株式会社本田技術研究所
燃料電池(FC)をエンジンに替わってHondaの事業の柱へと進化させカーボンニュートラル社会の実現につなげるため、燃料電池システム競争力の源泉となり多用途展開可能な、性能・耐久性・コストを高次元でバランスさせた新時代のHondaを牽引するFCサブシステムの開発をお任せします。
【募集の背景】
~エンジンに代わるPower of Dreams~
10年後も20年後もその先も、より多くの人々に「喜び」を提供するために、日々進化をし続けるHonda。今後も、さらなるイノベーションを巻き起こすため、社内外からも英知を結集し、これまでにない新しいPowered by Hondaをつくりあげます。
社会が多様化する中、自動運転システムや知能化(AI)技術、電動化(HEV, PHEV, BEV,FCEV)技術の進化に伴い、ヒトとモビリティの関係性やそれを取り巻くビジネスが大きく変わろうとしています。
そんな中、Hondaらしい「自由な移動の喜び」をお客様に提供し続ける為には、技術の進化をふまえたイノベーティブな進化が必要です。
従来の価値観にとらわれず、モビリティの新しい可能性を探究し続け社会に役立つ次世代のモビリティを一緒に創ってみませんか。
世界一のエンジン屋であるHondaが、その動力源を「エンジン」から「電動モーター」へシフト。
その2本柱である、BEVとFCEVにおいて、動力源たる発電機を有するのはFCEVです。
FCは四輪だけでなく商用トラック用、建機用、舶用、非常用を含む定置型電源、宇宙開発用循環式電源システムの動力源として多用途展開し、Hondaの事業拡大とカーボンニュートラル環境技術への貢献に携わっていただきます。
【業務内容】
次世代のパワーユニットとして展開していく燃料電池(FC)システムのサブシステム・部品の設計/検証、搭載検討をお任せします。
●上位要求を満たすFCサブシステムの構築
●水素システム、エアシステム、冷却システムのデバイス開発、要求仕様の構築
●各デバイスに求められる仕様を満たす部品開発
●FCサブシステムの車載搭載に向けた適合試験、搭載検討
<具体的には>
自動車および、定置電源・建機などの新たなアプリケーション用燃料電池システムにおける各領域のデバイス開発(設計または検証)や搭載検討
・エアシステム開発:エアコンプレッサ/エアコンプレッサ用インバータ/加湿器/電動バルブ/インタークーラー 等
・水素システム開発:インジェクタ/水素ポンプ・排水バルブ/水素貯蔵タンク 等
・冷却システム開発:ラジエータ/ウォーターポンプ/サーモバルブ/イオン交換器 等
・搭載検討:水素タンク搭載フレームや燃料電池搭載フレームの構造設計・フレーム設計
※国内外の研究所・製作所、お取引先とのやりとりが多く発生いたします。
※国内外の出張が発生いたします。将来的に海外駐在の可能性がございます
※専門性や適性、会社ニーズなどを踏まえ、会社が定める業務への配置転換を命じる場合があります。
【開発ツール】 ※ミッションにより異なります
CATIA V5/V6、各種CAE、MATLAB、SIMLINK、LTspice、DNG、RTC、NASTRAN、Abaqus、Fluent、Python、LS-DYNA など
【魅力・やりがい】
・水素で発電し、その電気で走る燃料電池自動車は、走行中にCO2や排出ガスを一切出さない究極のエコカーです。その水素を再生可能エネルギーから生み出せば、化石燃料に頼らないクルマ社会をつくることができます。
・また、Hondaは、燃料電池(FC)のクルマ以外のモビリティや電源システムへの実装を行い水素社会の実現を目指しています。
・循環型エネルギー社会の実現のために、自身の技術力を発揮するという大きな社会的意義のあるチャレンジをすることができます。
【職場環境・風土】
「買う喜び、売る喜び、創る喜びを世界に広げる」を基本理念に、Hondaでは数々の製品を創業から生みだし続けてきました。役員から現場社員まで、あらゆる人材が自由な発想で、夢や理想を徹底的に追求する風土が根付いており、誰もがフラットに活躍できる職場環境です。積極的に仕事に向き合い、推進する力のある従業員には、入社直後であっても大きな仕事が任されます。