トヨタ自動車株式会社
特色:先端技術の粋を集めるコネクティッドカーの進化は、クルマ・エッジ・クラウドをつなぐ通信基盤に支えられています。モビリティ・サービスの根幹を成すクルマ通信の未来を、私たちと一緒に創造しませんか。
【概要】
通信ネットワークグループは、コネクティッドカー向け次世代通信アーキテクチャの研究開発をミッションとしています。クルマ・エッジ・クラウドをつなぐ通信ネットワークの技術進化を目指し、以下の取り組みを推進いただきます。
A) コネクティッドカーを対象とした通信ユースケースの整理、技術要件の洗い出し、ならびに技術課題の特定
B) 上記の課題に対する潜在的なソリューションの調査
C) ベストプラクティスの仮説立案
D) 原理試作 (PoC) を通じた、実現性・実用性の検証
E) 上記の活動における知的財産の確保
F) 研究成果の社内外への訴求と、商用化に向けた課題抽出・課題解決・業務推進
G) 次世代通信基盤 検証環境の構築・管理
H) 国内外の協業パートナーとの連携におけるプロジェクトマネジメント
担当技術領域: セルラー通信 (4G / 5G / 6G)、Wi-Fi 通信、衛星通信、マルチパス・コグニティブ通信、エッジコンピューティングなど
■本求人の想定役割:メンバー・チームリーダー・マネージャー
【配属先部署情報】
5G / 6G セルラー通信・Wi-Fiから、衛星通信・車車間通信に至るまで、クルマの通信に関わる幅広い技術分野の専門家が集まっています。グループメンバの半数が博士号を保有しているほか、通信業界で経験と実績を積んだ腕利きのエンジニア集団を擁し、先端研究と先行開発の両方を、高いレベルで実践しています。また、3GPP / IEEE / Wi-Fi Alliance 等の標準化会合に当グループのメンバが継続的に参加し、コネクティッドカー向けのユースケース・技術要件・ソリューションの規格提案を推進しています。さらには、社内で製品・サービスを企画・開発する部門とも密に連携し、コネクティッドカー向け次世代通信サービスへの成果適用にも力を入れています。グループメンバーの大半がキャリア入社であり、各々が前職で培ったスキルとノウハウを持ち寄って、クルマ通信の進化を先取りするための技術開発にチームで取り組んでいます。
【配属先部署のミッションと今後の方向性】
次世代のクルマに求められる通信サービスを見定め、それに求められる通信技術を時流に先んじて確立することで、モビリティの進化を後押しすることが、私たちのミッションです。
「通信」は、相手がいないと成り立ちません。したがって、クルマ通信の研究開発においては、グローバルに開かれた共創が本質的に重要だと、私たちは考えています。「オープンイノベーション」を標榜し、以下の取り組みを加速させていきます。
* 大学・研究機関・通信業界各社との開かれた連携を通じ、クルマ通信分野の先端研究・PoC検証・知財創出をリード
* 自動車ユースケースに向けた通信の課題・要件・解決策を標準規格へインプット
* Automotive Edge Computing Consortium (AECC) をはじめとする業界団体の運営とコミュニティを通じたオープンな共創
* 研究開発成果の商用化に向けた企画立案・課題抽出・課題解決
【職場イメージ】
トヨタ大手町 https://www.toyota-tokyo.tech/index.html
【やりがい】
自動車業界は、100年に一度の変革期の真っただ中にあります。安全安心なモビリティ・サービスを、いち早くお客様へお届けするため、クルマ・インフラ・人をつなぐ通信技術への期待は、日に日に高まっています。また、次世代通信規格の策定に向けた標準化の現場においても、自動車向けのユースケースは、しばしば主要なテーマとして活発に議論されています。このように、クルマ通信の進化に向けた大きなムーブメントが、現在進行形で巻き起こっています。トヨタ自動車の通信R&D部門は、こうした勢いと熱量を肌で感じられる、まさに進化の最前線です。大きな使命とやりがいを感じながら、日々の仕事に取り組んでいます。
自分自身のアイデアを新たな研究開発テーマとして立ち上げる、PoC システムを作って検証する、また、その成果を学会や業界コンソーシアムで発信するといった自発的なチャレンジを、組織として推奨しており、主体性を持って、伸び伸びと技術開発に取り組みたい方にはぴったりな職場環境です。