業種別ソリューション 金融

「Beyond Finance」への挑戦:NTTデータが求める未来を創る人材像 - 金融部門にインタビュー

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目次

「Beyond Finance」への挑戦:NTTデータが求める未来を創る人材像

NTTデータの金融分野は、「Beyond Finance」のビジョンのもと、金融を超えた社会変革を目指しています。金融機能を活用し、社会に新たな価値を提供するため、BCE戦略(Beyond, Connect, Expand)を掲げています。NTTデータは、長期的な顧客関係、圧倒的な顧客基盤、異業種とのコラボレーションを強みとし、新たなスタンダードを創り出しています。

事業戦略や求める人物像についてLHH転職エージェントのコンサルタント、濱口卓也(写真左)が、NTTデータの金融分野のHiring Managerとして分野全体の採用を担当している髭直樹様(写真右)にインタビューを実施しました。

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写真右 株式会社NTTデータ 金融戦略本部 金融事業推進部 企画部 人事総務担当 部長 (Hiring Manager) 髭 直樹様

事業・組織:金融分野の概要

NTTデータ金融分野のビジョン

ビジョン:Beyond Finance みらいの社会のつくり手に
単なる金融機能を“超えて”、金融を活用した未来の社会をつくる為の仕組みへと発展させていきたい、
という想いが込められています。

新しいビジョン「Beyond Finance」を掲げ、金融領域に留まらず、複数の業種や領域を横断したクロスインダストリーな変革を推進し、社会に新しい価値を提供することを目指しています。

Beyond Connect Expand 戦略

ビジョンを実現すべく、BCE戦略を掲げています。

金融機関のオープンな共創を支える新たなソリューションを提供するため、お客様の先にいる利用者まで視野に入れる「Beyond(既存事業モデルを超える)」、複数の金融機関や他企業との連携を支援する「Connect(デジタルで連携)」、異業種にもサービス提供や協業の対象を拡大する「Expand(業際・Global)」をキーワードにおいた「BCE戦略」に取り組んでいます。

「Beyond(既存事業モデルを超える)」「Connect(デジタルで連携)」「Expand(業際・Global)」 EXPAND 法人領域 パートナー企業 CONNECT BEYOND NTT DATA 1.業務ノウハウ・技術 2.顧客基盤 3.金融インフラ・共同利用サービス 金融機関 お客様(個人・企業) 金融サービス領域 公共領域 GLOBAL

図:NTTデータ 金融分野 採用ポータルサイトから引用

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Q:NTTデータ金融分野の戦略について詳細を教えてください。

ビジネスの変化と新たなニーズ

NTTデータは、これまでお客様からの要件を実装し、システムを運用する「ものづくり」の強みを持っていました。これまではお客様が明確な目標を持ち、NTTデータはその「how(方法)」を提供する役割を担っていました。

しかし、現代のビジネス環境は急速に変化しており、お客様自身もどのように業界内で生き残るかを模索しています。例えば、「生成AI」「サスティナビリティ」「グリーン」といったキーワードは挙がるものの、具体的なアプローチは不透明です。

こうした状況で、お客様がシステム化の要件に対する明確な答えを持っていた時代は終わりを迎え、今後はその前段階であるWhy(意義)やWhat(目標)に対して提案が求められています。正解のない世の中において、NTTデータは「問い」を設定し、お客様に新たな価値を提案する力をビジョンや戦略の核としています。

これまで
顧客ニーズ適応の時代
  • ものづくり力
  • whatを与えられてhowを実現する
  • 金融領域
これから
顧客ニーズ創造の時代
  • ものづくり力 +
    「問い」を設定し、価値提案する力
  • 顧客のwhy whatを深く考え、
    howを実現する
  • 金融領域を超えた
    Beyond Finance

図:NTTデータヒアリングを元にLHHが作成

Q:NTTデータ金融分野の強みを教えてください。

大きく3つの観点で強みを持っていると考えています。

  1. 1
    ロングターム・リレーションシップ ~長期にわたる揺るぎない関係性~
    NTTデータの強みとして一番は、長い間お客様に対してサービスを提供し続けてきていることです。
    NTTデータは、サービスやシステムを提供した後も一過性で終わることなく、長期にわたって密接に関わり続けます。これにより業務や会社、業界についての知識を深め、お客様の抱える課題をお客様以上に理解できることが、NTTデータの最も大きな強みです。
  2. 2
    圧倒的な顧客基盤の広さと異業界のコラボレーション ~決済やお金はどの業界にも必ず結びつけることができる~
    NTTデータは国内の公共、法人、金融の各業界のTop3のお客様をはじめ非常に多くのお客様と取引を行っています。
    これから金融業界を超えた価値創出「Beyond Finance」を目指す中で、金融業界を超えた公共・法人領域とコラボレーションできる案件やグローバル案件などリサーチする力やつなぐ力は他社以上のものがあると思っています。
    お金や決済の金融機能を軸に各インダストリーに幅広く、掛け合わせられる無限大の可能性を持っているのはNTTデータの、とりわけ金融分野の強みだと思います。
  3. 3
    新しいスタンダードをつくることができる力
    日本経済を支える金融インフラや金融業界トップシェアのサービスを提供するなど、市場への高い影響力や業界の変革に寄与できるシステムを数多く提供してきました。業界の新しいスタンダードをつくる経験が得られます。

