日立グループ
【職務内容】
最先端の医療現場を支える「検体検査自動化システム」の開発に携わっていただきます。
本ポジションでは、病院や検査センターで行われる血液検査などの検体検査業務を自動化するシステムの開発を担当。
顧客のニーズを的確に捉えた要件定義から、システム設計、機能開発、納品後のフォローまで、
幅広い工程に関わることができます。
【具体的な業務内容】
下記、大きく4つの業務内容にわかれます。
①検体検査自動化システム開発
②上記個別受注品システム設計
③フロント設計対応(顧客要件定義/コンサル)
④納入製品フォロー
今回ご採用する方には以下の業務を段階的にご担当いただく予定です。
個別受注品のシステム設計(メインフェーズ)
まずは既存の開発案件に参画し、顧客ごとの要望に応じたシステム設計を担当。複数のモジュールを組み合わせて、最適な検査処理フローを構築します。半年程度で納品まで一貫して携わることが可能です。
フロント設計(将来的なステップアップ)
顧客との要件定義やコンサルティング業務にも徐々に関与いただきます。顧客の検査業務の課題をヒアリングし、最適なソリューションを提案する力を養っていただきます。
納入後のフォローアップ
導入後のシステム運用に関する問い合わせ対応や、改善提案なども行います。顧客との長期的な関係構築が可能です。
【開発するシステムの特徴】
業界トップクラスの処理性能:1時間あたり最大800検体を処理可能な高速・高精度な搬送ラインを搭載。
高い社会貢献性:人手に頼っていた医療現場の検査業務を自動化し、迅速な診断と医療従事者の負担軽減に貢献。
実際に医療現場で活躍:国内最大級の臨床検査センターにも導入されており、社会インフラとしてのやりがいを実感できます。
たとえば昼間の繁忙期と、夜間の緊急検査などを一台のシステムで24時間体制で動かしたいといった要望や、精度管理、患者検体の異常に対する対処など、検査技師の知識と経験をもとに手で行われてきた医療を、テクノロジーで支援しています。
【顧客との関わり方】
病院の検査業務にかかわる医療関係者のみならず、病院および検査システムのIT関係の企業や、体外診断薬メーカーおよび医療機関に対する商社卸などとも関わりながら業務を進めて頂きます
顧客との打ち合わせは、初期は訪問ベースでのヒアリングを行い、システム構成や運用環境を確認します。
その後はオンラインでのマイルストーン管理を中心に、開発を進行していきます。
顧客の声を直接反映したシステム開発が可能で、提案力・課題解決力を磨ける環境です。
【やりがい・魅力】
医療機器に興味がある方に最適:自分が関わったシステムが、実際の医療現場で使われているという実感が得られます。
社会貢献性の高い仕事:迅速な検査結果の提供により、患者の早期治療や命を救う一助となる仕事です。
顧客提案力が身につく:単なる開発だけでなく、顧客の課題に応じたソリューション提案を行うことで、コンサルティングスキルも磨けます。
●変更の範囲
会社の定める業務
【携わる事業・ビジネス・サービス・製品など】
当社は、血液検査の自動化システムの開発において、業界内でも常にリードし続けています。また、よりスピードが重視されるようになる中、当社は医療現場のニーズに応え、常に最新の技術を磨き、医療現場への貢献および発展に貢献しています。当社の最新の自動化システムは、高速でコンパクトな搬送ラインを持ち、1時間あたりの処理速度もが800検体の処理を可能とする業界トップクラスの性能を誇り、国内最大級の大型臨床検査センターへの納入が決まっています。
【担当装置例】
検体検査自動化システム : 日立ハイテク
https://www.hitachi-hightech.com/jp/ja/products/healthcare/diagnostics/clinical-analyzers/laboratory-test/
【日立ハイテクについて】
日立ハイテクは「知る力で、世界を、変えていく」の企業ビジョンのもと、私たちのコア技術「見る・測る・分析する」を基盤として、医用・バイオ分析装置、放射線治療・先端医療システム、半導体検査装置、半導体製造装置、先端産業や社会インフラのソリューション事業等、最先端分野でリーディングカンパニーとして事業を展開しています。医用分析装置を中核とするヘルスケア事業に関しては、2024年4月に日立製作所のヘルスケア事業を統合し、日立グループ全体のヘルスケア事業を日立ハイテクに集約しました。日立製作所の執行役社長兼CEOは、ヘルスケアやバイオテクノロジーなどのウェルビーイング領域を、デジタルとグリーンに次ぐ日立の三本目の柱にしたい、そして、それを牽引するのが日立ハイテクである、と語っています(週刊 東洋経済 2024/3/9 第7162号)
【会社紹介について】
参考情報:働き方やダイバーシティ推進、社員の声について
・数字でわかる!日立ハイテク
・ダイバーシティについて
・社員インタビュー
【配属先】
