ダイキン工業株式会社
■同社の技術開発のコア拠点であるテクノロジー・イノベーションセンター(TIC)にて、化学事業に関連する技術開発における知財戦略業務を担って頂きます。
■同社の化学事業では、強みのフッ素化学をコア技術に、事業領域の拡大を目指しています。新規の事業領域への進出や既存領域での差別化技術の開発などを実行するにあたり、知財戦略の強化が必要と考えています。現在は、自社技術に係る特許ポートフォリオと他社出願状況から強み/弱みや保有価値などの知財ポジションを明らかにして最適化した技術開発アプローチを実行しています。この活動に加え、知財観点での他社分析や、技術開発を先読みした動向分析、二ーズやシーズ(萌芽技術・汎用技術)の分析、OPEN/CLOSE戦略(他社協業/排除)による他社対応方針の策定など、技術グループと一体となった多面的な知財戦略の立案を担当して頂きます。
■知財戦略は、社外(産学連携、ベンチャー連携・支援、大企業提携)の技術/事業と、自社の技術/事業を組み合わせたアライアンスも含まれます。一対一、コンソーシアム、プラットフォームといったさまざまな形態での協創における知財やデータのコントロールについて自ら検討して提案、実行して頂き、知のエコシステム、仲間づくりの形成を先導して頂きます。また、知財分析による技術開発活動の方向性や、成果を守り抜き他社を出し抜くための発明のブラッシュアップにより、新規領域の特許ポートフォリオ化も推進して頂きます。
■使用ツール:特許検索DB(PatentSQUARE、Orbit)他
■ポジション・立場:TICの技術企画部隊である戦略室にて、化学技術戦略チームのメンバーとして、新規事業領域へと進出するための知財戦略を全社知財部門や化学事業部知財チームと連携して企画・立案し、具現化・実行するメンバーとしての活躍、また将来のリーダーとしての活躍を期待しています。
■仕事のやりがい:
TICは、異業種・異分野の技術を持つ企業や大学、VBなどとの連携・提携を通じて、新たな価値を創出する「協創」を軸にしたR&D部隊です。
国内外の全R&D部隊の技術の司令塔として、組織や領域に囚われない横ぐしでの社内連携と、東大、阪大、などとの産学連携、CVC室によるベンチャー支援、海外企業との提携など、従来の枠に囚われない技術開発、事業開発に取り組んでいます。
■また、グローバルNo.1シェアの空調機器、同じくトップクラスシェアを誇るフッ素化学など同社が圧倒的な強みを誇る事業領域だけでなく、脱炭素、空気質、スマートシティ、環境技術など様々な領域へ展開できるコア技術を保有しています。
■世界のデジタル化がめまぐるしく動く中、世の中の変化や新しいルールを、自らリードし、また様々な連携・協創を通じて創り出すことで、社会に対して真のイノベーションを起こすべくチャンレンジしています。知財を軸に様々な社内外協創に関わることができ、自らの能力を存分に発揮し活躍することができます。
【東証一部上場空調システム世界トップレベル・シェアメーカー】
空調事業の売上高は2010年からキヤリア社を抜き世界第1位、またフッ素化学製品でもデュポン社に次いで世界第2位、換気事業やフィルタ事業においても世界第1位のシェアを誇る。海外売上比率は約7割、全従業員の約8割が日本国外で働いているグローバル企業です。
キャリア入社社員と新卒入社社員の処遇差はなく、キャリア入社の社員比率は30%。管理職やリーダーとして活躍するメンバーも多くいます。離職率は1~2%と非常に低く、有給取得率もほぼ100%。残業時間も月20時間前後、客先への常駐もなく働き易い職場環境です。