トヨタ自動車株式会社
【概要】
未来のスマートモビリティ社会では、個人のQuality of Lifeを高めつつ,持続的成長が可能な社会を実現することがますます重要になると考えています。そのカギとなるのは、移動の自由を実現する自動車や人々をアシストするロボットの高度な知能化はもちろんのこと、それを支える実世界・情報インフラが高度に協調する社会システムです。
そこでは、センシングした膨大なデータをもとにモビリティ(自動車やロボットやそのほかIoT機器)を制御するサイバーフィジカルシステムが重要になります。サイバーフィジカルシステムでは、多数のセンサデバイスを用い、多数の物理コンポーネントを連携させる複雑な制御が必要とされます。その品質を高めるため、制御システムの設計技術や、ロジックを検証・テストする手法の研究を行っています。
【詳細】
特定のシステムの制御ロジック開発ではなく、制御設計・検証手法の研究を主目的に行い、開発した技術を社内・グループ会社に技術を発信・提供します。また、研究推進のために大学、研究機関との関わりも深く、共同研究という形で連携したり学術界への課題発信も行います。海外の研究機関とも連携しており、トヨタの海外拠点(欧州TME、米国TMNA等)と連携して、有力な大学と共同研究を行ったり、海外のトップカンファレンスへの参加、研究発表も行います。
職場イメージ・職場ミッション
◆職場イメージ
・未来につながる研究
・トヨタイムズ
「Plan B」を進める、謎の自由開発集団に迫る!
・TechPlay
トヨタの未来を創る「自律分散制御」の研究開発――電動車VPP、異種ロータが協調する運搬ドローンの取り組みとは -
◆職場ミッション
未来創生センターでは、モビリティのみにとどまらず、それらを取り巻く環境やロボット、サービス、社会システムなど、幅広い事業の出口を見据えた基盤研究を行っています。数理基盤研究チームはこれらの研究を支える数理科学やデータサイエンスなどの基礎研究を行っています。
やりがい・PR
◆やりがい
企業における数理研究の醍醐味は、実世界とダイレクトにリンクした課題設定を行えることです。既存のICT企業では触れることのできない多種多様なデータやモデリング対象に対し、自身が研究した最先端の数理的手法が与えるインパクトを誰よりも早く試みることができます。そしてそれらの成果を論文としてまとめ、世界に発信することも重要なミッションの一つです。
◆PR
未来創生センターは、トヨタ自動車社内での研究部署であり、モビリティカンパニーとしての未来の事業を担うシステムや要素技術の研究開発に取り組んでいます。新しい研究対象は、自動車を超えた多種多様なコラボレーションにより進められ、この境界領域には未知の数理研究の芽が存在しています.これまで情報・数理の分野においても国内外の大学・研究機関と連携し多方面の分野で学会・論文発表してきました。また、研究だけでなく、それらの技術を社内開発へ活用し、商品開発につなげると共に、その中で新たな課題発見をして、世の中に先んじた研究テーマにつなげる、という企業内研究ならではのサイクルを回すことができます。
採用の背景
モビリティカンパニーとして、新たな提供価値の設計のためには、自動車というモノだけでなく、人や社会が織りなす複雑なネットワークも理解する必要があります。このためそれらをモデル化し解析する数理基盤の技術・人材を強化するため、採用を計画しています。
トヨタでは安心・安全な未来のスマートモビリティ社会をめざし、それを支える社会システムや人々をアシストするロボットなどの実現のための基盤技術として、数理情報科学の研究を行っています。そこで、サイバーフィジカルシステムの制御に関わる技術の研究分野で研究経験をもつ即戦力人材を求めています。