株式会社本田技術研究所
【募集の背景】
Hondaは、2050年までに、すべての製品および企業活動を通じてカーボンニュートラルを実現することを目指し、二輪・四輪・パワープロダクツ・航空機・船外機など、あらゆるモビリティ製品の電動化に取り組んでいます。
四輪領域では、2030年までにグローバルで30機種のEVを展開し、年間200万台超の生産体制構築を計画しています。
中でも本田技術研究所では、次世代バッテリー(全固体電池・半固体電池など)やリチウムイオンバッテリー、バッテリーパックの研究開発を、車載用途にとどまらず多様なモビリティへの応用を見据えて推進しており、先行・先進開発を担う組織としての役割を果たしています。
モビリティの未来を支える革新的な電動パワーユニットの実現に向けて、私たちと共に新たな価値を創出していきませんか。
【具体的には】
■バッテリーパック、リチウムイオンバッテリー および 次世代バッテリー(全固体電池、半固体電池、リチウム金属二次電池など)に関する以下の業務:
※ご経験・スキル・志向に応じて、詳細な業務内容を決定します。
● バッテリーセルの試作・工程検討
電極形成〜セル組立までの試作(ラボ/パイロットラインでの製作)
電極塗工、巻回・積層、封止など各工程の条件検討
サンプル作製プロセスの標準化・工程管理
パイロットラインにおけるQC/QA業務(良品条件、歩留まり検討 等)
製造工程における条件最適化および統計解析を通じた工程改善
● 性能評価・信頼性検証
セル/モジュール単位での性能・耐久性・構造安全性の検証
(例:充放電試験、抵抗測定、釘刺し、衝撃、熱暴走試験 など)
評価手法や測定条件の標準化
試験データの収集・統計処理・因果分析による性能評価モデルの構築
耐久性・信頼性指標の構築と長期データの分析
外部機関・法規適合の視点からの技術対応
● 部材品質保証技術の開発
電池の主要構成部材(アノード・カソード・セパレータ・固体電解質・外装材等)に関する品質保証技術の検討
各部材の受入・組立時特性に関する評価技術の確立
不具合未然防止・分析技術の体系化
品質トレンドの可視化・異常検知アルゴリズムの導入と活用
【使用ツール・設備】
充放電装置、各種計測機器、振動試験機、温度チャンバー など
物性評価装置:SEM、EDAX、EPMA、X線CT など
CATIA、AutoCAD、Labview、Ansys、VBA など
1D/3Dシミュレーション(GT-Suite、Amesim、Abaqus など)
データ分析ツール:Excel(統計関数)、Minitab、JMP、Python(Pandas、SciPy等)、R、Tableau など
「買う喜び、売る喜び、創る喜びを世界に広げる」を基本理念に、Hondaでは数々の製品を創業から生みだし続けてきました。役員から新入社員まで、あらゆる人材が自由な発想で、夢や理想を徹底的に追求する風土が根付いており、学歴や年齢に関係なく誰もがフラットに活躍できる職場環境です。積極的に仕事に向き合い、推進する力のある従業員には、入社直後であっても大きな仕事が任されます。「こんなクルマが作りたい!」と自ら手を挙げてプロジェクトを立ち上げるような気概を持った方に、是非仲間に入っていただきたいと思います。