
写真中央:介護・障害福祉経営支援事業本部 マーケティング&セールス統括部 マーケティンググループ 訪問看護 機能長/S.Y様
写真右:介護・障害福祉経営支援事業本部 障害者福祉支援部 障害者雇用支援グループ マーケティング 機能長/K.T様
※写真左は、LHHコンサルタント柏倉全一
株式会社エス・エム・エス(以下、エス・エム・エス)では「カイポケ事業」と通称される介護・障害福祉事業者事業を展開。同部署に所属し、「カイポケ」の訪問看護領域のマーケティングを担当するS.Y氏、障害福祉領域で人材紹介サービスのマーケティングを担当するK.T氏に、新たな市場を切り拓く楽しさや仕事の充実感について、LHH転職エージェントのコンサルタント、柏倉全一がうかがいました。
「強い思いを持って働く」優秀な先輩社員に共鳴して入社

柏倉:お二人 それぞれの担当業務をお教えください。
S.Yさん:私は「カイポケ」事業部の介護系マーケティンググループで、主に訪問看護ステーションでの「カイポケ」の普及を目標にマーケティングを行っています。介護、看護、社会福祉の事業者様向け経営支援ソフトの「カイポケ」は現在、売上高で110億円を超え、バーティカルSaaSでは国内トップクラスを誇っています。
K.Tさん:私は、障害者雇用に特化した転職サービス事業に携わっています。事業のミッションは、障害 のある方のQOL改善に寄与することです。
このサービスは一昨年に始まって現在で3期目です。業界では後発で事業規模も売上も小さいのですが、数年後には業界トップになるぞという意気込みで頑張っています。
柏倉:お二人 とも中途入社されていますが、前職を教えてください。
S.Yさん:私は新卒入社した会社で、障がい者雇用専門の人材紹介サービス部署に所属し、求職者獲得を目的としたWebマーケティングを担当していました。
K.Tさん:私は新卒で金融×ITの会社に入りました。そこで2年半ほど、金融機関や不動産投資会社のウェブを活用した集客の支援をしていました。
柏倉:前職の業種を選んだ理由は何だったのですか。それから、転職理由とエス・エム・エスを選んだ決め手をお聞かせください。
S.Yさん:新卒の際は、3つの軸で就職活動をしていました。1点は、その会社が掲げているビジョンに自分が共感できるか、2点目は自分に大きな裁量や責任ある業務が任される必然性がある環境かどうか、3点目は一緒に働く方が、自分が尊敬できる方かどうか。これに合致したのが前職の会社でした。
転職理由は、自分自身のマーケティングスキルをさらに高めたいと考えたからです。前職ではWebプロモーションやマーケティングの経験を積むことができましたが、それにとどまらず、より幅広い領域でスキルを磨きたいと思いエス・エム・エスを選びました。
K.Tさん:私の場合は、新卒で大手へ行く人が多いなか、この先30年40年を大手企業で働く自分の姿がどうしても想像できず、安定した環境に身を置くだけでは物足りなさを感じてしまうと思い1社目の会社に入りました。
転職を考えたのは、前職の事業が自分の気持ちとしっくり合わないところがあったからです。その会社のお客様はいわゆるお金持ちなんですね。十分な資源を持つ人をさらに豊かにするための事業をしているわけです。けれど、私としては社会課題の解決に取り組むというか、困っている人へのご支援を通じて社会への貢献が実感できる仕事のほうが自分に合っている思い、転職活動を始めました。
エス・エム・エスを選んだ理由は2つあります。1つ目は社会貢献を事業の柱にしている会社であること。2つ目は優秀で強い思いを持って働いている社員の方が多く、一緒に働きたいと感じたからです。
「役割を超える姿勢」が歓迎される環境

柏倉:エス・エム・エスに入社する前と入社後に感じたギャップのようなものはありますか。
K.Tさん:前職の会社は、広告の運用代行を中心としており、短期的なプロジェクト発が多く、マーケティング指標の数字を上げることが主な成果とされていました。
事業会社であり、自社でマーケティングを行うエス・エム・エスに入社したことで、売上や事業全体の動きを中長期で意識して取り組む必要があることを強く実感したのは良いGAPです。
S.Yさん:私が入社した時点で「カイポケ」事業の売上は、すでに90億円を超えていました。しかも、人員数が300人ほどもいる事業部だったので動きづらいのかなと。ある程度、役割が固定化されて、その役割のなかでパフォーマンスを最大に発揮することを求める組織なのだろうと思っていました。しかし、そんなことはまったくありませんでした。どんどん自分の役割を超えていくことや、部署を横断して何かに取り組むことが、むしろ歓迎されます。そこも良い意味でのギャップです。
柏倉:前職と比較して、求められるコミットメントにも違いがありましたか。
S.Yさん:私は前職でも、会社に求められるコミットメントを超えてやろうというスタンスでいたので、そこは今も変わりません。ただ、担う役割として求められるものは違いますね。
前職では、マーケティングにおけるプロモーションや集客など、比較的短期的な成果に自分の焦点が当たりがちでした。一方、「カイポケ」の事業部では、3カ月、半年先の成果をどうつくっていくのかが求められます。そのために顧客や現場の声に丁寧に耳を傾けながらマーケティング戦略を組み立てていくことが求められます。そこが前職との大きな違いです。
仕事の励みは事業、利用者への貢献の手応え

