
写真左:医療キャリア事業本部 ナース専科マーケティング推進部 ナース専科転職マーケティング推進グループ クリエイティブチーム 機能長/D.M様
写真左から2番目:医療キャリア事業本部 ナース専科マーケティング推進部 ナース専科転職マーケティング推進グループ プロモーションチーム 機能長/K.S様
写真左から3番目:介護・保育・障がい福祉キャリア事業本部 横断マーケティング推進部 保育士人材バンクグループ 兼 介護マーケティング推進部 SCL/SKグループ グループ長/H.S様
写真左から4番目:介護・保育・障がい福祉キャリア事業本部 横断マーケティング推進部 マーケティング推進統括 統括マネージャー/Y.W様
※写真右は、LHHコンサルタント柏倉全一
株式会社エス・エム・エス(以下、エス・エム・エス)のキャリア事業領域は、医療・介護/障害福祉の担い手と事業者をマッチングさせるサービスに加え、介護/障害福祉従事者を増やすための資格取得支援など、教育事業も展開しています。転職で同社を選んだ理由や働く魅力などについて、同事業領域で活躍する若きリーダーマーケター4名に、LHH転職エージェントのコンサルタント、柏倉全一がお話をうかがいました。
望んだのは「何のためにこれをやるのか」が見えるマーケティング

柏倉:皆さまは中途採用でエス・エム・エスに入社されていますが、まずは転職を考えた理由、そしてエス・エム・エスを選んだ決め手について教えていただけますか。
D.Mさん:前職は、広告代理店でWebマーケティングとデザインの業務に就いていました。制作会社としての側面もある代理店でした。これは誰のためのサービスなのか、クライアントの売上のためになるのかと思うことも多く、そこに違和感があったことが転職を考えた理由です。
転職活動では、もっとエンドユーザに近いところで制作の仕事ができる会社であること、そして社会貢献を軸としていた中でエス・エム・エスを知り、入社を決めました。2023年の入社で、今は「ナース専科」「ナース専科転職」など、看護領域のデザイン制作全般を担当するマネージャーをしています。
Y.Wさん:私の転職理由もD.Mさんに似ています。前職は主にWeb広告の運用代行をしている代理店でした。コンバージョン獲得のその先のことや、サービスの改善などをやりたいという思いが出てきて、事業会社への転職に踏み切りました。
実は新卒1社目は不動産会社で、集客を担当していましたが、エス・エム・エスに決めた理由にはそのときの経験もあります。当時は、自分の業務=集客活動が、どう成果=会社の業績や関わるサービスの成長に結びついているのか、よくわかりませんでした。
一方、エス・エム・エスでは、自分の仕事がどれだけの成果を生んだのかをダイレクトに感じられると思い、入社を決めました。
今の業務は介護領域の人材紹介と求人メディアのサービスで、主に求職者側の集客プロモーションの責任者を務めています。
K.Sさん:僕も前職はデジタルマーケティングの広告代理店です。Web広告の運用と、クライアント対応の営業のような仕事もしていました。
転職を考えたのは、広告に限らず、事業成長に貢献するマーケターになりたいと考えたこと。そして裁量権を持った仕事で、自分の影響範囲を広げていきたいと思ったからです。エス・エム・エスは、それが実現できそうだと感じ、入社を決めました。
今は、看護師領域の「ナース専科 転職」という人材紹介サービスのプロモーションチームでチームリーダーを務めています。
柏倉:入社して1年半で、すでにマネジメントも担っていらっしゃいますね。もともとリーダー職やマネジメントへの志向はお持ちだったのでしょうか。
K.Sさん:事業を成長させていくためにも、自分の裁量を広げたいという思いがありました。そうなるとやはりいつかはマネジメントに就きたいと思っていましたが、こんなに早くその機会をいただけるとは思ってもいませんでした。
柏倉:ありがとうございます。それでは、H.S様、お願いします。
H.Sさん:私は教育・人材サービスの会社に9年在籍していました。主に営業の仕事をしていて、終盤にはWebマーケティングの立ち上げにも携わりました。集客の仕組みづくりを試行錯誤しながらやっていくなかで、マーケターとしての専門性を高めたいと思ったのが転職のきっかけです。
また前職では、現場ががんばっても結果黒字と赤字の境界あたりという着地になることが多かったので、どうしたら事業を成長させられるのかという点にも関心がありました。その点、エス・エム・エスは設立以来、次々に事業を創出してきた会社なので、その経験ができそうだと思ったのも理由です。
入社は2021年で、主に保育士向け人材紹介の集客マネージャーをしています。今期からは部門をまたいで、介護スクール事業の集客マネージャーも兼務しています。
柏倉:前職も人材紹介関連で、現職も同じく紹介事業に携わっていらっしゃるのですね。キャリアの軸が一貫されているように感じます。
H.Sさん:そうですね。大学時代の留学中にさまざまな働き方で自由な生き方をしている人たちに出会って、自分の価値観を自分で狭めていたことに気づいたんです。そこから、日本でも「雇用の入口」で自分に合った生き方を支える仕事がしたいと思うようになり、人材業界を選びました。最初から特定の領域に関心があった訳ではないのですが、担当した介護・医療・保育それぞれの業界ごとに課題や従事者像も全く異なるので、向き合えば向き合うほど「この人たちの困り事を解消したい」という気持ちが高まり、今に至っています。
「やったほうがいい」を職域を超えて実現できる

