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■募集の背景
厚生労働省「日本における死亡率の年次推移」データによると、1980年から「がん」が死亡率1位になっており、「がん」が国民の健康と生命に重大な問題となっています。当社は40年以上に及ぶ加速器製造の経験を持ち、その技術を活かして医療分野において国内初となる陽子線治療システムを国立がん研究センター東病院殿に納入し、1998年以来治療で使用されています。また、病院併設型の中性子捕捉療法(BNCT)システムとして世界で初めて南東北病院殿に設置され、治療が開始されています。これらの装置を構成する、加速器、ビーム輸送系、照射ターゲット、制御システム、放射線検出器、X線撮影患者位置決めシステムに関する開発・設計の経験・スキルを持った人財を募集いたします。
■配属部門のミッション
医療機器(陽子線がん治療装置、BNCT)の加速器システム、X線撮影システム、放射線検出システム、線量評価システムの新製品開発・機能性向上開発を行い、医療機器として品質の高い製品を顧客に提供する。
既設の装置に対する調整・更新を行い、医療機器として品質を維持する。
職務内容
■入社後に任せる業務
1.設計/評価/試験業務
・加速器システム・X線撮影システム・放射線検出システム・線量評価システムの物理設計(新居浜製造所の加速器設計者と協業)、設計評価、新製品開発
・機械設計者及びS/W設計者への設計内容のインプット業務
・装置の仕様検討から詳細設計・性能評価試験までを一貫して担当、または、チーム組んで役割分担して一つの機器に取り組み
・チームによっては国内外の協力会社との協業もあり、関係会社の管理開発を行い、開発完了後には顧客の施設へ実機を持ち込み試験の実施もあります。
・直接顧客や現地のカスタマーサービス担当者とのやり取りもあるため、設計だけではなく、ユーザーからの直接のフィードバックもあります。
2.協力会社の進捗・工程管理
・国内外の協力会社への設計発注依頼時の要求仕様策定業務
・協力会社の開発管理業務
■当業務の面白み・魅力
40年以上に及ぶ加速器製造の経験を持ち、加速器技術を生かした応用製品を科学、産業、医療等、各分野の多数の顧客に納入しています。特に医療分野においては、がんの早期発見などに有用なPET検査用の薬剤製造システム、体に優しいがん治療法として脚光を浴びている陽子線治療システムを製造しております。診断・治療の両分野に関連する製品を提供しており、エンジニアとして詳細設計だけにとどまらず、それらを融合した提案を行うことができます。我々の技術の進歩を待っている人がいる醍醐味をエンジニアとして感じることが出来る魅力があります。
■キャリアステップイメージ
入社直後:実際の製品開発に参画してもらい、OJTを通して製品開発・設計・維持業務を担当してもらいます。いくつかのOJTにより自社製品の特徴を学び、次の製品開発の企画や客先提案・顧客対応が出来る力を身に着けて頂きます。H12それに加えて、個人のスキルに応じた各種の教育プログラムが用意されており、業務上必要な社外の講習会や学術集会に参加して、業界動向や最新技術を学ぶこともできます。
5年後以降:適性に応じ、中期的に管理職としてマネジメントを担って頂く、または、設計エキスパートとして更新を育成して頂く事を期待しています。
働き方・働く環境
■職場の雰囲気や募集部門のメンバー構成
・40代以下の世代が多いですが、ベテランの技術者もいます。重機械・加速器業界とは全く関係のないバックグランドを持つ社員もいます。
・年齢や役職に関係なく、議論・相談を行いながら、チームで業務遂行していける組織です。
・テレワークも活用し、必要に応じて出社・現地出張し、対面やWebにてコミュニケーションを取りながら進める業務スタイルです。
■出張頻度・出張先
出張の頻度は国内と海外が月1回程度(担当機器による)
■テレワーク頻度
リモートメイン:週にリモート3日以上
※実験時は出社必須、現地据付・調整時は出張必須(要応相談)
■フレックス
平均3割程度