三菱重工業株式会社
仕事内容
これまで三菱重工グループは、高効率の機械やプラントをつくって低炭素化に取り組んできましたが、カーボンニュートラルの実現を目指す「MISSION NET ZERO」を宣言し、政府目標を10年前倒し2040年に顧客の排出量削減を含めた「CO2排出ネットゼロ」、すなわち脱炭素技術の社会実装に取り組んでいます。
一方で、データセンター市場の急速な伸長等に代表される今後のデジタル化社会においては、非常時の電源確保が重要であり、そのエネルギー源として三菱重工グループが製造するレシプロエンジンが今後も社会に大きく貢献します。
燃焼研究部では、これらエネルギー源の脱炭素化を図るため、水素やメタノール・アンモニアなどのCO2を排出しない燃料の利用技術に着目し、流動、化学反応、熱流体技術で製品の性能向上を図るだけでなく、燃焼時に生成される窒素酸化物などの有害物質を抑制したり、異常燃焼を回避する信頼性の高い燃焼・流動技術を開発します。
主に出力500~8,000kWクラスの発電用・舶用・産業機械用レシプロエンジンを対象に、水素やメタノール・アンモニアなどの非定常高圧燃焼実験や数値解析を通じて、燃焼室周辺の現象の理解を深め、事業部と連携しながら製品開発を技術で支援します。以下の業務の中から、応募者の適正に合わせて選択いたします。
・水素専焼および混焼エンジンの開発
・メタノールエンジン、アンモニアエンジンの開発
・天然ガスおよび軽油エンジンの改良研究
・燃焼機器開発における流動実験業務およびその技術開発
・燃焼機器開発における実験計測業務およびその技術開発(OH発光など)
・燃焼機器開発における数値解析業務およびその技術開発
・各種エンジン開発における性能・信頼性検証試験
(変更の範囲)当社の定める業務全般。将来的に会社の指示する業務への変更を命ずる可能性あり。
(1)幅広い領域・事業の強み
発電プラントなどの社会インフラ、船舶、航空機などの輸送機器、大型ロケットなどの宇宙機器など、世界中の人々の生活や産業活動の基盤となる様々な製品を提供しております。陸・海・空から宇宙まで広がる壮大なビジネスフィールド、そして世界に誇る最先端の技術力とたしかなものづくりで社会を支えるビッグビジネスをグローバルに展開しております。
(2)数字でわかる当社の魅力
連結売上高40,413億円、グループ従業員数8万人超、グループ会社数230社、海外売上比率54.2%
技術力・開発力(特許件数14,653件、研究開発費5年合計約7,700億円)