パナソニック株式会社
●ビジネスインキュベーション課のミッション
所有から利用へと消費者意識が変わるなか、機能向上やデザイン性、低価格など、ハード本体の魅力だけで会社の売上を伸ばすことには限界がきつつあります。
そのため将来の持続的成長に向けて、新たに「体験を売る」食のサービス事業「Foodable」をビジネスインキュベーション課で立上げ、展開しています。
この「Foodable」のスケール化と、「Foodable」の次の食のサービス事業開発を行い、サービス事業拡大を推進していくことが、私たちビジネスインキュベーション化のミッションです。
現在の主戦場は国内ですが、海外での展開も視野にいれています。
●募集背景
「体験を売る」にあたり、既存のハード単体販売とは異なるビジネスモデル設計が必要となります。
特に、お客様との接点の創り方、また繋がったお客様との継続的な関係性構築は、当社の業務経験を蓄積してきたことが必ずしも活きるフィールドではありません。
そのために、社外で「体験を売る」サービス事業のビジネスモデル設計を経験された方や、新規事業立ち上げ経験のある方を社外からお迎えし、
非連続的な成長を実現していきたいと考えています。
●担当業務と役割
・主な担当業務は、①Foodableのスケール化に向けた施策検討および実行、②新たな食のサービス事業開発および実行(社内外POCを通じたサービス事業の上市)
・上記①②の業務推進にあたり発生する社内外関連部門との調整役(既存商売の理解も必要)
・①は、サービスメニューの進化・拡大に向けた食材パートナーとの協業推進や、サービスを知って頂く・買って頂くための顧客接点の開拓などのスケール化施策の検討・実行
および「Foodable」単独事業での収益性向上に向けた経営マネジメント
・②は、新規サービス事業を立ち上げるにあたり、受容性だけでなく、当社が持つ強みを理解した上で、どこで儲けるか将来の収益見通し=事業計画の策定
●具体的な仕事内容
①Foodableのスケール化
【サービスメニューの進化・拡大=「体験」の設計】
・新たに開拓した食材パートナーとの協業を通じて、食材×ハード=新たな体験価値の創造および収益性の確立
【新たな顧客接点の開拓・継続的関係性の構築】
・新規顧客獲得に向けて、WEBメディアやリアルタッチポイントを活用したマーケティング戦略構築。既存顧客と長く繋がり続ける戦略の構築および実行
②新たな食サービス事業開発および実行
・Foodableの次のサービス事業の柱創りに向けて、新規事業の検討および社内外POC実施を経た事業化の推進
●この仕事を通じて得られること
大企業では長い業務プロセスを役割分担し、1つの部分に特化した業務が多く、ローテーションを繰り返さないとその全業務プロセスを学ぶことが難しいのですが、ビジネスインキュベーション課では、①②の仕事を通じて、事業の立上げからスケール化の発展段階において(将来的にはクロージングも範囲)、協業先の開拓からビジネスモデル構築、顧客接点づくりを含むマーケティングプラン策定・実施、お客様のクレーム対応など、すべてのプロセスを1つの職場にいながら経験し、5年もいれば1人で事業計画を策定できるようなスキルが身に付くと思います。
●職場の雰囲気
・20代後半から40代半ばの若手メンバーが多く、和気あいあいとした雰囲気。男女比率は4:6で女性がやや多い職場
・サービス事業経験者が少なく、業務を通じて学び・成長していきたいという未来志向をもった社員が多い
・現職に就く前の業務で専門的な仕事をしてきたメンバーが多く、相互補完しながらチームで業務を推進するスタイル
・課の人数が少ないため、特に新製品発表会やイベント実施のときは係の垣根を超えて協力し推進
・在宅勤務をしながら協業パートナー先を訪問する業務スタイルが主ながらも、月1,2回は日を決めて、全員出社してF2Fの議論を実施
●キャリアパス
ビジネスインキュベーション課で経験できる業務は、当社の市販・業務用家電事業においても必要な業務の多くを包含(チャネル営業や保守メンテ・修理業務などは除く)しており、ビジネスインキュベーション課での業務経験後は、国内家電事業に関する業務や、同じ調理機器BUに在る業務用機器マーケティングのマネジメント責任者を目指せます。