非公開
■評価システム製品本部 光学応用システム設計部にて光学検査装置の信号・画像処理システムの
開発をお任せいたします。
【業務内容変更の範囲】会社の定める業務
<詳細>
■弊社開発中の半導体検査装置では、取得した画像や多次元のデータに基づき、
サーバーとネットワークで構成した画像処理システムにて欠陥検出を行います。
画像処理システムには半導体の微細化に対応して、高速・高感度な検査が求められています。
高感度化・高速化の実現には、統計や数値計算による欠陥検出アルゴリズムの開発や、
機械学習やAIによる画像分類、並列コンピューティング技術を駆使した高速分散処理が必要となります。
■画像処理ハードウェアの故障検知や保守性向上により、システムの稼働率を向上させる技術開発も行っております。
検査を実現する画像処理システム構築は装置開発で重要な位置を占めるポジションとなります。
【仕事の魅力】
■市場性が極めて高く、技術の進化スピードが早い半導体業界においてシェアを伸長している当社において、高機能・高精度が求められる最先端技術を学びながら、さらなる技術開発を追求することができます。
技術者にとってはこの上ない環境だと思います。
■当部で開発する光学検査装置は、半導体の原材料となるウェハ製造工程の最終検査を担う半導体の製造において欠かせない装置です。また、2027年には2019年比で売上収益が約6倍に拡大する見通しがある装置になります。伸び行く市場の中で、実際に顧客の要求を聞きながら、仕様の策定に携わることで、やりがいを感じることができます。
【開発環境】
開発下記のいずれかについて経験していることが望ましい。
開発プラットフォーム:
・OS: Linux, Windows
・複数台のサーバをラックに搭載した画像処理システムの設計
- 並列プログラミング
- ネットワーク技術
- 処理時間、メモリ帯域の見積
言語:
・C, C#, Perl, Bash, Python
・MPIやOpenMP、AVXを活用した高速画像処理
・TensorFlowによる機械学習(深層学習)を用いた画像分類
【担当装置例】
■当社は半導体検査装置において電子線やレーザーなどを使用した精密な表面検査技術を持っており、当部署ではこのうち特に光学のコア技術をもとにした次世代検査装置の開発を担っています。
光を使用することによりスピーディな検査が可能となるため、半導体製造工程においてなくてはならない装置の一つとなっています。
◆暗視野式ウェーハ欠陥検査装置(DIシリーズ)◆
暗視野式ウェーハ欠陥検査装置 DI4600
https://www.hitachi-hightech.com/jp/ja/products/semiconductor-manufacturing/cd-sem/inspection-solution/is.html
日立暗視野式ウェーハ欠陥検査装置 DI2800
https://www.hitachi-hightech.com/jp/ja/products/semiconductor-manufacturing/cd-sem/inspection-solution/di2800.html
回路パターン付きシリコンウェーハ上に存在する異物や欠陥を検査する装置です。レーザーを当てて散乱光を検知し、ウェーハ上にある異物(ごみ)や様々な欠陥(パターン形成不良等)を高感度かつ高速に検査します。ラインセンサにて取得した2次元画像を処理し、正常パターンから欠陥のみを高精度に検出することができます。
◆ウェーハ表面検査装置(LSシリーズ)◆
ウェーハ表面検査装置 LSシリーズ
https://www.hitachi-hightech.com/jp/ja/
パターンのない鏡面シリコンウェーハ上に存在する異物や欠陥を検査する装置です。レーザーを当てて散乱光を検知し、パターンを形成する前のウェーハ上にある異物(ごみ)や様々な欠陥(段差等)を高感度かつ高速に検査します。最新モデルのLS9300は従来よりも高感度の検査を実現し、技術革新賞も受賞するなど、各方面から高い評価を受けています。これの装置により、半導体デバイスの歩留まり改善に大きく貢献しています。
【期待すること】
■半導体ウェーハ検査装置の事業を拡大・成長させるためには、顧客の情報や要望を正確かつスピーディに掴み、今後どのような機能・装置が必要になるのかといったR&Dの方向性を明確化した上で、それをモノ・コトとして実現していくことが重要だと考えています。
