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募集背景
EDSを用いた粒子解析アプリケーションは、近年、材料開発・半導体・鉄鋼分野などにおいて解析のニーズが高まっています。
鉄鋼解析においては、より高度な粒子認識・分類・統計処理を可能にする解析アルゴリズムの開発が急務となっています。
また、AI・機械学習技術の活用による自動解析装置もユーザー要求の高い装置開発となっており、人員補強のため、人材募集を行います。
部門ミッション/ビジョン
【ミッション】
私たちのミッションは、高性能なEDSの開発を通して材料分析の限界を拡張し、半導体・電池・環境分野など多様な産業の研究開発や品質管理を支援する分析ソリューションを提供することです。
【ビジョン】
私たちのビジョンは、世界の材料分析を革新し、科学と産業の未来を支えるX線分析技術のグローバルリーダーになることです。あらいる材料の成分と構造を高いスループットで可視化できる分析技術を実現し、次世代の技術者・科学者の育成の力となることを目指します。
職務内容
【職務概要】
主に電子顕微鏡(SEM/TEM)に付属するエネルギー分散型X線分析装置(EDS)のを用いた製品(システム)開発業務をお任せします。本ポジションで扱う製品は、粒子や鉱物などを発見するために使用する装置など、目的が具体的に決まっていることが多いため、その要望を叶えるためにお客様に寄り添った開発が求められます。
【職務詳細】
・EDS製品の企画/アプリケーション開発業務
・MLA(鉱物解析システム)の企画/アプリケーション開発業務
・EDSに関連する自動解析装置の企画/アプリケーション開発業務
・上記製品に関わるアプリケーション評価業務
<変更の範囲>将来的に国内・海外事業所への異動の可能性あり
【EDS(元素)分析とは】
EDS(エネルギー分散型X線分析)は、試料に電子線を照射することで発生する特性X線を半導体検出器で検出し、エネルギー分布を解析することで元素を特定する定性分析手法です。
また、得られたスペクトルのピーク強度をもとに、構成元素の濃度を算出する定量分析も可能です。
【MLA(鉱物解析システム)とは】
MLA(Mineral Liberation Analyzer)は、鉱脈および鉱石から有用な鉱物を効率的に選別するために、粒子の種類・形状・サイズ・量・共生関係などを分析する装置です。
SEM(走査型電子顕微鏡)、EDS(X線分析装置)、専用ソフトウェアを組み合わせて、選鉱プロセスや資源評価、鉱物の分離度を定量的に評価します。
ポジション特徴
①技術革新への貢献
EDSは半導体、金属材料、医療・環境分野など多くの研究分野や産業で不可欠なツールとなっています。
自身の開発した装置が世界中の研究や製品開発に役立つという実感が得られます。
物理・電子光学・材料工学などの知識を融合させて開発業務を行うため、技術者にとって魅力があります。
②スキルアップ
X線物理学やセンサーの基礎知識を得るとともに、アプリケーション開発においてはデータ解析・画像解析のスキルアップにつながります。
また、EDSは様々な電子顕微鏡に搭載されるため、各々の電子顕微鏡に携わることができ、装置のオペレーションや知識を習得することができます。
キャリアイメージ
※業務習熟度合いによってお任せする業務が異なりますので一例としてご覧ください。
【1年目】
・EDSおよび粒子解析ソフトウェアのオペレーション習得
・先輩社員指導のもとで、ソフトウェアのテスト、評価
【2年目】
・先輩社員指導のもと、MLAおよび自動解析装置の仕様作成
・技術、設計に仕様をレビューし、スキルを向上
【3年目】
・粒子解析ソフトウェアバージョンアップに向けた仕様作成から技術評価の一連を担務
以降については、技術面を極めるスペシャリストとしてのキャリアや、開発リーダーとしてのキャリア、などいくつかの方向性があります。適正やご希望を考慮して決めていけたらと考えています。
【業務内容変更の範囲】
hp記載の全事業・全業務