NTTデータ 金融分野実績

日本の経済活動を支える金融インフラシステムを提供

金融市場におけるITサービスベンダーランク 第※1

2024年度3月期:売上高6,972億円

主要なお客様:銀行・信金・証券・信託・保険・決済

  • *1Gartner "Market Share:IT Services, Worldwide 2020, Dean Blackmore et al.,8 April2021"
    ガートナーのデータを基にNTTデータにて作成
    金融=Banking & Securities, Insurance based on vendor revenue

<プラットフォーム>

  • 「統合ATM」全国1,000※2以上の金融機関を接続 カバー率99%以上
  • 「ANSER」金融機関接続数 共同センターをはじめとしたバンキングシステム
  • *2出所:日本金融通信社「業態別金融機関数(2023/6/30)」から算出

<最近の先端事例>

  • 先端的技術であるメタバース決済を活用したビジネス企画
  • 食農バリューチェーンのデジタル化による農業革命への挑戦(金融分野を超えたサービス事例)
  • 国内初の共同利用型勘定系システム向け「統合バンキングクラウド」の提供に向けた検討を開始
  • バンキング専用国産クラウドで安心・安全・安価に永続的なサービス提供

求める人物像

強い意志と情熱 入社後、NTTデータで意欲高く頑張り続けるためのコア。 考導力 社会のために自律的に考え、自ら動き周りを巻き込んでいく力。 共創力 多様な仲間と共通の目標を創り成し遂げる力。 変革力 最新の技術や仕組みに興味を持ち、変化を起こすことを楽しむ力。

Q:NTTデータ社員が大切にしている価値観を教えてください。

ITビジネスにおける中心的なイノベーターとしての役割を担うため、「考導力」「共創力」「変革力」の3つ力に、それらを突き動かす「強い意志と情熱」を大切にしています。それぞれについて説明します。

  1. 1
    社会のために自律的に考え、自ら動き周りを巻き込む「考導力
    正解がわからない中で、問いを設定し自分で答えを考える力。そしてリーディングカンパニーとして様々なステークホルダーを巻き込み、先頭に立って正解に導く力が重要です。考えて導く力が必要であると考えたため「考導力」と呼んでいます。
  2. 2
    最新の技術や仕組みに興味を持ち、変化を起こすことを楽しむ「変革力
    今までにない技術やビジネスモデルをつくっていくような使命もありますので「変革力」も重要です。
  3. 3
    多様な仲間と共通の目標を創り成し遂げる「共創力
    今までの常識にとらわれないで、新しいアイデアを発想していく力です。また、今は1社ですべてをつくる時代ではなく、様々なステークホルダーと連携して新しい価値を創る「共創力」が求められます。
    世の中をより良くしたい、社会課題を解決したいという「強い意志と情熱
    -提供したシステムは輝いて見えますが、成功までの道のりは非常に険しく、時には泥臭い場面もつきものです。そのため、たとえ転んでも立ち上がり、進み続ける「強い意志と情熱」が必要です。
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Q:最終面接官として候補者を評価する際に重視しているポイントを教えてください。

大きく3つのポイントがあると考えています。

Point 1 コミュニケーション力

NTTデータでは、チームで進める仕事が多く、システム開発のフェーズは企画提案から運用まであります。エンジニアや営業が単独で行う仕事はなく、チームや開発と営業の連携、協力会社とのコミュニケーションが重要です。そのため、自発的にコミュニケーションをとれる人は非常に重要です。

Point 2 学習する力

変化の速い時代の中で、常に新しいビジネスモデルや新しい技術に興味を持って、自分なりに新しい知識を取り込んでアップデートできる力も重視しています。継続的に自己研鑽をしていけるかどうかはとても重要です。

Point 3 強い意志

社会課題や業界の課題を解決することがNTTデータのミッションのひとつです。今までの業界課題をどう捉えているか、これから携わりたい業界課題をどう考え、どのようなアプローチをとりたいのか、自分の考えを持ち、それを相手に伝えられることが重要です。面接では質疑・意見交換を通して、自分の意見を持ち他者に考えを伝える力を確認したいと思っています。

Q:IT業界出身者に求めていることを教えてください。

IT業界出身の方には、専門領域に関する深い知見と幅広い経験を期待しています。特定の言語やベンダー製品に関する知識の深さ、技術を使って解決したい課題について重視しています。これまでのITプロセスにおける変革アプローチや問題提起と改善活動についても伺いたいですし、入社後もその能力を発揮していただきたいと考えています。

Q:金融業界出身者に求めていることを教えてください。

金融業界出身の方に期待しているのは、金融機関の内部業務に関する深い知識です。特に営業、企画、事務部門にいた方々が持つ実務経験は、ITの導入による不便や不満の解決に役立ちます。この知識は、提案力を高める基盤となり、入社後も貢献できる重要なポイントです。面接では、業務経験や資格だけでなく、業務に対する課題認識と、それをITでどう解決できるかという視点が重要視されます。

