人の役に立つ仕事25選! 資格なしや未経験から転職できる仕事も紹介

「人の役に立つ仕事」がしたいと思う方は多いはずです。どのような仕事でも誰かの役に立ちますが、ここでは、誰かを助け、社会的貢献度の高い仕事を人の役に立つ仕事と定義します。就職や転職を考えている方に向けて、人の役に立つ仕事を25種類紹介します。

目次

• 人の役に立つ仕事とは
• 人の役に立つ仕事｜治安・行政系
• 人の役に立つ仕事｜IT・クリエイティブ系
• 人の役に立つ仕事｜サービス系
• 人の役に立つ仕事｜メディカル系
• 人の役に立つ仕事は未経験や資格なしでも就職・転職可能？
• 人の役に立つ仕事に就職・転職するには？
• まとめ

人の役に立つ仕事とは

どのような仕事でも最終的に消費者=人の存在があるため、結果的に誰かの役に立ちますが、一般的にいわれる「人の役に立つ仕事」とは、困っている人や苦しんでいる人を助ける仕事を指します。

病気やケガをしている人を助ける医療・福祉系の仕事や、困っている人を助ける弁護士は、人の役に立つ仕事の代表例です。公務員や教育系、保安系の仕事にも人の役に立つものが多いです。

人の役に立つ仕事の大きな特長は「誰かを助ける」ことのほかに、「社会的貢献度が高い」ことが挙げられます。直接的でなくとも地域や社会に対して貢献度の高い仕事は、人の役に立ちます。

人の役に立つ仕事｜治安・行政系

治安・行政系の人の役に立つ仕事には、どのようなものがあるのか、なり方や必要な資格とともに紹介します。

弁護士

弁護士は、困っている人を助ける法律の専門家です。弁護士法1条1項には、「弁護士は、基本的人権を擁護し、社会正義を実現することを使命とする。」と定められています。

弁護士の仕事は、法律相談のアドバイス、法的手続きの書面作成、裁判手続きの交渉や代理、被告人の擁護など多岐にわたります。弁護士は法律事務所に所属するのが一般的ですが、独立開業や会社員として企業内弁護士として働くなど、働き方はさまざまです。

弁護士になるには、難関の司法試験に合格する必要があります。司法試験を受けるには法科大学院を修了するか、司法試験予備試験に合格して受験資格を得なくてはいけません。司法試験に合格後も司法修習生として1年間勉強し、修了時の試験に合格したのち、弁護士になることができます。

自衛隊

自衛隊は国の安全を保ち、人々の平和を守る仕事です。主な任務は、日本の領海・領土を外部の攻撃から守ることで、大きな災害時には出動して救助を行ったり、治安維持を行ったりします。

仕事の大半は厳しい訓練であるため、頑丈な体や忍耐力が不可欠です。何より「国を守る」「国民のため」という強い使命感がなくては務まらない仕事です。

自衛隊として働くには、自衛官採用試験に合格する必要があります。採用試験の種類は多くあるため、自分に合ったものを探して受験しましょう。

警察官

警察官は、地域住民が安心して暮らせるよう保安に努める仕事です。パトロールや交通違反の取り締まり、交通事故の処理、事件の捜査など、配属される部署によって仕事内容はさまざまです。

警察官には、国家公務員の「警察庁」と地方公務員の「都道府県警察」の2種類があり、多くの警察官は都道府県警察に所属しています。国家公務員試験または各都道府県の警察官採用試験を受けて合格した後、警察学校で研修を受ける必要があります。

女性警察官の採用は年々増えており、女性が働きやすい環境も整えられつつあります。

消防士

消防士は、火災の消火をはじめ、台風や地震などの災害現場に出動して人命救助を行う仕事です。地方自治体の消防本部や消防署に所属し、地域住民の安全な暮らしを守ります。

消防士には、消防隊以外に救急隊、はしご隊、救助隊、レスキュー隊（特別救助隊）などさまざまな職種があり、部隊によって仕事内容は異なります。救助活動以外に、教育施設に出向いて子どもたちに防災指導を行うこともあります。

消防士は地方公務員なので、各自治体で行われる消防官採用試験を受け、自治体に採用される必要があります。体力検査もあるため、消防士を目指す方は日頃から体を鍛えておくとよいです。試験に合格し、消防学校で消防業務の知識やスキルを身につけた後、消防士として働けるようになります。

