日立グループ
【業務内容】
ヘルスケア事業統括本部 治療システム事業部 粒子線治療製品本部 設計部にて、粒子線がん治療装置の心臓部である加速器システムが期待通りに機能し、効率的かつ安全に動作するためのシステム設計および技術支援(保守・障害解析)業務をご担当いただきます。
本ポジションは、加速器システムの設計業務に加え、国内外の粒子線治療施設に導入された装置の保守計画、障害解析、技術支援まで一貫して携わることが特徴です。
一般的な機器設計とは異なり、電気・高周波・真空・制御といった複数の要素技術を統合したシステム全体を対象に、設計から運用・改善まで幅広く関与いただきます。
また、設計部門の技術者として実際の運用現場や障害事例に触れながら業務を行うため、加速器システム全体への理解を深め、専門性を高めることができる環境です。設計と保守・障害解析の双方に携わることで、より実践的なシステムエンジニアリング能力を習得いただけます。
【具体的には】
■加速器システムの保守計画・障害解析・技術支援
国内外の粒子線治療施設に導入された加速器システムの保守計画策定
加速器システムにおける不具合・障害発生時の原因分析および対策立案
ログや計測データを用いた技術的な解析・評価
現地保守担当者への技術支援および改善提案
保守効率向上に向けた図書整備、ナレッジ蓄積、データベース化推進
国内外施設への出張による技術支援
※保守作業自体は現地保守担当が実施するため、本ポジションでは設計部門の立場から高度な技術判断や原因究明を担います。
■粒子線治療用加速器システムの設計業務
チームリーダーの指示に基づく加速器システム設計
ビーム調整手法の検討および設計反映
市場要求や既設装置の課題分析、改善提案
営業や顧客からの要望を踏まえたシステム仕様検討
加速器システム全体のレイアウト設計、制御方式の検討
設計部隊への要求仕様策定および技術要件展開
※本ポジションでは個別の機械設計や電気回路設計ではなく、システム全体を俯瞰した要求定義・仕様策定を担います。
■入社後の業務について
粒子線治療に関する知識は座学研修・OJTにて習得して頂きます。OJTにあたっては教育を担当するメンバーが同行し、現地へ赴きシステムに関する知識を深めて頂きます。適性・希望を考慮の上となりますが、最初は保守計画、障害(不具合)対応業務をメインで担って頂く予定です。これはシステム理解を深めるための重要なプロセスです。その後、簡単な設計業務も担当頂きながら、設計業務のウエイトを徐々に増やしていく予定です。電気・真空・制御といった幅広い知識を業務を通し吸収することができます。
【携わる事業・ビジネス・サービス・製品・担当エリアなど】
粒子線治療装置は放射線治療装置の一種であり、腫瘍へ集中的に粒子線ビームを照射して治療を行う事から正常細胞への影響が少なく、外科手術、化学療法に比べ治療に伴う痛みが殆どない患者への負担が小さいことを特徴とする治療装置です。粒子線治療装置・サービスの提供により、世の中のがん患者の負担を軽減、今後更に進む高齢化社会においてQoLを向上し、誰もが安心して暮らせる社会の実現に貢献します。設置状況につきましては、下記のHPもご参照ください。
設置状況:https://www.hitachi-hightech.com/jp/ja/products/healthcare/treatment/pbt/location.html
※ご担当頂くエリアについては国内を想定しておりますが、ご希望・適性に応じて海外拠点を担当頂くことも可能です。海外拠点とは英語でのコミュニケーションや、通訳を介してのコミュニケーション、もしくは日本語でのコミュニケーションとなります。
【配属先】
設計部は約60名で、その中で加速器システム設計者は約10名となり、比較的若手が多い状況です(20代2-3割、30代5-6割、40代・50代2-3割)
【採用背景】
日立ハイテクの粒子線治療装置は、さらなる事業拡大を目指し、施設の小型化やデジタル化を推進しています。また納入した施設数は国内外合わせて約40に上り、これら施設の保守効率化も重要です。本募集は、粒子線治療装置の心臓部となる、電磁石や高周波機器から成る加速器システム(概要は下記URL日立評論をご覧ください)の設計業務に関するものです。設計から保守まで加速器システムのライフサイクルに広く携わり、共に事業を発展させていく設計者を募集しています。
日立評論2009年2月号 :高精度陽子線がん治療を実現する シンクロトロン加速器技術https://www.hitachihyoron.com/jp/pdf/2009/02/2009_02_00_professional.pdf
【ビジョン/ミッション】
治療システム事業部は、「がんを恐れることのない社会」を目標とし、治療×診断×デジタルでヘルスケアの進化を加速することをビジョンとしています。その中で粒子線治療製品本部のミッションは、患者さんおよび顧客に安心・安全で負担の少ない粒子線治療を、高い技術と信頼性を維持しながら提供し、社会に安心を、会社に成長を、技術者に誇りをもたらすことです。設計部は粒子線治療装置のシステム設計、加速器/照射システム設計、照射/加速器機器設計を担っています。
【組織の強み/魅力】
・日立ハイテクの粒子線治療事業は世界シェア2位を誇り、各国の医療従事者であるお客様と共にがん患者のQOL向上に貢献することができます。また本装置を導入する病院は各国を代表する基幹病院が主で、常に新しい技術が求められる市場です。そのため設計・運転保守の高度化やデジタル技術導入を通して社会イノベーションに挑戦できます。
・扱う製品は一品一葉のカスタマイズ性の高い製品となりますので、多くの新しい技術に触れながら業務ができます。
・設計者が装置の運用・改善にも関与することで、机上設計にとどまらない実践的なエンジニアリング経験を積むことができます。
【キャリアパス】
加速器システム設計者のキャリアパスとしては、当該業務のプロフェッショナルとして事業に貢献していく形、粒子線治療装置全体のシステム設計者として領域を広げる形、事業マネジメントを担う形など様々な例があります。適性・希望次第で設計側(実設計)へのキャリア可能性もございます。
【働き方】
・在宅勤務、ロケーションフリーでの勤務が可能です(在宅メイン・出社ベースいずれのスタイルで業務しているメンバーもおります)
ただし業務を遂行する上での知識を習得するまでは、必要な頻度で設計事務所に出社していただく可能性があります。
■その他
<出張/駐在に関して>
日本国内を中心に、定期点検の立会いなどを目的とした休日出張が月1回程度/数日程度(トラブル内容による)ある予定です。
【業務内容変更の範囲】