■そのパフォーマンスの高さにより当社の技術進歩に貢献していただき、将来的には設計業務を取り纏める管理職として技術開発・製品開発などにより組織を牽引する存在へと成長していただきたいと考えています。
【採用背景】
■当社装置は大手顧客に納入をされており高い評価を頂いています。
半導体業界全体が弛まぬ技術革新により、半導体デバイスの高性能化を続けていく中、「より微細な欠陥を検出したい」「よりスピーディにウェーハを検査したい」といった顧客の高度な要求に対しても、当社は更に技術を磨き、その声に応えていくことが必要です。
■そこで技術者の人財を強化し、我々としても技術革新を進め、顧客の要求・期待に応える・超えるモノ・コトを提供することによって、顧客のモノづくりを支えるベストパートナーであり続けることを目標としています。
【日立製作所の研究所群とのかかわり】
■光学シミュレーションを駆使した光学システム概念設計や高速・高精度ステージの要素研究を日立の研究所で行い、製品に繋げるなど日立グループとしての強みも発揮しながら開発をしています。
【日立ハイテクについて】
当社は安定的な経営基盤を誇る日立グループの中でもメーカーと商社の機能を併せ持つ稀有な企業であり、製造、販売、サービスまでを一貫して手掛けることであらゆる顧客ニーズに応えられる強みを有しています。「見る・測る・分析する」のコア技術を基盤に、医用・バイオ分析装置、半導体検査装置、半導体製造装置、先端産業や社会インフラのソリューション事業等、最先端分野でリーディングカンパニーとして事業を展開しています。
“ハイテクプロセスをシンプルに”という企業ビジョンと共に更なる成長を目指して、積極的な研究開発、設備投資、事業投資を行っています。
【オフィス・会社紹介について】
・参考動画
https://www.youtube.com/watch?v=03d_7qodGD4&t=270s
※Youtubeの当社公式アカウント[Hitachi High-Tech TV]では
オフィス紹介動画等も投稿しております。
参考情報:働き方やダイバーシティ推進、社員の声について
・数字でわかる!日立ハイテク
https://www.hitachi-hightech.com/jp/ja/company/data/
・ダイバーシティについて
https://www.hitachi-hightech.com/jp/ja/company/sustainability/social/diversity-management.html
・社員インタビュー
https://hht-recruiting-site.jp/entry/2023/08/29/143601
【マリンサイトについて】
AIやIoTの実用化、5G対応の進展でデータ通信量は飛躍的に増加しており、SNS、動画配信サービスの普及や在宅勤務、オンライン授業の浸透により、パソコンやタブレット、スマートフォンなどの需要も活性化しております。
また、データ通信を支えるデータセンターや基地局への投資も積極的に行われ、さらに、EVや自動運転など自動車関連向けにも半導体デバイスの需要は広がっており、半導体関連市場は今後も大いに成長・拡大することが見込まれます。
このような市場環境の中、日立ハイテクの主要生産拠点である那珂地区近郊の常陸那珂工業団地内に、半導体製造装置を中心とした主力製品の生産能力拡充と、多様な製品ラインアップを実現する開発環境の構築を目的とした、マリンサイトが竣工しました。マリンサイトの概要および主な特長は以下の通りです。
<主な特長>
DX推進による高効率・安定生産体制の構築と製品・ソリューション開発環境の充実
再生可能エネルギーによる運営でCO2排出ゼロ、脱炭素社会の実現に貢献
新入社員主導のプロジェクトにより屋上に巨大QRコードを作成
【ひたちなか市の環境について】
・ひたちなか市は東京駅から電車で約1時間。都市開発も進んでおり、大型ショッピング施設、映画館、遊園地、海水浴場、ゴルフ場等のレジャー施設が豊富にあります。
・新しい住宅街が増加しており、豊かな自然環境と快適なライフスタイル環境はひとり暮らしの方にとってはもちろん、ご家族での生活や子育てにも最適です。
参考動画:《ひたちなかの暮らし》~ひたちなか市に転居してきた社員とその奥様に聞きました~
https://hht-recruiting-site.jp/entry/2023/08/18/160426