ヘルスケア統括本部 診断システム事業部 青梅診断製品本部 医用分析システム設計部署への配属となります。
医用分析システム設計部署には120名で今回配属されるシステム設計チームは約17名です。
【所属チームのバックグラウンド】
チームにはソフトウェア開発、電気・機械設計など多様なバックグラウンドを持つメンバーが在籍しています。
中途入社者も複数おり、前職での経験を活かしながら、入社後にキャッチアップして活躍している事例も多数あります。
20代~40代を中心に経験豊富なベテランエンジニアまで幅広く在籍していて、分からない点や相談もすぐできる職場です。他部署との交流も盛んで、中途入社の方でも馴染みやすく、気兼ねなく力を発揮いただけます。
【配属組織について【概要・ミッション)】
ヘルスケア事業統括本部 診断システム事業部 青梅診断製品本部 医用分析システム設計部への配属となります。
広範な事業領域を持つ日立にとって、ヘルスケアは成長が期待される重要な事業領域のひとつです。特に検体検査自動化システムでは業界をリードする技術を有し、国内最大級の臨床検査センターへのシステム導入実績もあり、着々と事業が拡大しています。また、海外の著名な検査センターへの導入などの案件も増えています。装置のシステム設計を通じて、すべての人々が健康で安心・安全に暮らせる生活の実現を共にめざす仲間をこの度募集いたします。
【ビジョン/ミッション】
「患者さんに笑顔を、医療従事者に輝きを」+「がんを恐れることのない社会の実現」
私たちの強みは、高度な研究、設計、モノづくりの技術に加えて、社内外の仲間と広く深く連携して、製品を纏め上げる組織力。
お客さまの求める価値を知り、技術と組織力で、それを超える価値を創っていきます。
【仕事の魅力】
医療分野で、製品要求も高くミスが許されないため責任も大きいです。その分、仕様通りに開発できたときの喜びは特に大きく、非常にやりがいのある職場環境です。
また、一連の開発・設計業務でのチームでの達成感を感じられるとともに、エンジニアとしてのさらなる成長を感じられる環境です。
また、仕様検討~出荷後のフォローまで携わるため、裁量の大きい業務に携わることができます。
あなたが設計する装置が病院や検査センターの業務にゆとりと広がりを生み、より多くの患者さんがより良質な医療を受けられるようになる、という社会貢献性の高い仕事です。
本ポジションでは、技術力をベースにしながらも、設計・提案・顧客対応・マネジメント・グローバル対応など、幅広いキャリアの可能性が広がっています。ご自身の志向や強みに応じて、以下のようなキャリアを描くことが可能です。
【1】設計・技術スペシャリストとしてのキャリア
システム設計の実務経験を積みながら、医療機器や検査システムに関する専門性を深める。
将来的には、技術的な中核人材やプロジェクトリーダーとして、複雑な案件や新規開発をリード。
設計に軸足を置きながら、より高度な技術領域(ソフトウェア、メカ、電気など)への展開も可能。
【2】マネジメント志向のキャリア
経験を積んだ後は、課長職などの管理職ポジションへの登用も視野に。
チームマネジメントや若手育成、部門間調整など、組織運営に関わる役割を担うことができます。
【3】営業技術・マーケティング志向のキャリア
顧客提案や要件定義など、営業技術的な要素に関心がある方は、マーケティング部門や営業支援部門へのキャリアチェンジもご相談可能。顧客ニーズを製品開発に反映させる橋渡し役としての活躍が期待されます。
【4】グローバル志向のキャリア
英語力を活かしたい方には、海外案件やグローバルチームへの参画も可能。
海外の医療機関やパートナー企業との連携を通じて、国際的な視野でのキャリア形成ができます。
設計・開発業務には一定の繁忙期があるものの、社員一人ひとりのライフスタイルを尊重し、柔軟な働き方が可能な職場環境が整っています。
【働き方の柔軟性】
在宅勤務と出社のハイブリッド勤務を導入しており、現在は約80%の社員が出社をベースに業務を行っています。
担当業務や装置納入のタイミングによってはフル出社が必要な期間もありますが、週1回程度の在宅勤務を確保している社員が多く、介護などの事情に応じて1週間単位での在宅勤務も柔軟に対応しています。
チーム内でのフォロー体制も整っており、何かあればすぐに相談・支援ができる環境です。
【職場の雰囲気】
年齢構成は20代~40代を中心に、ベテランエンジニアまで幅広く在籍しており、技術的な相談やフォローがしやすい環境です。
他部署との交流も活発で、中途入社者でもすぐに馴染める風土があります。
【業務負荷と繁忙期】
残業時間は月平均30時間程度ですが、納品タイミング(年末年始・GW・夏季休暇前)に向けては業務が集中し、残業が増加する傾向があります。
特に納品の2か月前から繁忙期に入ることが多く、その期間はチーム全体で協力しながら対応しています。
繁忙期以外の月は、残業を抑えた働き方を推進しており、メリハリのある勤務体制が整っています