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■募集の背景
住友重機械は太陽電池製造ラインに使われる真空成膜装置を設計・製造しています。住友重機械グループの成膜装置はReactive Plasma Deposition(RPD)法を用いており、この技術は住友重機械グループ独自の技術です。太陽電池は、カーボンニュートラル推進(SDGs)を追い風に市場が拡大しており、特に次世代の太陽電池として注目されているペロブスカイト型太陽電池(PSC電池)向けには試験機を30台以上納入し、生産ラインにも採用されています。
今後、各太陽電池メーカは本格量産に向けて設備投資を計画しており、住友重機械グループはその要求に応えるために量産設備用に設計を進める必要があり、これらに対応するために、機械設計者及び製品の受注から納入までを取りまとめるリーダーの資質を持った人材を求めています。
■配属部門のミッション
成膜装置を太陽電池などの創エネ・省エネに直結する身近な製品の製造ラインに供給することで、CO2の削減とエネルギーの効率的な活用を通した環境保護に貢献します。
職務内容
※業務上必要があるときは、会社の指定する業務へ変更になることがあります。
■入社後に任せる業務
1.成膜装置の受注設計(受注製番担当業務)
真空排気計算、真空チャンバー構造解析、搬送機構設計、2D・3D?CADを使用した設計業務など
2.新商品および商品力強化のための開発設計
・量産設備用大型基板対応の真空成膜装置の開発業務
・プラズマ発生装置を使用した新商品開発
・住友重機械グループのプラズマ技術を活かした新商品の調査・探索
3.顧客対応
現地に出向しての技術打合せや見積仕様確認、既納顧客からの問合せ、改善要求に対するやりとりなど
■当業務の面白み・魅力
住友重機械グループの成膜装置は太陽電池製造ラインに使われており、他社の装置と比べて技術優位性があります。我々は、その技術優位性を確保し、更に伸ばすために、開発を継続しています。太陽電池は我々の身近にあるもので、市場の動きは速く、近年ではSDGsの観点からも注目を浴びており、日々技術が進化しています。我々の装置がその技術の進化に貢献していることにやりがいを感じることができます。
国内外を問わず、顧客と装置開発/設計の議論を通じて、自分自身の技術者としての成長を実感することができます。更には、自分が設計した装置が、無事お客様に納入する場面に立ち会うこともでき、お客様から感謝のお言葉をいただけたときには、さらにやりがいを感じることができます。
■キャリアステップイメージ
入社直後:OJTを通して、太陽電池製造装置(成膜装置)の機械設計を担当していただきます。
実機の設計を通じて、構造解析、真空設計、熱計算の知識を習得していただき、国内外問わず顧客へ出向き、装置の試運転調整業務を経験していただきます。
5年後以降
・真空成膜装置の機械設計者
・装置の大型化や新型モデルの開発のとりまとめや大型プロジェクトの責任者
・事業部内機種横断の機械設計の指導者
働き方・働く環境
■職場の雰囲気や募集部門のメンバー構成
グループ員は25名、そのうち、成膜装置を主担当しているメンバーは社員4名、派遣社員1名です。中堅世代が3名おり、それぞれのスキルを活かしながら、業務を進めています。意見が通りやすく、やりたいことがやれる雰囲気です。グループ内には、熱設計や磁場設計を得意とするメンバーも在籍しており、気軽に相談できて、アドバイスを受けることもできます。
■出張頻度・出張先
出張頻度:国内は1回/2ヶ月程度。海外は2回/年程度。
出張先は、顧客としては国内、中国、韓国、アメリカなど。テクニカルアドバイザー(TA)として、1〜2ヶ月間、出張先に滞在することもあります。
■テレワーク頻度
リモート可:リモートワークでの勤務が週2日以下
※アフターコロナでは、テレワークはあまり活用していません
■フレックス:有
生活スタイルに合わせ、フレックス精度を有効に活用できます