ダイキン工業株式会社
■同社のDX推進に向け、デジタル技術の獲得戦略、データ活用テーマ企画・推進を担って頂きます。
具体的には、同社で展開している化学事業に関連する技術開発や商品開発のデータ駆動型の開発への変革、モノづくりを革新するデジタル工場化、デジタル技術活用による各種業務プロセスの刷新等を進めており、それらを推進することがミッションとなります。
■具体的な担当業務
<担当頂く業務領域>
①シミュレーションやマテリアルズ・インフォマティクス(MI)を開発し、社内への横展開、実装を進める。また、部門横断となるプロジェクトを全体最適の視点から社会実装/事業化までを推進又はコーディネートする。
②材料開発における技術開発、製品化のためのスケールアップ、量産化プラントの設計や品質保証までトータルでの化学の商品化と生産の実態を把握し、シミュレーションやMIを活用して社内課題に対応するテーマ創出、課題解決を推進する。
③シミュレーションやMI、AIの技術トレンドをいち早くチェックし、社内に取り入れる。
<担当頂く業務フェーズ>
①シミュレーションやMIなどのデジタル技術の戦略立案
②事業部門あるいは事業部門間における業務課題抽出~施策検討
③プロジェクトマネジメント、および複数プロジェクトの統合マネジメント実行支援
④実装に向けたPoC(実証実験)~本格展開支援
■使用ツール:プログラミング言語:python、R、C++等、クラウド:AWS、AZURE、GCP等
■ポジション・立場:
シミュレーションやマテリアルズ・インフォマティクス(MI)の推進チームを推進頂く、材料開発の経験を有するデータサイエンティストを求めています。将来的には、化学事業に繋がる技術開発や商品開発を行うためのデジタル技術の開発を進めるリーダーを担えるポテンシャルのある人材を期待しています。
■仕事のやりがい
・同社では、化学事業においても積極的にDXを推進しております。重要となるシミュレーション・MIの技術を駆使し、会社の事業変革を先頭にたって推進することができます。
・圧倒的に不足している情報系人材の強化を図るべく、2017年度より社内研修プログラムである「ダイキン情報技術大学」を設置し、2021年度末までに1000人のAI・IoT技術者を育成しようとしています。
とりわけ、新入社員向けには、2年間仕事をせずに、AI・IoTの研修のみを行うコースを設置し、100人/年の受講生を選抜し実施しています。これら研修の卒業生をリードしてテーマ推進をして頂きます。
・以上のように、当社の化学事業に関わるデジタル変革を、社内で育成した若手データ活用人材と共に推進頂く、非常にやりがいのある業務だと考えています。
■TIC(テクノロジー・イノベーションセンター)について
大阪府摂津市の淀川製作所内に、2015年11月にオープンしたTICは、6階建て延床面積は約4万8000平方メートルを持ち、約700人の技術者が勤務。最新の研究開発設備を備えた施設です。
技術者が働くオフィス棟と、各種実験設備を完備した実験棟が、建物の左右に分かれており、オフィスワークをしながら、実験の必要性を感じたら、すぐに実験棟に移動して作業できるユニークな環境が作られています。
また「協創」の場として、大学や研究機関、異業種の企業との連携しやすい環境を作り上げているのも特徴で、オープンスペースを活用し、議論などが活発にされている。
協創イノベーションでは、モノづくりに留まらず、コトづくりの実現を目指しており、同社が持つ空調機器分野やフッ素化学分野の強みを生かしながら、協創による新たな価値創造に取り組んでいます。
【空調システム世界トップレベルシェアメーカー】
空調事業の売上高は2010年からキヤリア社を抜き世界第1位、またフッ素化学製品でもデュポン社に次いで世界第2位、換気事業やフィルタ事業においても世界第1位のシェアを誇る。海外売上比率は約7割、全従業員の約8割が日本国外で働いているグローバル企業です。