ENEOS株式会社
採用の背景
エネルギーの安定提供のためには製油所は今後も長期に運転をしていく必要があるため、製油所の安定、安全操業の維持・向上へ向けて、製油所プラントの維持管理、改善を担う、多方面での経験・スキルを有した即戦力となる人材を求めております。
また、石油精製業(製油所)において培われた設備管理に対するエンジニアリング力は、今後の新エネルギー事業の展開でも不可欠な技術となります。このような状況下において、人材育成が急務となっております。
職務内容
【具体的な業務内容】
製油所の安全安定操業の源にである設備の信頼性向上(≒トラブル削減)と競争力強化を担う業務です。
設備のリスクを適切に評価し、プラントの信頼性を高めることで、社会のエネルギー基盤を支えるやりがいのある仕事です。
現在、ENEOSには、国内に多数の製油所を有しており、オーナーズエンジニアとして自社のプラントを自分たちの手で守りながら、協力いただく多くの関係会社方々とともに、安全かつ的確に設備管理と現場管理を行う責任のある業務です。
入社後は各製油所の以下のグループへ配属となります。
※グループ構成は各製油所によって若干異なります
<設計>
・設備技術グループ ⇒設備全般の設計検討を行い、設備の新設および改造検討を担当頂きます。数千万円から数億円の改造案件の検討がメインですが、本社主導の数百億円の案件に製油所代表として加わって頂くこともございます。
<保全>
・ 設備保全グループ ⇒ 設備検査グループが立案した設備戦略を戦術に落とし込み、具体的な補修工事の計画と指示を担当頂きます。既存設備の保全メンテナンスノウハウを蓄積し、安全かつ確実に補修工事を実施できるように管理を行います。中規模製油所では約2,000基、大規模製油所では約8,000基の静機器やそれをつなぐ配管、また、最大11万キロ程度の容量を持つタンクなどが管理対象となります。
・ 機械保全グループ ⇒プラントの心臓の役割を果たすコンプレッサ、ブロワ、ポンプ等(≒回転機器)検査を実施し、寿命評価し、その評価に応じ、更新、改良(材質変更)の設備戦略(方針)の立案を担当いただきます。また、具体的な補修工事の計画、指示も担当いただきます。既存設備の保全メンテナンスノウハウを蓄積し、安全かつ確実に補修工事が実施できるよう、管理を行います。
業務規模としては、中規模製油所でも約1,000基、大規模製油所で約6,000基回転機(発電タービン、コンプレッサー、ポンプ 等)が管理対象です。例として、発電タービンは30MW級、最大300MW級のタービンを取り扱います。
製油所には、広大な敷地と多種多様な設備を有し、それらを全て細部にわたり、設備管理を行っています。設備では、石油という危険物を扱っているため、設備の寿命評価は、高い確実性、そして網羅性が求められます。
そして、その設備管理業務には、ENEOS社の社員のみならず、多くの協力会社にも支えられており、先端で働く全員の安全管理もENEOS社社員の責務です。
オーナーエンジニアとして、広くかつ深いスキルを蓄え、自らの設備を自らの手で管理していただくことができます。