三菱電機株式会社
三菱電機モビリティ株式会社は、2024年4月1日に三菱電機株式会社の自動車機器部門が分社・独立して発足し、三菱電機グループの自動車機器事業を担う事業会社として新たなスタートを切りました。
100年に1度と言われる自動車産業の構造転換を成長のチャンスととらえ、これまで培った技術力・ものづくり資産を深化・革新し続け、事業を通じて豊かなモビリティ社会の実現に貢献していきます。
(新会社出向中の賃金、福利厚生等の処遇は三菱電機基準、今回の分社化を理由にした勤務地変更なし)
※詳細は、「23年4月24日ニュースリリース『自動車機器事業の構造改革について』」を参照願います。
https://www.mitsubishielectric.co.jp/news/2023/0424.pdf
●採用背景
当社は、自動車業界が転換期を迎える中、CASE(Connected、Autonomous、Shared & Services、Electric)を事業戦略の柱と位置づけています。その中でデジタルキーやスマートエントリーは、モビリティの利便性とセキュリティを高める重要な技術です。スマートフォンを車の鍵として活用する新しい体験や、シェアリングを見据えたサービスの拡大、高度なセキュリティの実現には、従来以上に高いシステム設計力とソフトウェア開発力が不可欠です。上流設計から量産まで幅広く関わりながら、自らの成長とともに当社の技術基盤をさらに進化させていただける方をお迎えしたいと考えています。
●組織のミッション
(1)統合制御機器製造部
「高度運転支援システム(ADAS)、セントラルゲートウェイ、ボディー、スマートエントリ」等の車両統合制御機器の事業戦略、事業計画、製品開発、顧客サポート等の事業推進
(2)統合制御機器設計三課
「車載デジタルキー、スマートエントリ」のシステム・ソフトウエア設計、開発、量産化、解析/検証、顧客サポート
●業務内容
スマートエントリーシステムやデジタルキー製品におけるシステム・ソフトウェア開発の上流設計業務をご担当いただきます。 通信・制御・セキュリティ技術を統合し、ECU実装を見据えた仕様設計から検証・レビューまでを一貫して担っていただきます。また、社内外のステークホルダーと協働し、先行開発から量産化に向けた開発を推進していただくポジションです。
≪具体的には≫
① 業界標準規格やお客様(カーメーカ)の要求仕様に基づく機能要件整理、システム要件分析
② 製品に実装する新たな付加価値機能の企画・検討
③ セキュリティ要件定義(暗号化・認証・アクセス制御等)
④ 制御ユニットの制御仕様設計、システムアーキテクチャ設計
⑤ 社内外ステークホルダー(研究所、他部門、スマホメーカー、ソフトウェアサプライヤ等)との仕様協議・開発進捗/スケジュール調整
⑥ 量産移行を見据えた検証、設計レビュー、品質評価
※変更の範囲
会社の定める業務※
※業務の都合によっては会社外の職務に従事するため出向又は転属を命じることがある
●使用言語、環境、ツール、資格等
使用言語:UML、C言語、C++言語、Python
使用ツール:Microsoft OFFICE、VISIO、Enterprise Architect、CANoe、CANalyzer等
●業務の魅力
・自分の設計した技術が自動車に搭載され、世の中に広く届けられる達成感
・研究所と協力しながら最先端技術(制御アルゴリズムやアンテナなど)や高い課題に挑み、スキルと知識を大きく伸ばせる環境
・開発プロセスの上流から量産まで一貫して携わり、ものづくりの全体像を体得できる経験
・高性能で利便性の高い製品を生み出し、社会の生活の質向上に貢献できる意義
●事業/製品の強み
三菱電機モビリティは、多様な技術を結集した開発力と国際規格に基づく品質対応力を強みに、自動車メーカーとの長年の信頼を築いてきました。その信頼を背景に、先行開発から量産までを推進するポジションを確立しています。現在は、デジタルキーシステムで必須となるUWB通信を活用した高精度な測位技術の確立と更なる高精度化に取り組むとともに、総合電機メーカーとしての強みを生かし、研究所や他事業所と連携して多様なニーズへの対応やサービスの向上を目指しています。
●職場環境
①出張:有 (頻度:1回/3か月、期間:1-2日程度)
②転勤可能性と想定移動先:有、関連他事業所(三田製作所 三田地区 等)。ただし入社後、当面は姫路勤務前提。
③リモートワーク:可 (週1~3日程度利用可能/個人による)
④中途社員の割合:約7%(主務職のみ)
●想定される時間外時間
年間平均:約25~35時間/月
繁忙期:約45~55時間/月
●キャリアステップイメージ
・入社後:システム開発担当者/サブリーダー
・中期:後継プロジェクトのサブチームリーダー、チームリーダーとしてメンバーを牽引
・将来:本人の適性に応じて、管理職や経営層として組織を率いるキャリア、または技術スペシャリストとして分野をリードし、将来の技術開発を牽引するキャリアを歩むことが可能