明から、接合品質の最適化に向けたプロセス設計までを一貫して手がけています。製造技術部門や車両開発部門と密に連携しながら、Honda全体の接合技術の高度化を目指しています。
研究テーマ例:
薄板鋼板のレーザ接合技術
入熱設計、溶融池挙動の安定化、最適プロセス条件の構築 など
異種金属の接合技術
再現性の高い接合界面構造の制御、量産を見据えた品質評価手法の確立 など
その他の新規接合技術・表面改質技術
新たな接合技術の発想・コンセプト設計・基礎検証 など
※研究開発プロセス全体(テーマ立案〜実行〜評価・考察)を担っていただきます。
※将来的には、量産化や製品化に近い立場での応用開発にも関与していただく可能性があります。
※担当業務は、専門性・適性・会社方針などを踏まえて変更となる場合があります。
【魅力・やりがい】
本ポジションでは、開発した接合技術を設計・生産技術へと応用し、次世代BEVの実現に直接貢献することができます。素材の特性を活かし、Hondaならではのモノづくりを支えるコア技術として、商品価値と競争力の高い製品づくりをリードしていくことが可能です。
“接合技術”を通じて、まだ世の中にない魅力的な価値を具現化し、市場投入に向けた道筋を一緒に切り拓いていきましょう。