株式会社日立製作所
【配属組織について(概要・ミッション)】
原子力発電は、発電時にCO2を排出しない電源として、地球温暖化対策をはじめとする日立グループの環境への取り組みを支えています。日立GEベルノバニュークリアエナジー株式会社は、原子力発電事業を将来にわたって支えていく取組みの一つとして、国内原子力施設の廃止措置という重要な分野に携わっています。
原子力施設の廃止措置は、安全性を最優先に、長期的な視点で進められる大規模なプロジェクトです。現場ごとに異なる条件や制約の中で、設備の設計から工事の進め方までを総合的に検討し、状況に応じた柔軟な対応が求められます。
福島エンジニアリング設計グループでは、福島第一原子力発電所をはじめ、廃炉が決定した国内原子力発電所を対象に、廃止措置に必要となる機器や設備の設計・検討を行っています。さらに、設計した技術を実際の現場でどのように活用するかを考え、工事計画の立案までを含めて取り組んでいることが特長です。加えて近年では、現場作業者の安全性向上や負担軽減などを目指して、DX(デジタル技術の活用)を積極的に進めています。
業務を通じて、設計・計画・現場対応といった幅広い工程に関わることで、技術者としての経験を深めながら、社会的に意義のある仕事に携わることができます。原子力分野以外の経験者でも、自らの専門や経験を活かして、バイタリティをもって新しいフィールドで挑戦したいと考える方が活躍できる環境です。
【携わる事業・ビジネス・サービス・製品など】
■原子力施設の廃止措置
・日立GEベルノバニュークリアエナジー(株)の福島復興への取組み
https://www.hitachi-hgne.co.jp/activities/fukushima/index.html
・日立の人:「福島の復興に貢献したい」福島第一原発の廃炉に立ち向かう若き技師
https://social-innovation.hitachi/ja-jp/article/people-fukushima/
【募集背景】
国のエネルギー政策においては、原子力を長期的に活用していくための前提として、廃炉を円滑かつ着実に進めていくことが重要な課題とされています。
こうした状況の中、日立GEベルノバニュークリアエナジー株式会社は、原子炉メーカとしての立場から、福島第一原子力発電所をはじめとする原子力施設の安全で合理的な廃止措置に継続して貢献していくことを重要な使命と考えています。その実現に向けて、廃止措置に必要となる機器や設備、工法の開発・設計に関わるエンジニアリング力を一層強化していく必要があります。
そこで本募集では、これまでの分野や業界にとらわれず、さまざまな技術的知見や経験を活かしながら、廃止措置事業を支える技術開発・設計に携わっていただけるエンジニアを幅広く募集します。
【職務概要】
原子力施設の廃止措置に必要となる各種機器・設備の開発および設計業務を担当いただきます。あわせて、設計した機器・設備を実際の現地工事へ適用する際の計画立案や、現地での技術支援にも携わっていただきます。
本ポジションでは、国の廃炉政策の調査から、現場ニーズに基づいた顧客提案、開発・設計、機能確認、現地適用まで、一連のプロセスに関わることができます。実際に使われる技術として形にしていく経験を通じて、幅広い技術力と実務経験を積むことができる点が特長です。
■担当業務
①廃炉が決定した原子力発電所における廃止措置関連業務
②福島第一原子力発電所における廃止措置関連業務
【職務詳細】
■機器・設備の開発・設計業務
・過去の調査データや現場調査による環境条件の整理
・顧客や関係者と協調しての機器・設備や工法の概念設計
・大学や研究施設と連携した要素技術開発
・国内外の専門メーカと協働での機器・設備の詳細設計
■開発・設計した機器・設備を適用するための工法計画
・実規模大での検証試験や作業トレーニング計画
・現場作業チームと連携しての作業手順計画
・現地工事における設計者としての作業支援
【ポジションの魅力・やりがい・キャリアパス】
原子力施設の廃止措置は、プラントの建設から運転・保守を経て迎えるライフサイクルの最終段階にあたる重要なフェーズです。放射性廃棄物を安全に取り扱い、確実に廃止措置を完遂することは、原子力事業に対する社会的な信頼を高めるとともに、原子力事業の持続的な発展にも大きく貢献する取組みです。
■ポジションの魅力・やりがい
担当職務①
廃炉が決定した商業炉は、2026年4月時点で国内に18基あり、これらの円滑かつ着実な廃止措置は、将来的な新型炉への建て替えも見据えた国の原子力政策において重要な役割を担っています。
現在、原子力発電所の中でも特に放射線環境が厳しい原子炉圧力容器や炉内構造物について、国内では初となる解体・撤去が計画されています。
廃止措置分野では海外の実績や技術が先行している側面もあり、海外技術を日本の環境や条件に適用するための設計業務や現地工事に携わることで、原子力技術者として幅広い知識と実務経験を得ることができます。これまで培ってきた専門性を活かしながら、海外メーカや社内外の関係者と連携し、課題解決に粘り強く取り組める点が本職務の魅力です。
担当職務②
福島第一原子力発電所の廃止措置を完遂することは、原子力事故の影響を受けた福島の復興に大きく貢献するとともに、原子力発電事業に携わる技術者にとって極めて意義の大きな取組みです。
本事業では、前例のない課題に対応するための新たな技術開発や工法検討に挑戦する機会が数多くあり、技術者としての成長を実感できる環境があります。これまでの経験を活かしながら、誰も経験したことのない課題に対してチャレンジ精神を持って取り組み、社内外の多様な関係者と連携しつつ、最後までやり遂げる意志を持った方の参画を期待しています。
■キャリアパス
廃炉が決定した原子力発電所および福島第一原子力発電所のいずれの業務においても、まずはベテラン技術者とともにチームの中核メンバーとして実務を担当していただきます。実務を通じて数年の経験を積んだ後は、担当分野における技術・人材の取りまとめ役として活躍いただき、将来的には廃止措置事業全体をリードする立場を担っていただくことを期待しています。
【働く環境】
■組織について
配属予定の組織には、20代から60代まで幅広い年齢層のメンバーが在籍しており、約70名で構成されています。各担当業務は通常3~4名程度のチームで進めており、年齢や経験に関わらず意見交換しやすい環境です。ベテランから若手までが連携しながら業務に取り組んでいます。
■組織メンバーについて
組織には、新しい技術や未経験の分野にも前向きに挑戦するチャレンジ精神を持った技術者が多く在籍しています。
また、福島第一原子力発電所の廃止措置を通じた福島復興への貢献や、廃炉が決定した原子力発電所の安全かつ円滑な解体を通じた日本のエネルギー政策への貢献といった社会的意義に、使命感を持って業務に取り組むメンバーが多いことも特長です。
■働き方
働き方の面では、週1~2日程度の在宅勤務やフレックス勤務制度を活用する社員が多く、業務内容やライフスタイルに応じた柔軟な働き方が可能です。近年では、ほとんどの社員が育児休業制度を活用しており、長期的にキャリアを築きやすい環境づくりを進めています。
一方で、業務内容に応じて、協力メーカの工場での検証試験や、現地工事支援のために数週間から数か月程度の出張が発生する場合があります。設計だけでなく、現場で技術を活かす経験ができる点も本ポジションの特長の一つです。
※上記内容は、募集開始時点の内容であり、入社後必要に応じて変更となる場合がございます。予めご了承ください。