トヨタ自動車株式会社
SDV(Software Defined Vehicle)とは、車両の機能や性能をソフトウェアによって定義・制御することで、走行性能やユーザー体験を柔軟に進化させられる次世代の車両です。
本業務では、パワートレーン領域においてSDVの考え方を取り入れ、ソフトウェアによる制御やカスタマイズを通じて新たな体験価値の創出を目指します。
その実現に向けて、UI/UXの検討や具現化技術の開発を行い、技術的課題の解決、必要な法規制への適合などを関係部署と連携して対応します。
・パワートレーン領域におけるSDV開発プロジェクトのマネジメント
・ユーザー体験を起点としたUI/UXの企画・設計
・試験環境を活用した仮説検証とアジャイル開発による迅速な試行錯誤
・関係部署との連携による車両への実装と企画への反映
・技術的・制度的課題の抽出と関係部署との調整・対応
■本求人の想定役割:チームリーダー
【職場イメージ】
機械・電子系技術者(ハードウエア、ソフトウエア)を中心に色々な技術者が集まっている部署です。約200名の部員が、各業務に分かれ、チーム内だけでなく、社内関係部署やサプライヤ様との活発な議論の下、クルマやモノに触れながら開発を推進しています。専攻に関わらず、誰もがプロフェッショナルになるための教育制度・メンター制も充実しています。
【ミッション】
クルマの基幹部品であるパワートレーンシステムを一括して企画・開発する部署として、すべてのトヨタ/レクサス車のパワートレーンシステムを高い技術と品質で支えています。パワートレーンの進化だけでなく、様々な車載システムと連携し、高度な協調制御、統合マネージメント等を実施しています。モビリティカンパニーへの変革を社会システムとの融合に貢献する技術開発で推進しています。
【やりがい】
当部は、トヨタ全車種のパワートレーンシステム全体を企画・構築する部署です。各国法規、他社動向、車以外のトレンドを踏まえながら新しい商品を企画するため、常に“世界と戦っている”実感があります。世界トップクラスのハイブリッドシステム「THS」を開発し、累計2,000万台以上を販売してきた実績に加え、今後はBEVの拡大を通じて、より一層の社会貢献を実感できる環境です。さらに、パワートレーンの魅力を高めるべくSDV化にも着手。SDVは近年主流となりつつある考え方ですが、各社まだその価値を模索している段階です。その中で、トヨタならではの価値ある商品をいち早く世の中に届け、より多くの人に“移動の喜び”を提供することが、私たちの挑戦です。
トヨタ・レクサス車のパワートレーンシステムにおいて、ソフトとハードの両面から企画〜量産までを一貫して担っています。主要部品はすべて社内またはグループ内サプライヤと共同開発しており、高度な内製技術を有しています。モビリティカンパニーへの変革に向けた新商品開発では、外部の技術パートナーとも連携しながら、自ら開発をリードする体制です。誰でもアイデアを提案できる風土があり、分野を超えたプロフェッショナルの支援を受けながら、挑戦できる環境が整っています。
SDV時代の到来。パワートレーンをソフトウェアで進化させ、走りと体験価値を創出する挑戦的プロジェクトで、企画から実装までを牽引しませんか?