転職の書類選考を通過する確率は?内定までの所要日数などもご紹介

8つの数字から見えてくる、転職売り手市場の今

転職エージェントに蓄積される求職者や採用企業のデータを分析すると、書類選考通過率、応募から内定までの所要日数、転職成功者の再転職割合など、さまざまなことが明らかになります。
今回は、8つの数字から見えてくる転職の実態を紹介します。

30% …書類選考の通過。

最初の関門である書類選考。採用企業が求める要件と職務経歴が合っているか、必要なスキルを持っているかを、企業は書類選考でチェックします。
30%という数字は、現在の売り手市場を反映する高い率といえます。アピール不足で選考通過が通らないのは、大変もったいないこと。抜け漏れがないように作りたいですね。

関連リンク

15% …一次面接から内定にいたるまでの率

書類選考を通過したら、いよいよ面接ですが、一次面接をクリアして内定を獲得できる率は15%です。どうでしょう、低いと感じた方も多いのではないでしょうか。
ここから試算すると内定を得るために必要な応募数は約22社ということになります。

面接対策で大切になるのが、しっかりと事前準備することです。「なぜ転職したいか」「入社後、この会社で何をしたいのか」など、質問を想定してロールプレイングしておくと、自信を持って答えることができます。

面接でよく話題の中心になるのが職務経歴書の内容です。自分の提出した職務経歴書を読み返して、今までの経験やスキルをアピールできるように準備しておくと安心です。

関連リンク

50% …二次以降の面接から内定にいたるまでの率。

二次以降の面接から内定にいたるまでの割合は50%で、面接回数は2回の企業が多いです。

そのなかで二次面接の位置づけは、ほぼ内定方向で考えており役員との顔合わせ程度のものから、一次選考通過者をより絞り込むためのシビアなものまで、企業によってさまざまです。
50%という数字をみても、一次面接を突破したからといって安心できないことがわかります。

二次以降の面接の面接官は、役員や配属部署の責任者、人事などが担当するケースがほとんどです。実務上のこまかな経験やスキルは書類や一次面接で把握できていますので、二次面接では会社理念やとあなたの仕事観やご志向などのフィット感をお互いに判断する場であることが少なくないです。率直に話ができるとよいですね。

関連リンク

25日 …応募から内定までの所要日数。

応募してから内定を得るまでの平均所要日数は25日です。しかし、この数字は求職者の事情や企業の特徴によっても大きく違ってきます。

たとえば、現職で転職活動をする場合は面接日の調整なども必要なため、すでに退職している場合よりも期間が長くなりがちです。また、企業によっては一次面接で内定がでる場合もありますし、二次面接や最終面接を行う企業もあります。

一般的に大規模な企業や外資系企業などは、稟議・決済に時間がかかるため、内定を得るまでの期間が長くなる傾向があります。

関連リンク

40日 …内定承諾から入社までの所要日数。

内定の連絡をもらったら、条件を確認したうえで内定を受託し、入社日を決める手順となります。この内定承諾から入社までの平均所要日数は40日です。

ここでとくに注意したいのが、現在の職場での引き継ぎや退職交渉です。転職先に来月1日から出社と約束しても、退職交渉や引き継ぎに時間がかかり、予定どおりに入社できないとトラブルに発展することもあります。

これを回避するためには、現職への配慮はもちろん、転職先企業との密なコミュニケーションが大切です。ときには、転職した元同僚から情報収集するなどして、余裕を持って入社日を決めると円満に退職しやすくなるでしょう。

関連リンク
イメージ画像

90% …2回以内の面接で内定を出す企業の率。

90%の企業が2回以内の面接で内定を出しています。一次面接・二次面接・最終面接のように3回以上の面接を実施する企業はわずか10%程度です。
スピーディな人材獲得や求職者優位の状況を反映して、面接回数は年々短縮傾向にあります。

80% …オファー面談を実施した企業の率。

80%の企業が、このオファー面談を実施しています。オファー面談とは企業が内定者に対し、自社に入社してもらうために行う面談のこと。おもに採用条件の確認、疑問点や不安点の払拭を目的とし、内定者が納得感をもって入社意思決定をできるようにするための場です。

人材を採用するためには、大きなコストや手間がかかります。せっかく内定を出しても、求職者が内定辞退や他社の内定を受諾したのでは、無駄になってしまいます。

売り手市場という背景もあり、業務内容の説明や将来のキャリアの説明など配属予定部門をも巻き込んで、内定者を口説く企業が増えています。

70% …当社転職決定者における転職経験率。

決定者に占める2回目以降の転職となった求職者の割合は意外と多く、70%という数字になっています。
かつては、転職回数が多いと再転職に不利と言われていました。しかし、日本での人材への価値観も変わり、転職回数よりも経験やスキルが重視されるようになってきたのです。

キャリアアップのための転職やキャリアデザインに沿った転職であれば、転職回数が必ずしもマイナスの材料として捉えられることはなくなってきました。
今後も生涯の転職回数は増えることが予想され、複数回の転職は珍しくなくなるでしょう。

関連リンク
年代別の転職
  • これら8つの数字はLHH転職エージェントでのブログ公開時の平均値です。
    職種や時期などの条件によっても変わってきますので、あくまでも参考となれば幸いです。

LHH転職エージェントの強み

今回ご紹介した事例以外にも、たくさんの職種で実績事例があります。管理部門系での転職をお考えの方はぜひLHH転職エージェントまでお気軽にご相談ください。

LHHに登録

関連記事

転職ノウハウ に戻る

各領域に精通したコンサルタントが、あなたと企業のベストマッチを創ります

専門性と洞察力に優れたLHHのコンサルタントが
あなたと企業のベストマッチを創ります

武将診断
LINEで理想のお仕事診断