パナソニック ホールディングス株式会社
●マテリアル応用技術センター6部のミッション
・持続可能な地球環境の実現に向け、エネルギー系材料デバイスを中心とした機能性材料群の高性能化が求められています。この要請にいち早く応えていくため、「AI×計算シミュレーション×高度解析」で材料・デバイス開発のデジタル・トランスフォーメンションを加速し、新たな高性能材料の開発やデバイス性能の進化に貢献するのが我々マテリアル応用技術センター6部のミッションです。
●マテリアル応用技術センター6部3課のミッション
・複雑性が増す機能性材料領域において、ナノレベルで機能性材料の物理現象・動作原理を解明することで材料/デバイスの性能向上に貢献するのが6部3課のミッションです。
・得られた知見を定量的に記述することで開発指標とし、また、計算シミュレーションやAIとの融合を図ることで材料/デバイス開発の加速に繋げます。
●募集背景
持続可能な地球環境の実現に向け機能性材料群の高性能化が求められる中、材料の複雑さはますます進展しています。いち早く性能を具現化し環境貢献を果たしていくには、性能発現のメカニズムを知ること、その変動要因や阻害要因を知ることが非常に重要となります。その鍵となるのが、①ナノレベルで材料の成り立ちを解明すること、②動作環境での変化を理解すること、です。我々は電池事業をはじめ様々なデバイス事業においてこの領域を強化するため、ナノ領域での材料解析に関する専門スキル・経験をもった人財を募集します。
●担当業務と役割
・主な担当業務は、透過電子顕微鏡を主軸とした高度解析技術を駆使した新機能材料/デバイスに関する研究開発となります。
・期待する役割は、①材料・デバイス開発技術者との密連携により開発課題となっている現象を紐解き方向性を示していくことです。加えてその推進のために、②必要となる高度解析技術を実践的なレベルで構築すること、③AI、計算シミュレーションとの融合を推し進めること、となります。
●具体的な仕事内容
主にナノ材料や反応系の材料デバイスを中心に、新材料の機能発現メカニズムや特性阻害要因の解明に向け、下記の業務を実施。
・透過電子顕微鏡を用いた材料解析、および解析を通じたナノレベルでの性能影響因子の抽出
・in-situ解析技術、operando解析技術の構築、および動作環境での材料変化の把握
加えて、解析技術の更なる高度化や新たな価値創造に向けて、下記のいずれかまたは複数の業務を実施。
・計測インフォマティクスを活用した解析/観察技術の高度化、定量化
・他の先端計測技術や理論解析の組み合わせによる、材料特性発現に係る総合的な解釈
・解析データのAI・計算シミュレーション統合によるマテリアルズ・インフォマティクスの先鋭化と加速
●この仕事を通じて得られること
・当社事業(車載向け電池事業や各種デバイス事業)に直結する材料・デバイス課題に携わることで、実践経験の中でコア技術の伸長が図れます。
・AI人材、計算シミュレーション人材、材料解析人材が一体となってテーマを推進しており、技術融合による新たな価値創造を経験できるとともに、それが事業に繋がっていく実感も得られます。
・日本を代表する企業で世界の自動車産業に貢献する貴重な経験を積むこともできます。
●職場の雰囲気
・解析業務は専門色が強いためベテラン人材が多い組織です。しなしながら昨今は専門性の高い若手・中堅人材として、中途入社者を増やしつつあります。
・課題解決に向け皆で協力して取り組んでいく風土があり、年齢や役職に関係なくフラットに議論・相談を行っている組織です。
・新たな解析技術の構築にも果敢に挑戦しており、社外連携も活発で、活気のある職場です。
●キャリアパス
・初期配属の部署の仕事にとどまらず、様々な職務を経験いただいて、総合的なスキルを身につけられるキャリアパスを用意しています。
・また、様々な材料デバイス開発部署と連携しており、希望すれば連携先業務にも踏み込んだ活動ができますので、相互に刺激を受けながら種々の経験を積むことが可能です。