柏倉:日々の業務を通じて、エス・エム・エスで働く魅力をどのような点に感じていますか?
K.Sさん:事業の成長に効果があることなら、自由に挑戦できる風土があるところに魅力を感じます。昨年8月に「ナース人材バンク」から「ナース専科」へリブランディングしたのですが、その一環でテレビCM等のマスプロモーションの戦略立案を行いました。
テレビCMでどんなメッセージを打ち出すべきか、どの媒体にどれくらい出稿すれば想定リーチを得られるかなどを、広告代理店の方と一緒に試行錯誤しながら考えられたのは、とてもやりがいがありました。
またメディアプランだけでなく、リブランディングにあたって看護師さんが本質的に求めている価値は何だろうか、ナース専科として何を大事にすべきかというブランド設計についても定量・定性調査データを元にしながら議論できたのは代理店ではなかなか得られないとても貴重な経験だったと感じております。
柏倉:ありがとうございます。K.Sさんのお話にもありましたが、エス・エム・エスでは裁量を持って幅広く挑戦できることが魅力だと感じました。D.Mさんも、そうした挑戦の中で特にやりがいを感じたご経験はありますか?
D.Mさん:ゼロイチの仕事で感じるやりがいは大きいですね。僕が入社したとき、所属部署にデザイナーがいなかったので、チームを立ち上げた経験があります。
K.Sさんの話にあったリブランディングのときは、ロゴやカラーパレットなどビジュアル面を一新するデザインの全面変更と、その認知を高めていくためのマーケティング施策の両方に携わりました。これは良い経験になりました。そもそも一般的に、マーケティング部門でデザインまで対応する企業はそこまで多くないと思います。それができるのは「広義のマーケティング」というくくりのなかに、サービスやプロモーションだけではなく、必要があれば新しい領域(デザイン)も取り入れていくという柔軟さがこの会社にあるからだと思います。
H.Sさん:エス・エム・エスでは「これ、やったほうがいいと思います」と言うと、言った人がその推進役になることがよくありますね。私は保育領域の集客責任者ではありますが、集客以外の領域で自分がオーナーとして動くことが多いのも、そういう環境があるからだと思います。
例えば、マッチングの全体プロセスに関わる設計で「スタンダードはこれにしましょう」「この部分は、グループで調整する余地を残しましょう」といったことを、関連部門のマネージャー達と話し合って一緒につくるようなことが日常的にあります。そういうときの、事業を一緒に伸ばしている、同じビジョンを目指しているという実感がやりがいになっています。

Y.Wさん:「やったほうがいい」と思って動ける良さは、私も体験しています。数年前までマーケティング職のメンバーが実際に弊社のサービスを使ってくださる方のお話を直接聞く機会は少なかったのですが、マッチングの質や集客のパフォーマンスを改善するために「今までやっていないけれど、やったほうがいい」という思いから、今はインタビューの機会が格段に増えました。やろうとしたら、思った以上に協力してくれる方が多いということも発見でした。今ではインタビューで得た情報を様々な施策に活用し、成果につなげることができています。
他部署も含め複数の方と協業する際に重要なのは「何のためにそれをやるのか」という視点ですが、そこがぶれないところにエス・エム・エスの良さを感じます。求職者のため、事業所のため、業界のため、さらには将来的な介護や医療、福祉業界の従事者不足を解消するためというところです。そこを起点に施策を考え出していくのがやりがいです。
「任せられる」からどんどん身につく経験とスキル

