パナソニックエナジー株式会社
●品質保証部のミッション
地球規模での環境問題に対応するため、あらゆるモビリティの電動化が進む中で、電池に求められる水準が高まっています。容量、寿命、安全性、それぞれに対する社会からの要請に、「品質」の面で応えるのが、私たち品質保証部のミッションです。
●競争力開発課のミッション
技術進化・生産進化に先行した品質技術の開発により、市場競争力創出を先導することが競争力開発課のミッションです。未知事象に対するリスクに対しても、定量的に判断する技術構築によって、新技術/新規市場においても品質価値の提供を実現します。
●募集背景
我々は事業成長のターニングポイントを迎えており、事業競争力の1つとして品質を核として掲げています。
技術進化や設備進化やモノづくりの進化以上のスピードで、品質を創り上げる活動として、品質開発を推進していきます。
世界最高水準の車載電池を持つ我々にとって、品質革新活動は多岐にわたり、多様な人材によるチャレンジが必要となっています。
●担当業務と役割
主な担当業務は、車載向け電池に関する、市場不具合に繋がるような事象の「ロジック構築/見極め手法構築等の品質開発の推進」になります。
モビリティ領域の必要品質基準を構築すべく、品質技術の進化を先導し、具体的な評価手法にまで落とし込むことが役割です。
例えば、
・様々な使用環境による電池の劣化状態に対して、市場品質リスクを定量化する技術確立 および 主要影響因子とメカニズムの追求活動
・新商品に導入するような新技術に対して、市場/工程品質目線でリスク抽出を行い検証を推進
・データ活用 や シミュレーション技術との融合による高精度な予測技術の構築活動"
●具体的な仕事内容
・商品設計、設備プロセス設計、製造オペレーションの源流にまでさかのぼり、品質を高めるための働きかけを行うのも、品質保証の役割の一つです。
当社では、1日に約800万個の電池を製造しており、今後も拡大していきます。その中で、商品設計段階での完成度が、最終的の市場品質に対しても大きな影響を及ぼします。
そこで、あらゆる使われ方での電池劣化メカニズムの解明 と 市場不具合に至る閾値やリスクを定量化する手法構築を推進し、競争力のある商品を実現します。
・新商品開発段階であっても、未知の市場リスクまで判断すべく、市場実装時の製品特性を模擬する手法、およびその加速手法構築まで行うことで、商品開発スピードに適応させます。
・商品開発と別軸で、品質開発を実行することで、市場/顧客から要求される品質を満足する最終商品へと導きます。
●この仕事を通じて得られること
地球規模での問題に向き合っている実感を得ることができます。品質保証の仕事は、電池の寿命や安全性に直結しており、自身の職務での頑張りが、環境負荷を和らげることにつながります。
・日本を代表する企業で、世界の自動車産業と対峙する、貴重な経験を積むこともできます。
テスラ社をはじめとした、多くの自動車メーカーに電池を安定供給することは、世界の新しい自動車産業を支えることと同義です。
パナソニックの品質保証職は、その中心的なプレイヤーとして活躍できるポジションです。
・技術開発スピード以上に品質開発スピードが必要であり、誰よりも電池について深く知ることが可能。
・確立した解析技術やメカニズムが市場価値へと紐づいていくこととなり、価値創出アプローチの体得が可能。
・協業体制の構築から仕組み化まで実行するため、高い視点/広い視野が身につき、視座が高まる。
●職場の雰囲気
当社の中でも商品設計技術、材料技術、解析技術、品質管理技術、プロセス技術者などの第一人者が存在し、自由闊達な意見交換がなされています。
チームの平均年齢も37歳とPanasonic内でも若く、エネルギッシュなチームです。
●キャリアパス
・初期配属の部署の仕事にとどまらず、様々な職務を経験いただいて、総合的なスキルを身につけられるキャリアパスを用意しています。1on1にて会話をしながら形成していきます。
例を挙げると、
品質開発を探求し続けるようなキャリアパスもあれば、ジェネラリストのようにマネジメント業務へチャレンジするようなパスもあり。
アメリカの大規模な生産拠点に対して、品質担当の駐在員を派遣していますが、他拠点も含めて、エナジー社全体のジョブローテーションも行っており、海外で活躍するチャンスも多く存在します。
品質部門以外の商品開発/研究開発部門などとのローテーション等のスキームもあり、各種技術職種としてのキャリアパス幅も非常に広いです。