新卒で入社以来、化粧品業界一筋の40代半ばの男性は、数年前に異業種である食品業界へ転職しました。
しかし、「こんなはずではなかった」と、もう一度転職し直し化粧品業界へ戻られました。
経験者を優遇する求人は多いため、元へ戻るのはカンタンではと考えられがちです。
実際は必ずしもそうとはいえず、例えばそもそも求人が少ない業界の場合は、ポジションを見つけること自体が最初の関門になります。
今回のパターンは、コンサルタントが企業へアプローチして、もともとポジションがないところでポストが作られ採用が決まりました。転職活動の詳細をぜひご覧ください。
「もう一度、化粧品業界に戻りたい」
営業職を一筋で経験を積んできた40歳代なかばの男性は、現在の年収は800万円です。
新卒で化粧品メーカーに就職後、現在は食品メーカーにお勤めです。
実は現職の食品メーカーは40代になってからはじめて転職をしました。
ミドルといわれる年齢で、異業種への転職はとても勇気のいることです。
当初は異業界であるものの、商材はコンシューマー向けであること、メーカーであることなど共通点が多いと思っていました。
しかし、思い切って挑戦した転職でしたが、結果として早々にもとの業界へ戻りたいと思うにいたってしまいました。
「こんなはずではなかった」と想定以上に、現職では思うように仕事ができなかったというのが理由です。
食品メーカーと化粧品メーカーとでは、同じ営業職でも仕事の進め方やノウハウは大きく異なります。社内人脈がない中、社風や顧客との関係構築、商慣習へ不慣れなこと・・・。
これらが重くのしかかってきたそうです。
その結果、食品メーカーでは化粧品業界の営業ノウハウが十分活かせずフラストレーションがたまってしまいました。
「もう一度、化粧品業界に戻りたい」こうして転職を再度決意されました。
業界ブランクがネックにならない求人はあるのか
「人気の化粧品業界とはいえ、以前いた業界なので転職はしやすいのでは?」と思うかもしれませんが、食品業界から化粧品業界への転職は、一般的には難しいケースも多いです。
- 求人が少ない。
- 人気業界のため、少ない求人へ応募者が殺到する。
- 40代半ばの年齢は、採用企業からの期待値が高い。
一方で業界ブランクがあるとはいえ、過去に長期間の化粧品営業の経験があったことは、大きな強みです。
お話をじっくりうかがい、外資系メーカーの求人メインにご提案しました。
外資系企業の場合は、入社後に即戦力として活躍できるかどうかを重視して採用判断をする傾向が強く、業界ブランクがネックになりにくいと考えたためです。
求人は少ないため、求人していない企業へもアプローチをするリバースマーケティングも同時に行いました。
そしてついに外資系大手化粧品企業の2社から内定を獲得し、そのうちの1社へ入社を決め、年収は820万円で現状維持できました。
リバースマーケティング
転職エージェント内で「リバースマーケティング」という言葉が指すのは、「求人していない企業へ求職者を提案する」ことです。
研究職、経営に近いポジション、専門性が高い、同じ職種の人が少ないといったキャリアをお持ちの方が、“現在”は求人がなくご紹介ができない、といった場合に活用されることがあります。
化粧品業界経験者は「同じ職種の人が少ない」に該当します。
「Web検索をしたが希望の求人がない」ときは、転職エージェントの利用をぜひオススメします。
- 自分になり代わって、企業に対して売り込みをしてくれる。
- 異業種への転職後に過去の業種に戻る際の転職理由や志望理由を的確に準備できる。
対象企業に関する調査をしっかり行ったうえで、その企業が求めている人材を紹介することになるため、成約率は高くなる傾向があります。
ぜひLHH転職エージェントへご登録、お待ちしています。
LHH転職エージェントの強み
今回ご紹介した事例以外にも、たくさんの職種で実績事例があります。営業・マーケティング系での転職をお考えの方はぜひLHH転職エージェントまでお気軽にご相談ください。