ダイキン工業株式会社
■同社では、自社空調機器・システムを核として、BACS(Building Automation Control System:ビル自動制御システム)の商品強化、データ活用による新価値創出をはかり、ソリューション事業の拡大を計画しております。
現状、自動制御システムは、設計者、及び試運転調整技術者により、設計、エンジ゙、工事、試運転調整といった業務が進められますが、多大な工数が必要となります。また、IoT技術の発展により、あらゆるものが繋がり、OT(運用技術)とIT(情報技術)の融合が進み、建物のさらなる価値高度化を実現する自動制御システムへの期待が大きくなることが予想されます。
今後は、設計、エンジ業務の省力化、自動化、またさらなる付加価値拡大のために、データを最大限に活用できるクラウド型システムをベースに、計装(BACS)商品、及び提供サービスの強化を図って参ります。
特に、グローバルで最大の規模である北米空調市場や低温機器が設定される店舗やスーパーマーケット市場を中心に、自動制御システムの商品・商材およびサービスの企画/開発を事業部と協同で進めていきます。
具体的には以下のような形になります。
1.ローカル制御システム(集中管理制御システム)商品企画・開発
・制御の高度化 / 設計、エンジ作業の省力化機能、自動化システム
2.データ活用、クラウド対応BACSなど、サービスシステムの商品企画・開発
・性能検証、チューニングシステム(自動化など含む)、分析アプリケーション
これらの、商品企画、提案 及び (IT技術者と共同で) BACSシステム開発を行っていただきます。
■ポジション・立場:計装システム(BACS)開発および、周辺システム開発を進めていただきます。
■仕事のやりがい:
・同社はグローバルカンパニーで、北米、欧州、中国、日本、アセアン・オセアニア において、空調・低温事業を展開しております。
今回、開発する新システムは、全世界で展開され、当社にとって新たな市場獲得に繋がるため、大きな期待がかかっています。新商品、新サービスの発信、またそれによる新規市場の獲得など、大きなやりがいのある仕事です。
また、低温市場ではコールドチェーンでの市場獲得に向け大きなやりがいのある仕事です。
■TIC(テクノロジー・イノベーションセンター)について
大阪府摂津市の淀川製作所内に、2015年11月にオープンしたTICは、6階建て延床面積は約4万8000平方メートルを持ち、約700人の技術者が勤務。最新の研究開発設備を備えた施設です。
技術者が働くオフィス棟と、各種実験設備を完備した実験棟が、建物の左右に分かれており、オフィスワークをしながら、実験の必要性を感じたら、すぐに実験棟に移動して作業できるユニークな環境が作られています。
また「協創」の場として、大学や研究機関、異業種の企業との連携しやすい環境を作り上げているのも特徴で、オープンスペースを活用し、議論などが活発にされている。
協創イノベーションでは、モノづくりに留まらず、コトづくりの実現を目指しており、同社が持つ空調機器分野やフッ素化学分野の強みを生かしながら、協創による新たな価値創造に取り組んでいます。
【空調システム世界トップレベルシェアメーカー】
空調事業の売上高は2010年からキヤリア社を抜き世界第1位、またフッ素化学製品でもデュポン社に次いで世界第2位、換気事業やフィルタ事業においても世界第1位のシェアを誇る。海外売上比率は約7割、全従業員の約8割が日本国外で働いているグローバル企業です。