株式会社本田技術研究所
Hondaは2050年までにカーボンニュートラルを目指し、水素活用を拡大します。燃料電池システムの進化と外販、水素エコシステムの構築により、再生可能エネルギーを効率的に利用し、様々なモビリティにクリーンなエネルギーを提供します。商用車や産業機器、更には宇宙関連にも適用範囲を拡大し、カーボンニュートラル社会を促進します。
【募集の背景】
~水素社会の実現に向けた新たな価値探索~
Hondaでは、30年以上にわたり、水素技術や燃料電池の研究開発に取り組んできました。
中でも、私たちの部署では、水素エコシステムの構築に向け、水素バリューチェーンの上流から下流までのコア技術の研究開発をしています。
水素活用技術として、水素製造、水素貯蔵技術、定置型FC発電機などの研究・開発に携わっていただきます。
これら、技術を組み合わせた研究開発の代表として、燃料電池や高圧水電解技術を生かした、月面での循環型再生エネルギーシステムの構築等があげられます。
Hondaが持つ燃料電池技術と高圧水電解技術を組み合わせ、再生可能エネルギー由来の電力を使い、水を電気分解して水素・酸素として貯蔵し、その水素と酸素から燃料電池技術を用いて発電し、電力の供給が可能となります。また、酸素は月面に滞在する人の居住用としても、水素はロケットの燃料としても、それぞれ活用可能であるなど、Hondaは循環型再生エネルギーシステムの構築により、さまざまな有人活動への貢献を目指しています。
水素社会の実現に向けた新たな価値探索をともに行いませんか?
【業務内容】
水電解・燃料電池システムの研究開発における
●全体システム設計、●スタック設計、●デバイス設計、●システム研究・評価、●システム制御開発
をお任せします。
完成機としての要求定義から、全体システムの設計、全体パッケージ設計、各サブシステム・機能の割り当て、コンポーネント設計まで一貫した開発を行います。
また、それと対となる実証検証、システム検証、法規適合性、各種テストなど水電解・燃料電池システムの研究開発に広く携わっていただきます。
【具体的には】水電解・燃料電池システムの開発における
・性能要求、環境要求、ミッション要求等を元にした基本要求のとりまとめ
・全体システム設計、必要機能検討
・システム構成の検討
・システム目標から、設計仕様の検討、構造検討
・サブシステム・デバイスの機械設計、電装設計、制御設計、構造設計
・サブシステム・デバイスの必要機能の解析(構造解析・流体解析・NVH解析)、EMI/EMC解析、Radiation対
・電極触媒開発(金属触媒)、水電解膜材料探索・選定
・金属材料の腐食、劣化の研究/検証
・ソフトウェア検証/ハードウェア検証
・信頼性検証、S&MA、システム検証
※国内外の出張が発生いたします。将来的に海外駐在の可能性がございます
※専門性や適性、会社ニーズなどを踏まえ、会社が定める業務への配置転換を命じる場合があります。
【開発ツール】※担当業務によって異なります。
1D simulation、3D CAD(CATIA v5)、各種CAE,Matlab,python、材料解析SEM,XPS,RDE等,水電解テスト装置
【魅力・やりがい】
・Hondaは、燃料電池(FC)技術や水素貯蔵(HSS)技術を車両以外のモビリティや電源システムに実装し、水素社会の実現を目指しています。水素技術を軸とした循環型エネルギー社会の実現に向けて、社会的意義のあるチャレンジに自身の技術力を発揮できます。
・エネルギー領域は新たな挑戦分野であり、Hondaのコア技術である定置電源システム、高圧水電解技術、燃料電池関連技術を活用し、将来の新たな挑戦の旗振り役として活躍できます。スキルや創造性、アイデア、強い想いを持つ方には、大きな裁量が与えられ、挑戦できる環境です。
・水素エネルギー技術の領域拡大に向けて、Hondaのコア技術である燃料電池、高圧水電解および水素貯蔵技術を活用し、将来技術の創出に貢献することができます。
【職場環境・風土】
「買う喜び、売る喜び、創る喜びを世界に広げる」を基本理念に、Hondaでは数々の製品を創業から生みだし続けてきました。役員から現場社員まで、あらゆる人材が自由な発想で、夢や理想を徹底的に追求する風土が根付いており、誰もがフラットに活躍できる職場環境です。積極的に仕事に向き合い、推進する力のある従業員には、入社直後であっても大きな仕事が任されます。