株式会社本田技術研究所
【募集の背景】
10年後も20年後もその先も、より多くの人々に「喜び」を提供するために、Hondaは日々進化を続けています。
自動運転や電動化、知能化の進展に伴い、車載電子デバイスや半導体技術はモビリティの価値を左右する重要分野となっています。
Hondaでは、「生産技術の力」で製品の魅力と競争力を高めるべく、将来の車載半導体に必要となる要素技術・工程技術の確立を進めており、露光・成膜・Etchingなど微細化チップの主要工程に関する新しい原理や装置構造・プロセス技術の研究を検討中です。
本募集では、こうした先行研究(ARフェーズ)において、技術課題の抽出から原理検証・装置コア技術の実証・知財化までを担い、次世代モビリティを支えるプロセス技術の共創を期待しています。
【具体的には】
・国内外の学会・展示会・論文を通じた先端技術リサーチ・仮説立案
・露光/成膜/Etchingなどの工程における要素技術・装置構造・プロセス原理の検討・実証
・外部研究機関と連携した共同研究テーマの推進、並びに着想技術の原理実証
・特許出願・知財化活動(研究成果の知財化・社内外への発信)
※専門性や適性、会社ニーズなどを踏まえ、会社が定める業務への配置転換を命じる場合があります。
【業務の進め方・期待する役割】
Hondaでは、単にプロセスを最適化するだけでなく、業界の技術展望を予測し、将来コア技術を独自の着想で具現化していくことを重視しています。
理論検討からPOC(Proof of Concept)実証、知財化までを一貫して担当し、研究成果をHondaの技術網として体系化・共有していきます。
また、開発に成功した技術は、事業化の可能性を戦略的視点で検討し、技術リサーチ・目標設定・理論証明・POC実証・事業化検討までをステップアップしながら担っていただきます。
【キャリアパス(想定)】
テーマ担当 → Projectリーダー → Grリーダー → マネジメント職
入社後は先端技術開発テーマの一員として、研究の立ち上げや実証を経験し、将来的にはプロジェクト全体をリードする立場として成長いただくことを想定しています。
【開発ツール】
磁場解析ソフト、プラズマ解析ソフト、半導体プロセス装置(Etching/CVD/露光等) ほか
【魅力・やりがい】
・まだ世の中に存在しない装置・プロセス原理を探る研究テーマに携われます
・自ら仮説を提唱し、検証を進められる自由度の大きい環境です
・理論的な発想と実験的検証を行き来しながら、成果を特許(論文)として公開します。
・材料・装置・プロセス(デバイス)を横断した先端テーマに挑めます