新卒紹介のコンサルタント「寺田ゆりか」と「木谷恵実佳」が、今の学生の実態や採用の動向についてお話しします。 普段から大学や学生と密に連絡を取り、多くの企業の採用実態を知っている二人だからこそ知っている「新卒採用の今!」を語ります。
採用・労務に関する最新のお役立ち情報をお届けします。
もちろん。23年新卒がインターンシップを選ぶ際に知りたい情報の第一位が「過去に参加した人の評価や満足度」であるというアンケート結果が出ているほど、「実際のところはどうだったのか」によって選択をする世代ってことですよね。
衣食住なども情報によって選ぶからこそ、そういった特性をキャッチ―に表した言葉が、「口コミ世代」なんですね。
デジタルの世界で、不特定多数が書き込んだ口コミを大量に見ることができるようになったことも大きいでしょうね。
昨年、ある企業さんが新卒採用の選考試験の一部として、「新卒採用に関して、新たなサービスを創るとしたらどのようなものを創るか、プレゼンしてください」という事前準備ありきの試験を実施したのですが、「企業の社員さんが実名で、その企業の良いところ・悪いところを書き込み、それを学生が見ることができるシステム」という案を出した学生さんがいたことを思い出しました。
透明性や信頼性のある情報は本当に求められていますね。
ポイントは、企業の「良いところ」はもちろんだけど、「悪いところ(人によっては懸念になりうるところ)」も知ってから入社したい。という部分ですね。
これは、2019年入社の私にも覚えがあります。
企業説明会などで、「今は想像ができていない、予想される困難」について語ってくれる企業は少ない中、アデコ株式会社は、ちゃんと話してくれたんですよね。「こういう志向の方は苦労するかもしれない」というところまで突っ込んだ話をしていて、びっくりした覚えがあります。
そういったところが好ましく思えたことに加え、この会社で働くと起こりうる苦労に関しても知ることができて、安心感を覚えたのが入社の決め手でもありました。
手前味噌ですが、同期の離職率は2022年2月末の時点で20%で、一般的な3年目の平均離職率30%より低いんです。
採用HPに社員インタビューなどを掲載したり、選考要素がない座談会を選考途中に挟だりして、社員さんの本音や、苦労した経験、失敗談、今の企業の伸びしろを、ざっくばらんにお話できる場があると良いですよね。
タイミングは、選考中でも、内定を出した後でも良いと思いますが、選考中からエンゲージメントを高め、より自社の理解度が高い人材を採用したいのであれば、採用の初期フェーズに実施するのが有効だと思います。
学生さんから、「今受けている企業の悪い口コミをネットで見てしまい、不安になっている」という相談を受けるケースも年々増えていますが、あえて「企業の伸びしろ」を企業さんから直接伝えていただくことで、「改善への糸口」が見えると安心され、志望度が高くなる学生さんもいそうですよね。
そうですね。不安って、芽のうちにケアしておかないと、どんどん大きくなってしまうものです。常に先手を打つ新卒採用を実施したいものです。
ただ、自社の採用ってなかなか客観的にみることが難しかったりもしますよね。
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ゆりかさん!知ってましたか?先月も話題に上がった23年新卒を含む「Z世代」ですが、「口コミ世代」とも言われているんですって!