三菱電機株式会社
●採用背景
国際情勢の変化にともない、防衛装備品にもより高い性能が要求されてきています。高い性能を短時間に実現し所望のミッションを実現するには、高度な流体解析技術が必要となります。このため、航空機力学、空気力学の知識を有し、風洞試験やCFD(Computational Fluid Dynamics:数値流体力学)解析により、防製装備品の開発を下支えするエンジニアを募集します。入社し十分な経験を踏んでいただき、空力解析のSME(Subject Matter Expert:専門家)として活躍していただきます。
●業務の魅力
防衛装備品は国家の安全保障に直結する重要な要素です。自分の開発した装備品が地域の安定と平和を守るために役立っているという実感は非常に大きなやりがいを感じることができます。また、防衛装備品の設計・開発は高度な技術力を要求されます。エンジニアとしては、自身の技術力を向上させるために日々学び続ける必要があります。その過程で成長を実感し、自身のキャリア形成が出来ます。
●業務内容
風洞試験やCFDを用いた空気力学特性の解析、および空力力学の知見を活かした誘導制御設計支援
会社の定める業務(※)
(※)業務の都合によっては会社外の職務に従事するため出向又は転属を命じることがあります。
具体的には、以下の業務をご担当いただきます。
飛しょう体に関わる空力設計業務を担当いただきます。製品に求められる要求性能を満足するための空力特性を持つ飛しょう体外形状を設計検討いただきます。この検討のために、風洞設備を用いた試験の計画、データ取得、解析、及びCFD(Computational Fluid Dynamics:数値流体力学)による設計解析を実施いただきます。
●防衛技術部 技術第六課について
当課は、鎌倉製作所において防衛装備品(飛しょう体・戦闘機・護衛艦・戦闘車両・ドローン等)の空力・誘導・制御・航法系のサブシステム設計を専門に担当しています。また、システム設計支援も行い、他の部門やプロジェクトチームと協力して、効果的なシステムの開発や改善を支援しています。さらに、新事業の創出にも積極的に取り組んでおり、新たな技術の開発・提案も行っています。
●使用言語、環境、ツール、資格等
CFD解析等に必要な計算機スキル(C言語、Fortran、Matlab等)
●優位性
当社は、防衛装備庁などのお客様より大規模システムを直接受注できる限られたメーカの一つです。お客様へのシステム提案や、契約後は大規模なシステムの設計に携わることが出来るため、システム全体を見渡せるポジションで業務ができます。また、サブシステム設計に携わることも可能ですので、ご自身の目標や計画にあったキャリア形成が可能です。
●職場環境
・残業時間 ~35時間/月
・転勤頻度 ほぼなし
・リモートワーク可能
●キャリアステップイメージ
入社後1年~2年は課員のフォロワー的立ち位置で、関係部門およびベンダーとの仕様調整、手配業務をメインとして担当いただく。
その後は、OJTや社内講座、技術伝承を通じて制御技術力を深化していただき、プロジェクトの推進メンバーとして課内での中核・管理的ポジションを担っていただく予定。
鎌倉製作所は、1962年に関東における最先端のエレクトロニクス開発・生産の拠点として操業を開始しました。
そして1976年、日本初※1の電離層観測衛星の打ち上げに成功し、宇宙開発のリーディングメーカーとしての礎を築きます。
その後、現在まで40年以上、気象観測・通信・測位衛星・宇宙機の開発と運用成功など、国内外を問わず様々な分野の人工衛星や、その搭載機器の開発・製造を手がけております。