株式会社本田技術研究所
【募集の背景】
カーボンニュートラルに向けた、電動化の加速とBEV新価値の提供、交通事故ゼロ社会実現に向けて、新たな自動運転・運転支援Hondaは創業以来、「技術は人のために」という理念のもと、モビリティを中心に、エネルギー・ロボティクス・航空・宇宙といった領域へも挑戦の幅を広げてきました。
その最前線を担う本田技術研究所(Honda R&D)では、創造的な研究・開発を通じて、「自由な移動の喜び」と「豊かで持続可能な社会」の実現を目指し、常に変化と進化を続けています。
なかでも私たちは、カーボンサイクル技術を活用した新たなエネルギーソリューションの創出に取り組んでおり、その一環として航空分野の脱炭素化に貢献する持続可能な航空燃料(SAF: Sustainable Aviation Fuel)の開発と社会実装に注力しています。
現状、バイオマスやCO₂由来の合成ガスを用いたFT-SAF(Fischer-Tropsch方式による持続可能な航空燃料)製造技術の高度化と、実証プラントの立ち上げ・最適化を推進しており、実証から社会実装フェーズに向けた重要な局面にあります。
この挑戦を支えるため、プラント設計やスケールアップに関する専門性を持ち、エンジニアリングの視点からプロジェクトを推進できる人材を募集します。
【具体的な業務内容】
■ 実証プラントの立ち上げ・運用支援
・バイオマスを用いたFT-SAF製造の実証プラントの構築・立ち上げ
・社内外(装置メーカー、エンジニアリング会社等)との連携による運転実証の推進
■ SAF製造プロセスの設計・最適化
・プロセス仕様に基づく基本設計図書の作成
・SAF製造プロセスの高度化・効率化に向けた技術検討および改善提案
■ プロジェクト推進・関係者との調整
・社内外の関係者(装置メーカー、エンジニアリング会社等)との協業・調整
・国内外のステークホルダーと連携したプラント設計・導入に関する調整業務
■ スケールアップ・商用展開に向けた検討
・パイロットから商業プラントへのスケールアップに向けた構想検討・計画立案
■ 顧客への導入提案
・SAF製造技術の顧客(プラントオーナー)への導入に向けた技術提案・計画立案
※専門性や適性、会社ニーズなどを踏まえ、会社が定める業務への配置転換を命じる場合があります。
【魅力・やりがい】
・SAFの技術開発から実証・社会実装まで一貫して関われる
・自由度の高い環境で、ゼロからプラント構想・設計に挑戦できる
・SAFの立ち上げフェーズに携わり、スケールアップや導入実務に貢献できる
・プラント領域の専門人材が限られる中、リーダーシップを発揮し主体的に推進できる
・航空業界の脱炭素に貢献する、社会的意義の高いプロジェクトに携われる
【職場環境・風土】
「買う喜び、売る喜び、創る喜びを世界に広げる」を基本理念に、Hondaでは数々の製品を創業から生みだし続けてきました。役員から現場社員まで、あらゆる人材が自由な発想で、夢や理想を徹底的に追求する風土が根付いており、学歴や年齢に関係なく誰もがフラットに活躍できる職場環境です。積極的に仕事に向き合い、推進する力のある従業員には、入社直後であっても大きな仕事が任されます。