求職者の企業選びのポイントは?

転職で企業を選ぶ際に最も優先される項目はなんでしょう?
弊社に登録している求職者にアンケートを実施しました。その結果から、今の企業選びの実態をご紹介します。

現在の転職における優先項目は?

弊社に登録している求職者に「転職する際に優先する項目」について、2020年・2021年にアンケートを実施しました。

2020年:業務内容26%、ワークライフバランス40%、年収30%、その他4%、2021年:業務内容44%、ワークライフバランス28%、年収26%、その他2%

2020年に転職の優先項目として最も多く回答されたものは「ワークライフバランス」で、回答全体の40%を占めていました。一方、2021年においては「業務内容」と回答した求職者が最も多く、全体の44%を占める結果となりました。

現在、転職活動では、「ワークライフバランス*」に加え「業務内容」を重視する求職者が増加しているようです。

  • ここでのワークライフバランスは「労働時間」「残業時間」「勤務地」「在宅勤務の可否」の総合的なバランスを意味する。

「業務内容」を重視する理由

この結果の背景には、新型コロナウイルス感染症、VUCA時代の到来があります。

2020年は新型コロナウイルス感染症に伴うリモートワークの普及により、働き方やライフスタイルを見直す求職者が増加しました。その傾向は現在もなお続いてはいるものの、「人生100年時代」「VUCAの時代」といわれる現代において、求職者個々人が長期的な観点で仕事と向き合う必要性を感じる傾向が顕著になっています。
その中でも、下記3点のニーズが高い傾向にあります。

  • 仕事をする上でのやりがい、社会貢献性
  • キャリア・スキルの持続可能性、汎用性
  • 会社のビジョン・ミッションへの共感

採用活動では「ビジョン」を意識することが大事

今後、企業は採用活動において、自社での働きやすさ(ワークライフバランス)に加えて、「仕事のやりがい」「得られるスキルの魅力」を求職者に伝え、より解像度の高いイメージを持ってもらうことが重要課題となります。

そのためには求職者の「キャリアビジョン」や「ライフビジョン(どのような人生を送りたいか)」を理解し、採用者はそれが自社のビジョンや価値観、環境と合致するかを判断する必要があります。

これまでの採用では、企業規模や認知度、年収などの条件面で大手企業が比較的優位性を保っていました。
しかし今後は企業規模の大小を問わず、自社のビジョンや価値観を明確に伝えることで、今まで獲得できていなかった求職者の採用も可能となりました。
画一的な採用手法ではなく、どれだけ求職者一個人のビジョンに寄り添った提案を行えるかが、これからの採用活動の成否を問う分かれ目になります。

「ビジョンマッチング」という考え方

弊社は、「ビジョンマッチング*」という独自の取り組みを行っています。従来の条件・スキルマッチングに留まらず、企業・人材の長期的なビジョンをヒアリングし、適切なコンサルティングを行っています。

また360度式コンサルティングを採用しているため、コンサルタントが企業・人材を一気通貫でサポート。変化する候補者の意向や活動状況を常に把握し、直接企業に伝えるられるため、マッチ度の高い採用をサポートしています。

業界・職種別の専門コンサルタントが対応しますので、まずはお気軽にご相談ください。

ビジョンマッチング

貴社のビジョンや理念、どのように社会に貢献しようとしていて、将来、どのような姿を目指しているのかなど、企業としての「人となり」まできめ細かくヒアリングし、そのビジョンにマッチする人財を紹介します。

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