柏倉:現職では、どういうところに働きがいを感じていますか。
S.Yさん:介護、看護は、かなり複雑性が高い事業領域だと思います。例えば「カイポケ」でサービスを提供するだけで、弊社が描くビジョンを達成できるとは思えません。
先を見れば、介護や看護に人が携わる段階でのさまざまなファクターをきちんと整理しながら、それぞれに対してどのような価値を提供できるか、単なるプロモーションに留まらない広義のマーケティングを考えていかなければなりません。その部分にすごくやりがいを感じます。
K.Tさん:自分がやっていることの事業への貢献実感ですね。それと、困っている求職者さんの力になれることにやりがいを感じます。実際にサービスユーザーの方のお声を聞く機会があるのですが、その度にうれしく思います。
柏倉:障害者雇用特化の転職サービスは、これから伸ばしていく領域ですが、そのところで何か手応えのようなものは感じていますか。
K.Tさん:チームの目標売上の達成ですね。しかも、それが昨年同月の何倍かになった ときは事業全体での成長実感がありました。
もちろん、それは私だけの力ではありません。マーケもセールスも他のステークホルダーも一緒になって挙げられた成果です。その中で、自分が行ったマーケティング活動が事業を動かすことができたという点が、今期自分なりに感じられた手応えです。
誠実で信頼できる方が多く、非常に働きやすい環境で業務に集中できていることに感謝しています。
マーケターに求められるのは中長期的な視点での戦略

柏倉:これからのキャリア・スキルアップについてはどのように考えていますか。
K.Tさん:2つあります。1つ目は、マーケティング組織の拡大です。事業の拡大に合わせてマーケティング組織を拡充し、施策をさらに多角化・高度化させていきたいです。
2つ目は、より長期の時間軸で戦略を立て遂行していくことを数年かけて行いたいと考えています。
S.Yさん:プロモーションやリード集客といった一部の領域にとどまらずに、「広義のマーケティング」の実践を意識していきたいと思っています。いわゆる3Cや4Pといった手法も使い、より市場と丁寧に向き合いながら事業を成長させる。そのためのスキル、キャリアを積んでいきたいですね。
私のミッションは、訪問看護ステーションにおいてより「カイポケ」いうサービスを、いろいろな方に使っていただき、市場における導入シェアを高めていくことです。
K.Tさんと同じで、3年からという長い時間軸で、かつ訪問看護領域に限定せず、他サービスや事業も視野に入れた戦略づくりができるようになりたいと思っています。
柏倉:御社の環境として「こういうところに助けられている」とか「これが自分の成長に役立っている」というようなところはありますか。
K.Tさん:一番大きいのは、事業責任者と距離が近いことです。事業視点でプロモーションやマーケティング活動を意識する機会がとても多く、その上で、自分の意見や提案を出しているかたちです。
加えて、事業のメンバーが少人数で、責任者と年齢が近いこともあって、とてもディスカッションしやすい環境です。そこにも助けられているという実感はあります。
S.Yさん:「カイポケ」事業部は事業規模が大きいので、全体方針は事業責任者が策定しますが、各メンバーが自分の意志をもってその方針をどう実行していくかを主体的に考え動く文化があります。上長からフィードバックを受けたうえで「自分はこう進めたい」と手を挙げれば、それが認められ、実際に任せてもらえる風土があると感じています。
柏倉:働きやすさという点ではいかがですか。
S.Yさん:高い生産性を求める会社ではあります。けれども、体育会系のゴリゴリした雰囲気はないし、皆さん互いを尊重し合って仕事をしています。高い生産性というと、たくさん残業してまで成果を出さなければならないように聞こえるかもしれませんが、考え方としては真逆です。長い時間働いて成果を出すより、限られた時間の中で注力すべき箇所を見極め、成果を最大化させていくという進め方がエス・エム・エスらしいあり方です。
変化を楽しめる方、主体的に動ける方にお勧め

柏倉:最後に、応募や入社を検討している方へのメッセージをお願いします。
K.Tさん:3つあります。1つ目は、私の事業領域で言うと、他者貢献にやりがいを感じられる方に来てほしいですね。
2つ目は、変化を楽しめる方です。まだ事業としてはこれから市場シェアを伸ばしてトップシェアを取っていく段階なので、変化と成長を楽しめる方に来ていただきたいです。
3つ目として、他者と一緒に働くことを楽しめる方です。マーケターもセールスのチームをはじめ、さまざまな方とのコミュニケーション機会があります。それを苦にせず、楽しみつつ、自分のバリューを発揮できる方に来ていただけるとうれしく思います。
S.Yさん:2つ挙げたいと思います。1つ目は、より広く事業成長のための戦略を考えたいと思う方。Webをはじめ、さまざまなマーケティング領域のなかで、自分自身が手を動かして成果を出すことは大事ですが、そこにとどまらず広い視点で戦略を考えたいという方に、エス・エム・エスの環境はお勧めです。
もう1つは、与えられた役割にとらわれないで、主体的にアクションを起こせる方です。それをきちんと拾い上げて具体化させていくことを非常に大事にしている会社ですし、オーナーシップを広く持つ方が称賛される文化があるので、やりたいことを自分で具体化していく働き方をしたい方は活躍できると思います。
面白そう!と思っていただける方のご応募をお待ちしています!