金融分野 Hiring Managerから転職希望者へのメッセージ

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NTTデータの可能性は無限大です。私たちは金融分野にいますが、金融業界にとどまらず、様々な業界とコラボレーションし、新しいビジネスやイノベーションを生み出すことができます。先入観を持たずに挑戦し、自分の可能性を広げてほしいと思っています。

具体的には、NTTデータ全社にはR&D※1を行っている部署や、金融イノベーション本部があります。この本部は新しい技術やビジネスの種をとらえ、最初の一歩を踏み出すことをミッションとしています。例えば量子コンピューティングやメタバースなど、まだビジネスとして確立していないものに対して先行投資を行い、海外のスタートアップと連携して研究やPoC※2を進めています。

NTTデータにはその道の第一人者が多く在籍しており、ブロックチェーンなどの技術要素に関しても業界団体や当局との濃密な接点を持っています。こうした第一人者と近い距離で仕事をすることで、社員は成長の機会を得ることができ、新しいビジネスを生み出すことができます。

私自身が取り組みたい課題は、日本のIT人材不足の解消です。2030年には最大79万人が不足すると言われていますが、ITの可能性と魅力を伝え、未経験の方に対しても教育を行い、IT人材を育てることで、業界全体の人材不足解消に貢献したいと考えています。皆さんの可能性を見出し、一緒にこの業界を盛り上げていきたいと思っています。

※1 R&D … 「Research and Development」の略で、日本語では「研究開発」
※2 PoC … 「Proof of Concept」の略で、日本語では「概念実証」。新しい技術やアイデアなどが実現可能か確認するための検証工程

LHH転職エージェントに対する評価

金融分野では常時100を超えるポジションで応募を行っています。LHHさんには、それぞれのポジションの人材要件と候補者様の希望に応じて適切なポジションにご紹介いただいています。また、候補者様への面接前後のフォローが手厚く、当社や応募ポジションへの理解度が高い状態で選考に臨んでいただいていることを実感しており、実際にLHHさんからの候補者様の内定率は高いものとなっています。

このような過程を経てご入社いただくことで、入社後も早期に活躍している方が多い印象です。これは即戦力を求める現状に適しており、弊社にとっても好ましく、また候補者様にとってもメリットが大きいと考えています。

NTTデータへ転職をお考えの方へ

NTTデータ 金融分野 内定率 第 1 *FY23年度実績

LHH転職エージェントでは、職種・業界専門性と360度式コンサルティングを強みにNTTデータの入社に向けた転職活動をオーダーメイドでサポートしております。
NTTデータの全分野500を超えるポジションから、NTTデータへ入社後の躍動を目的にNTTデータでのキャリアの可能性や選考アドバイス、最新の情報を提供します。NTTデータへ転職をお考えの方はぜひご相談ください。

NTTデータへの転職に高い内定率を誇るLHH転職エージェントの特徴

1. 職種・業界専門性の担当コンサルタント制
∟二人三脚の選考準備でキャリアアドバイス

2. 企業と求職者の両者を担当する 360度式コンサルティング
∟機械的なスキルマッチではなく、一人ひとり情報提供や求人紹介を行い、質の高いサポートを実施

LHHがご支援して入社された方の声

  1. 1
    「仕事内容」や「やりがい」:チーム意識が強い
    業界横断プラットフォームに携われており、やりがいを感じる。
    ・営業活動はチームで動いているのでチーム意識が強い
    SIerの中では、かなり上流に携われる
  2. 2
    組織風土
    真面目で優秀な人が多い印象。
    優しい人が多い
    ・わからないことについて自ら主体的に聞かないといけない環境だが、突き放す感じではなく、聞けば丁寧に教えてくれる。そのため本人の主体性が大事。
    ・社内だけでなくグループ会社からの出向者や中途入社者など、色々な方とお話しする機会が多い。ステークホルダーの多さにワクワクする
  3. 3
    働く環境:働く柔軟性や充実した休暇制度
    福利厚生がかなり良い休みを強く奨励している環境
    年次有給休暇(20日)+夏季休暇(3日)、特別休暇(2日)は必ずとる。
    ・始業は大体、9時半~でフレックス活用している。働き方について、金融業界と比べると柔軟なので非常に快適。
    繁忙期はありつつも、上手くコントロールできている。週2~3回はテレワークできるので、妻も助かってると言ってくれている。 働き方も金融時代と大きく変わり、子どもが生まれたばかりという環境の中で非常に良い。
    ・テレワークを利用している社員が多い。自身のプロジェクトは出社が多い(全然抵抗はない)。
    *職場によって働き方が異なりますので、選考を通じて確認してください。
  4. 4
    最近NTTデータに入社した方のおすすめポイント:福利厚生・社風
    落ち着いた社風働き方福利厚生
    ・福利厚生が充実していて、安心して働けること。感情的な人や高圧的な人はいない。
    優秀な方が多いので、困ったときにこちらの気持ちを汲んでくれる。
    ・福利厚生がやっぱりいい 。働きやすさと社風。

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