トヨタ自動車株式会社
【業務の概要】
各国のCO2規制強化に伴う電動車ニーズの高まりは年々増してきており開発競争が激化しております。
当社では2030年までに年間800万台の電動車を生産販売して行く事を宣言しており,基幹部品である駆動モータにおいても,過去に経験のない生産数量への対応やグローバル生産が求められております。
モータ開発は自ら性能設計し,その性能を支える構造/信頼性設計(搭載・強度・振動/熱・絶縁等)と生産技術を必要とし,多様な技術・知識・知見が活用できる仕事です。また、自社内で製造するモータの工法開発・実験評価・品質確保も行うので,現地現物を実践し成果を実感できる仕事です。
当部では先行要素開発,企画,性能設計,ハード設計,実験評価,工法開発など,電動車用の駆動モータに関わる全ての開発業務を一気通貫で担っています。
【業務の詳細】
■電動車用の駆動モータとジェネレータの設計開発と生産技術開発
-商品(車両)企画や電動システム企画との仕様検討と企画立案
-モータ本体開発と要素機能開発(材料・冷却・絶縁・電磁気・振動・構造搭載等)
-ステータ巻線とロータ工法開発(コイル成形・剥離・溶接・固着・樹脂成形・嵌合等)
-構成部品や材料の新規及び海外現地生産設計と開発
-工法に必要となる治工具設計と設備仕様の開発
-開発(設計/工法)ツールの開発
-試作品の実験評価レポート作成
【勤務地】
-設計,評価,生技,先行開発業務の場合:愛知県(豊田本社)
-量産改善業務の場合:愛知県(衣浦工場)
-要素先行開発業務の場合:静岡県(東富士研究所)
職場イメージ・職場ミッション
【イメージ】
■トヨタの全ての電動車に使用されている駆動モータ開発を一手に担う組織です。
■先行要素開発,企画,性能設計,ハード設計,実験評価,工法開発など,駆動用モータに関わる全ての開発業務を一気通貫で担っています。
■モータ開発に関する設計/評価/生技/先行のメンバーが一堂に会する職場であり,トヨタだけでなくトヨタグループ各社とも密に連携しながら開発を行っています。
■30~40歳前後の若い人が多く,オープンで活気の溢れる部署です。
■キャリア採用の方も多くご活躍頂いております(約1~2割)。
■モータのプロフェッショナルが集う職場のため,モータ開発をどうすべきか?といったビジョンや戦略も自分達で立案し,新しい技術にも果敢にチャレンジが出来ている,そんな意欲のあふれる職場です。
【ミッション】
お客様のニーズに答えた競争力有る目標を期限通りに達成し、モータ開発を通じて電動車の普及に貢献する。高い目標にチャレンジし、グローバルで生産可能なモータを開発する。
今後訪れるこれまでに経験のないグローバルでの数量対応と、更なる小型低損失化に向けた製品開発を従来以上の品質と両立し実現する。
やりがい・PR
100年に一度の大変革と言われる時代の中、本領域は完成車メーカーに加え、電機メーカー、車載電装品やトランスミッションメーカーが参入し競争が激化しております。
しかし、我々は駆動用モータを自動車メーカーが開発することにより、使われ方を正確に把握し製品設計と生産技術を磨いてきました。今後も多様な経験&知識を持つエンジニアが集い意見を出し合い、新技術を生み出す開発を進めて参ります。また、エンジニアとして常に技術に向き合い、継続的に成長出来る環境も整っており非常にやりがいのある仕事です。
CO2削減に向けた電動車の技術革新と世界的な普及実現のため,基幹部品である駆動用モータとジェネレータの開発を実行できるリーダーと即戦力を求めています。