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今回は少しざわつきそうなタイトルでお送りします。転職を取り巻く通説は数多ありますが、最も言及されているのは年齢ではないでしょうか。私がこの仕事を始めた15年前から今日に至るまで同じようなテーマの書籍が書架を賑わせていることが、如何に日本の採用市場が依然として過度に年齢を意識しているか、年功的な考えに拘泥しているか、の証左と言えます。
本件についてはデータを紐解くまでもないのではと思いつつ調べてみると、やはり毎年転職年齢(※1)は上昇を続けており、2019年時点で”35歳の壁”を超え、40歳に迫ろうとしています。なお、生産年齢人口(※2)の平均年齢の上昇率を超える伸びを記録しています。
考えてみるともっともなことで、全人口、また生産年齢人口の平均年齢は上昇し続けるわけです。持続可能なビジネス運営や組織構築のためには年功的な人材登用・採用からの脱却が求められます。JOB型の導入やITの伸長による既存ビジネスのディスラプションにより、さらにこの流れは加速されそうです。
一方で我々、個々のビジネスパーソンとしても、エンプロイアビリティ(雇用される能力)を高める必要があります。40代、50代と年齢を重ねても転職を果たしていく人財に共通することは、マネジメント能力や卓越した専門性など相応の市場価値であり、実務に加えてリスキル・アップスキルなど継続したキャリア開発が求められます。
LHH転職エージェントのサービスは、必ずしも転職を前提とせず、今後のキャリアについてのご相談も承っておりますので、是非お気軽にお声がけください。
- データは全て弊社取扱求人・転職支援活動の蓄積データに準拠
- 1. 弊社にて支援し、転職に至った人財の当時の年齢
- 2. 15歳以上65歳未満の人口