株式会社本田技術研究所
【募集の背景】
~水素社会の実現に向けた新たな価値探索~
Hondaでは、30年以上にわたり、水素技術や燃料電池の研究開発に取り組んできました。
中でも、私たちの部署では、水素エコシステムの構築に向け、水素バリューチェーンの上流から下流までのコア技術の研究開発をしています。
水素活用技術として、水素製造、水素貯蔵技術、定置型FC発電機などの研究・開発に携わっていただきます。
Hondaは2020年代半ばにFCシステムの社外への販売を開始し、FCEV、商用車、定置電源、建設機械の4つをコアドメインとして、FCシステムの適用先の拡大を進めています。
近年、クラウドやビッグデータ活用の広がりにより、データセンターの必要電力が急伸し、BCPの観点でもFC定置電源へのニーズが高まっています。
そこで発電領域においては、クリーンで静かな非常用電源から、燃料電池システムの適用を考えております。
今回、キャリア採用において、FC定置電源の研究開発に共にチャレンジする仲間を募集します。
【業務内容】
燃料電池システムを活用した定置式電源システムの研究開発における
システム設計/機械設計、電源回路設計、評価・研究/システム全体の制御設計、検証をお任せします。
・電源システムの電気回路設計、制御関連部品(ECU、センサーなど)の選定・検証
・構造設計および機構部品(バルブ、ポンプなど)の機械設計、評価・検証
・電源システム全体の制御設計、検証
【具体的には】
・全体コンセプトの立案及び要求仕様の策定
・制御コンセプト立案及びシステムアーキテクチャ・制御仕様構築
・燃料電池システム、サブシステム、各種コンポーネント(ポンプ、バルブ、フレーム、ECU、高圧ハーネス、ケーブル等)の要求仕様策定・設計・検証
・上記システム、部品に沿った強度剛性設計/熱マネジメント計算/電装設計
・配電部品の安全性/熱マネジメント成立性の検証
・機械的・電気的性能の評価
※国内外の出張が発生いたします。将来的に海外駐在の可能性がございます
※専門性や適性、会社ニーズなどを踏まえ、会社が定める業務への配置転換を命じる場合があります。
【開発ツール】※担当業務によって異なります。
CATIA V5/V6、各種CAE、MATLAB、SIMLINK、LTspice、DNG、RTC、NASTRAN、Abaqus、Fluent、Python、LS-DYNA など
【魅力・やりがい】
・Hondaは、燃料電池(FC)技術や水素貯蔵(HSS)技術を車両以外のモビリティや電源システムに実装し、水素社会の実現を目指しています。水素技術を軸とした循環型エネルギー社会の実現に向けて、社会的意義のあるチャレンジに自身の技術力を発揮できます。
・エネルギー領域は新たな挑戦分野であり、Hondaのコア技術である定置電源システム、高圧水電解技術、燃料電池関連技術を活用し、将来の新たな挑戦の旗振り役として活躍できます。スキルや創造性、アイデア、強い想いを持つ方には、大きな裁量が与えられ、挑戦できる環境です。
・水素エネルギー技術の領域拡大に向けて、Hondaのコア技術である燃料電池、高圧水電解および水素貯蔵技術を活用し、将来技術の創出に貢献することができます。
【職場環境・風土】
「買う喜び、売る喜び、創る喜びを世界に広げる」を基本理念に、Hondaでは数々の製品を創業から生みだし続けてきました。役員から現場社員まで、あらゆる人材が自由な発想で、夢や理想を徹底的に追求する風土が根付いており、学歴や年齢に関係なく誰もがフラットに活躍できる職場環境です。積極的に仕事に向き合い、推進する力のある従業員には、入社直後であっても大きな仕事が任されます。