三菱重工業株式会社
■仕事内容
核融合炉の関連装置(熱の取出し装置、加熱装置など)のシステムや機器の設計・開発を行って頂きます。具体的には、要求される機能などを基にシステムや機器の仕様を検討し、システム構成や機器構造を具現化します。さらには、熱流動や構造健全性評価などの各種解析評価を行うとともに、製作性、保守・補修性を考慮したシステムや構造の詳細化検討、及びこれら検討結果をまとめ報告書や設計図書(図面、仕様書等)を作成する業務を担当して頂きます。核融合炉を構成する装置や機器を概念から設計・開発する重要なポジションです。
■仕事や部署の魅力
核融合エネルギーは、世界のエネルギー問題の解決、地球温暖化対策に貢献できる潜在力を有しており、当社はITER計画や発電実証を目指す原型炉開発に取組み、この"究極のエネルギー"の実用化に向けて貢献しています。ITER計画は世界7極が参加する地球規模のプロジェクトですが、当社は主要機器の製作、納入を通して、大きな役割を果たしています。ITERには非常に高い技術力が要求されますが、その要求を満足できる企業は当社以外には世界でも極僅かです。さらに、ITERで培われた技術やベテラン技術者の経験に加え、若手技術者の発想を融合することで、我が国の原型炉開発にも貢献しています。
現在、政府中心に核融合エネルギー早期実現の方策が検討されており、今後、さらなる発展が見込まれる分野です。これまでに無い新しい技術を開発する業務であることから、自身のアイディアや検討結果がITERや世界初の原型炉に反映される可能性もあり、やりがいを持って取り組むことができます。工学系の知識や業務経験があれば核融合の専門知識は不問です。社内教育や研修制度も充実していますし、入社後に必要な技術や知識が得られるようにベテラン技術者がサポートによりキャリア採用した方も活躍されています。
(補足説明)
・出社しての業務が基本ですが、育児や介護に加え作業の効率的推進を理由に在宅勤務することも可能です。
・出張あり<国内:1、2回/月、海外:1回/数年>(適性を踏まえ割り当てた担当業務により異なります)
三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、1884年の創立以来、社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。
長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現に向けたエナジートランジション、社会インフラのスマート化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、人々の豊かな暮らしを実現します。