━━ バングラデシュでは、どのような仕事をされていたのでしょうか。
大学で情報通信技術を専攻し、卒業後から一貫してJavaテクノロジーのキャリアを積んできました。日本へ来る直前は、国内大手のIT企業で5人のメンバーをマネジメント。そこでは、Java EEのエキスパートとしてモジュール開発に携わり、各国で同期がとれるようグローバルスタンダードに基づいた設計を行っていました。Androidアプリ開発や多層アーキテクチャの開発経験もあり、自分のスキルが海外で通用する自信がついたタイミングで海外での就業機会を探すことにしました。
━━ 若手かつ高いスキルを持っているので、他方面からお声かけがあったと思いますが、なぜ日本を選んだのでしょうか。
英語力を活かして欧米での就業も考えましたが、ずっと日本に対して文化的な魅力を持っていたこと、また安定的に長期でキャリア形成していくには日本が一番良いと判断し、日本での就業を決意しました。
旗デザインが示すようにバングラデシュ人は同じアジアの日本に対して特別な思いを持っている人が多いです。
━━ 実際、日本で働いてみていかがですか。
事前にリサーチをしていたので、思った通りの国でした。職場環境には満足していますし、同僚とお互いに助け合いながら、自身のスキルを発揮できていると思っています。私生活にも早期に順応できました。
日本人の方とも英語をベースに問題なくコミュニケーションできていますが、日本語の習得も楽しんでいます。