株式会社INPEX
【部署紹介(部門の業務概要等)】
当グループは、再生可能エネルギー分野等のネットゼロ5分野および石油・天然ガス分野のプラント設計・建設・保守、掘削等に関し、以下の業務を遂行しています。
・プロジェクト管理業務支援(コスト・スケジュール・リスク関連)
・プロジェクト管理情報の収集・ベンチマーク情報の提供
・プロジェクト管理に関する社内標準管理、等
【部門の今後の方向性・中途採用募集の背景】
エネルギートランジッションというチャレンジングな環境の中、既存の石油・天然ガス事業の継続的な発展に加え、ネットゼロ社会の実現に向け、日本唯一の天然ガス生産事業主体の経験を活かしながら多くの新分野に挑戦しています。これら成長分野や既存分野への更なる投資および発展により、今後ますます事業の拡大が見込まれることから、これらの分野で、プロジェクト管理の側面から社内の各プロジェクトに対して貢献できる人材を求めています。
【職務内容】
・当社が関連するプロジェクトコスト・スケジュール・契約管理に関する業務支援
・プロジェクトの契約基本方針・プロジェクトマネジメントシステム構築に関する支援
・プロジェクトコスト・スケジュール情報収集・整理
・当社のプロジェクトマネジメント能力向上・人材育成・水平展開
・プロジェクトマネジメントに関する、当社参画時評への支援、等
■本ポジションの魅力/企業から応募者へのメッセージ
当社は、我が国及び世界のエネルギーの安定供給に貢献するとともに、2050年ネットゼロカーボン社会の実現に向けたエネルギー構造の変革(①風力・地熱等の再生可能エネルギー、②水素・アンモニア等新エネルギー、③CO2低減(CCUS)、⓸カーボンリサイクル分野の事業化加速、⑤森林保全のネットゼロ5分野)に積極的に取り組んでまいります。
未経験の方でも意欲があり、エネルギーの変革期におけるパイオニアとして挑戦したい方は応募可能です。多様な経験・スキルをお持ちの皆さんの募集をお待ちしています。
■企業の魅力
1)大手石油メジャーと肩を並べる事業規模の石油開発会社
・石油、天然ガスの生産量は2022年段階で62万バレル/日。これは石油メジャーであるエクソンモービル(アメリカの石油メジャー)やトタル(フランスの石油メジャー)に次ぐ生産量
・INPEXは事業の9割は海外。その中でも豪州でのイクシスプロジェクトは天然ガス事業で大規模に事業展開中
~イクシスプロジェクトについて~
オーストラリアの天然ガス田(地下2000m)から掘り出し、シクシスの施設で少し精製したのちパイプラインでダーウィンにある液化プラントへ繋ぎ、年間約890万トン生成し、東京や台湾へ輸出している世界最大規模の天然ガス供給プロジェクトで、1000〜1200人のオペレーターを抱えた業務規模で現在も日本国の天然ガス需要に大きく貢献している
2)2050ネットゼロカーボン社会に向けて
・ネットゼロ5分野と、石油天然ガス分野の二刀流で、2030年にCO2排出30%オフ、2050年にゼロカーボンの実現を目指している
・ネットゼロの5分野は、①水素、アンモニア事業、②CCUS事業、③再エネ、④カーボンサイクル、新分野、⑤森林に分けてそれぞれに注力
・ネットゼロ5分野に2022年収支(5〜6兆円)のうち2割を投資する方針(0.7〜1兆円)の計画で進行中
3)選択と集中
・アメリカ国のイーグルフォード層でのシェールオイル産出はコロナ禍による原油価格下落によるバランスシート悪化に伴う事業撤退
・集中対象として、石油天然ガス生産はもちろんのこと、以下のネットゼロ5分野としての事業を展開。
◯第一位:豪州(イクシスプロジェクト)、CCUSや、水素アンモニア、森林事業にメタネーション
(メタネーション→CO2をメタンに変える技術。メタンは効率的に水素生成が可能)
◯第二位:アブダビ、主に石油の生産で、CCUS事業も展開
◯第三位:東南アジア(インドネシア、マレーシア等等)、CCUSや、地熱開発、森林事業を展開
※インドネシアのサルーラ地熱発電事業は世界最大規模(出力330Mw)
◯第四位:欧州(ノルウェーが中心)、風力発電事業
◯そして日本国内:伝統的な新潟での事業で、CCUSや、メタネーション、地熱や風力発電事業を展開
4)今後も続く不安定なエネルギー市場の中での存在感
・欧州、アメリカのサプライチェーンと、ロシア、インド、中国のサプライチェーンと二極化分断という構造変化がウクライナ戦争の一件で発生。短期的に見るとコロナ禍明けの中国のエネルギー需要の増加も視野にとらえる必要あり変動の激しいマーケットが続く見通しとなっている。
・しかしINPEX社としては、近年注目されているCCUS事業で日本トップ、世界トップに立つことを目指し、今現在も新潟の柏崎市の南長岡天然ガス田や、ダーウィン近郊にCCS用の鉱区の獲得など、いまもなお着実に技術研鑽をしている。同社は既存の地下数千メートルまでの掘削技術と挙動モニタリング技術を強みにエネルギー市場で存在感を示している。
2040年までのINPEXのビジョンと成長目標:「未来のエネルギーソリューションの提供」