三菱電機株式会社
●採用背景
昨今、宇宙は通信・測位・地球観測といった社会インフラの役割に加え、安全保障や月・深宇宙利用といった国家戦略の中核分野として、その重要性を一層高めています。その中で、通信システムやレーダシステムの機器開発は、事業競争力を根幹から支える中核技術の一つです。当部署は、この技術基盤をさらに強化し、次世代の宇宙事業を担う機器開発に取り組んでいます。その中核を担い、高度化する宇宙ミッションに応える機器開発に、共に挑戦していただけるエンジニアを募集しています。
●業務内容
人工衛星や宇宙機に搭載される通信・レーダ機器の電気設計業務を担当していただきます。上位システムとの仕様調整から設計、検証・評価、ならびに製造・試験・運用段階における技術対応まで、設計部門として一貫して関与する業務です。
具体的には、
宇宙用の変復調装置やレーダ信号処理機器、SAR用送受信機等を対象に、RF回路およびデジタル回路設計を中心とした業務に携わります。開発は、上位システム部門と機器仕様の調整、機械設計部門や部品信頼性部門と共に要求整理を行う等、客先含む関係部署と連携しながら設計部門として電気設計を主導します。具体的には、数十GHz帯のRFフロンドエンドや高速ADC/DACを用いたRF設計、PCA設計、FPGAやSoCを用いた信号処理や論理回路設計を担当します(*1)。特に信号処理は、機器の機能・性能を司る範囲であり、重点技術として掲げています。これら業務により設計から運用まで関与し、自らの設計が宇宙で扱われ、価値を発揮していることを実感出来ます。
(*1)RF設計、デジタル設計、論理設計の何れかの専門性は必須とし、他技術範囲とインタフェース出来る能力が求められる。
会社の定める業務(※)
(※)業務の都合によっては会社外の職務に従事するため出向又は転属を命じることがあります。
●使用ツール
【信号処理】Matlab Simulink、python、C言語 【高周波設計】ADS(Advanced Design System)、Ansys HFSS
【システム設計】SystemVue 【論理設計】VerilogHDL、VHDL等 【資格】一陸技(第一級陸上無線技術士)等
●組織ミッション
●本部・事業部
(鎌倉製作所)防衛・宇宙・社会インフラの各製品を開発製造
●衛星機器第一部
電気系衛星搭載機器に係る開発管理・開発・軌道上維持管理・納入後対応、外販機器の事業推進、並びに部品調達・信頼性に関する事項
●技術第一課
人工衛星・宇宙機に搭載する通信サブシステム機器及びレーダサブシステム機器の管理・電気的な開発・軌道上維持管理・納入後対応、及び標準設計の維持管理
(目指す姿)
市場の勝ち筋を捉え、戦略性と競争力を兼ね備えた機器を創出する。
●業務のやりがい、魅力、優位性
・人工衛星や宇宙機の開発を通じて、安全保障や防災、社会インフラ等、社会に直接貢献出来る点が本業務の大きなやりがいです。
・高い専門性を持つ社内外の技術者と連携しながら設計を進めることで、技術的な刺激を受け、自身のスキルを高めることが出来ます。
・国家規模のスケールを持つ宇宙開発に携わり、自らの設計が長期にわたり運用される機器として形になる経験が得られます。
・当社はこれまで、ひまわり、こうのとり、みちびき、だいち、SLIM等、多様な分野の衛星・宇宙機に搭載される機器を開発してきました。当部署は、当社が手掛けるほぼ全ての衛星開発に参画しており、幅広いミッションを通じて蓄積された知識とノウハウを有しています。これらの経験を活かしながら、次世代の衛星・宇宙機開発に挑戦出来る環境があります。
・日本の宇宙開発や安全保障に貢献する技術を、自らの手で支えていく実感を得られる仕事です。
当部署は、世界に通用する高い技術力を有し、国際競争の中でも勝ち得る宇宙機器開発を担っています。その象徴として、2024年12月には、だいち4号において、地球周回衛星から地上局への通信速度で世界最速を達成し、ギネス記録を取得しました。この記録を支えるキー技術であるKaバンド高速変調器は当部署が開発した製品です。
●職場環境
残業時間 :月平均30時間/繁忙期45時間
転勤頻度:基本的に無し
在宅勤務:可能
●キャリアパス
入社後数年は担当者として実務経験を積んで頂き、自身の経験とスキルの習得状況に応じて若手社員への指導なども担って頂きたいです。その後は、指導的役割・能力に応じてグループリーダ(課長代行)への昇格があります。また、グループリーダーへの昇格以外に鎌倉内の他部門、他製作所や本社への異動の可能性もあります。部門内外でキャリアを積んで頂き、将来的には課長(管理職)、もしくは専門技術を持った指導的立場として経営の中核的役割を担える人材として期待しています。
鎌倉製作所は、1962年に関東における最先端のエレクトロニクス開発・生産の拠点として操業を開始しました。
そして1976年、日本初※1の電離層観測衛星の打ち上げに成功し、宇宙開発のリーディングメーカーとしての礎を築きます。
その後、現在まで40年以上、気象観測・通信・測位衛星・宇宙機の開発と運用成功など、国内外を問わず様々な分野の人工衛星や、その搭載機器の開発・製造を手がけております。