柏倉:入社前に持たれていたエス・エム・エスの印象と、実際に働かれてからの実感との間で、ギャップを感じる点はありましたか?
H.Sさん:入社当時を思い出すと、予想外に仕事を任される会社だなと思った印象があります。入社2週間で「このプロジェクトを任せたい」と上司から提案があり、まだ研修中の気持ちだったので驚いて「何もわからないですが私で大丈夫ですか!?」と伝えたのですが、「リソースも含めて開発と話を詰めてもらっていいからチャレンジしてみて」と任せてもらえました。少し不安はありましたが、信頼してもらえたと感じ嬉しかったのを覚えています。
Y.Wさん:私もそうです。前職ではほぼ広告の経験しかなかったのに、立ち上げたばかりのサイトを引き継ぎ、集客からCRMまでWEBマーケティング全般を一人で任されました。CRMは未経験でしたが、施策を実行するためにマーケティングオートメーションツール(MA)の選定から運用まで携わらせてもらいました。「こういうの、未経験でも任せてもらえるんだ」と思いました。
H.Sさん:でも、やっていくなかで見えてくることも多いですよね。私も手を動かしながら、わからないことを聞きまくって「そうか、こういうことか」と理解できた場面がよくありましたし。
Y.Wさん:それがありますよね。そうやっていきなり丸々業務を任されるのを、どう思うかは人によるでしょうけれど、私は良い経験をしたと思っています。
D.Mさん:エス・エム・エスは動かせるお金は大きいわりに、一人ひとりの主体性を重んじてくれますし、意思決定についても、上場企業だけれど良い意味でベンチャー企業のような判断の速さがあり、必要な領域にはしっかりと投資判断ができる会社だと思います。
入社前は、この規模の会社だと稟議ひとつを通すのも大変だろうと思っていたけれど、そんなことは全然ない。きちんと筋が通っていて、誠実さがあれば、やりたいことを後押ししてくれます。そこがエス・エム・エスのすごく良いところだと思います。
柏倉:エス・エム・エスという会社の個性や社風は、そのような点なのでしょうか。
K.Sさん:確かにそれが弊社の社風といえますね。「これをやろう」と言った人が上か下かは関係ない。それが正しいか、理にかなっているかを重視する会社。事業的にもシェアの奪い合いのような業界だからこそチャレンジが求められるのでしょうけれど、経済合理性と誠実さがあれば、だれがした提案でも通る環境なのがすごくいいと思います。ただし、大きな裁量を与えられる分、それに対する責任はあります。
D.Mさん:だからみんなプレッシャーに強くなるのかな。それともプレッシャーに強い人を採用しているのかな。
K.Sさん:僕は、鍛えられているという感覚がけっこうありますよ。
どれくらい消費者の為になっているのかを常に求められていると感じております 。
エス・エム・エスは代理店ではなく、事業会社だからこそそこを見過ごさないし、もっと深い説明も求められるので、それは鍛えられますよ。でも、事業成長のためのマーケティングが本当に僕がやりたかったことなので、すごくありがたいと思っています。
柏倉:挑戦できる環境がある一方で、その裏側では「なぜそれをやるのか」を深く考え抜くことも求められているんですね。実際、そうした環境の中で、みなさんはどのように仮説を立てたり、判断軸を持ったりしながら施策を進めているのでしょうか?
H.Sさん:たしかに誰にでもなんでも任せるわけではなく、きちんと論理的な説明が求められますよね。チャレンジする際も「なんか良さそうだからとりあえずやってみよう」ではなく、「構造的にこうだからこれをこうすればこうなるはず、ならないにしてもここまでは見込める」のような、仮説を元に対話して、「やってみよう」に繋がるイメージです。前職ではどちらかというと「やってみて判断」が多かったので、初めのうちは追いつくのが大変でしたけれど、事業の成長にコミットするとなれば、それが本来あるべき姿だと思いますし、非常に勉強になりました。
大切なのは人に対する誠意と社会貢献への熱意

柏倉:皆さまが「一緒に働きたい」と感じる人物像についてお聞かせください。あわせて、エス・エム・エスへのご応募を検討されている方へ、メッセージもお願いいたします。
D.Mさん:弊社の事業に携わるうえで、根本として誠実さは必要だと思います。人に対する敬意と誠実さ。それを大切にでき、あとは熱意さえあれば、どんなかたちであっても活躍できる場を得られる会社です。ぜひご応募いただけますと嬉しいです。
K.Sさん:サービスユーザーのことを本気で考えながら、事業の成長に関わっていきたい方であれば、それを実現できる環境はあります。部署を横断して多様な業務領域の人と連携して仕事をする機会も多いので、さまざまな経験とスキルが身につきます。意欲があれば自身の役割を拡張していくこともできます。そういう仕事と働き方に魅力を感じる方に入っていただけるとうれしく思います。
H.Sさん:現時点での高いスキルが求められるかというと、必ずしもそうではないと思います。スキルの表面的なhowのところは後からでも補えます。それよりも大切なのは、思考する力や向かう方向が同じであること、または、自分のミッションをやり遂げるという強い気持ちです。
思い通りにならないこともありますが、そこから何をどう変えていけばいいのかを考えて、実行することに喜びを感じられる人、やりたいことを自分から取りにいこうというマインドのある方に、エス・エム・エスは向いていると思います。そういう方とぜひ一緒に働きたいですね。
Y.Wさん:代理店時代の私のようにサービスを自分で改善したい、もう一歩踏み込んだ仕事がしたいという方は、ぜひ応募していただきたいです。チャレンジしたくてもできない環境もあると思います。しかし、弊社は本当にやるべきことにはリソースを投下させてくれます。また、社会に対する影響力においてもしっかりとしたポジションを確立しているので、社会的意義のあることをしたいと思っている方にもお勧めの会社です。