人の役に立つ仕事｜IT・クリエイティブ系

IT・クリエイティブ系の人の役に立つ仕事を紹介します。関連記事として、「クリエイターとはどんな仕事? 意味、主な職種、仕事内容を紹介」もありますので、より深く知りたい方は以下の記事をご覧ください。

【関連記事】クリエイターとはどんな仕事? 意味、主な職種、仕事内容を紹介

ITエンジニア

ITは「情報技術」、エンジニアは「工学の専門的な知識・スキルを持つ人」を意味します。ITエンジニアの職種には、システムエンジニア（SE）、プログラマー、サーバーエンジニア、ネットワークエンジニアなどがあります。

IT業界の人材需要は高く、理系の方だけでなく、文系の方や未経験の方も多く活躍しています。資格よりも実績が重視される世界なので、コンピューターに関する知識やスキルが一定以上あれば、比較的就職や転職がしやすいです。

エンジニアについて詳しくは「エンジニアとは? 主な種類や仕事内容をわかりやすく紹介」をご覧ください。

【関連記事】エンジニアとは? 主な種類や仕事内容をわかりやすく紹介

コンサルタント

コンサルタントは、企業や機関から依頼を受け、課題の解決に向けてサポートする仕事です。一口にコンサルタントといっても、戦略系、総合系、人事系、財務系、医療系、再生系など多くの種類があり、必要とされる能力はそれぞれ異なります。

公認会計士や税理士、IT系の資格があれば採用には有利ですが、必ずしも資格が必要というわけではありません。戦略コンサルタントを目指すなら英語力も不可欠ですが、コンサルタントには何よりもコミュニケーション能力が求められます。

【関連記事】コンサルタントとは何か? 主な種類や仕事内容を簡単に紹介

Webデザイナー

Webデザイナーは、クライアントから依頼されたWebサイトをデザインする仕事です。Webクリエイターやホームページデザイナーとも呼ばれ、インターネットの普及とともに需要は拡大し続けています。

パソコンと向き合う時間が多いですが、人と接する機会もよくある仕事です。デザイン能力だけでなく、クライアントの要望をしっかりとヒアリングする力が必要です。

資格がなくてもWebデザイナーになれますが、Webマーケティングの知識がある、Webスクールに通っていたなど、高いスキルを身につけている場合は即戦力として歓迎されます。

【関連記事】Webデザイナーとは? 未経験から転職できる? 仕事内容や年収を解説

ディレクター

ディレクターは、テレビ業界やWeb業界の制作現場で総監督として指揮を執る仕事です。テレビディレクター、Webディレクター、クリエイティブディレクターなど職種によって業務は大きく異なります。

テレビディレクターは主に、アシスタントディレクター（AD）への指示、カメラマンやスタッフの配置決め、出演する方への演技指導などを行います。

Webディレクターは、Webコンテンツ制作のスケジュールや進捗を管理したり、制作メンバーを選出したりします。クリエイティブディレクターはデザインや広告制作の現場を管理監督します。

いずれもクライアントやプロデューサーとの橋渡しも担うので、その業界に求められるスキルはもちろん、コミュニケーション能力が不可欠です。

【関連記事】ディレクターとは? 年収や仕事内容､種類やプロデューサーとの違いを解説

グラフィックデザイナー

グラフィックデザイナーは、商品のパッケージやお店の看板、雑誌や新聞の広告、チラシなどの印刷物をデザインする仕事です。平面デザインだけでなく、3DCG領域やゲーム分野で活躍する方も多く、今後も需要が高まると期待されている仕事のひとつです。

特別な資格は必要ありませんが、デッサン力やIllustrator、Photoshopなどのデザインソフトを使いこなせる能力は最低限必要です。

Illustrator® / Photoshop®クリエイター能力認定試験、CGクリエイター検定、カラーコーディネーター検定試験®、色彩検定など、関連資格を取得しておけば強みになる可能性は十分にあります。

【関連記事】グラフィックデザイナーとは? 収入や仕事内容､なる方法を解説

イラストレーター

イラストレーターは、クライアントから依頼を受けてイラストを制作し、提供する仕事です。書籍や雑誌、ポスターなど紙媒体をはじめ、商品パッケージやWebサイトの挿絵を手掛けるのが一般的ですが、「テクニカルイラストレーター」や「メディカルイラストレーター」など専門的な分野に特化しているイラストレーターもいます。

イラストレーターになるために必要な資格はありませんが、デッサン力やデザインソフトのスキルは必須です。Illustrator® / Photoshop®クリエイター能力認定試験を受けて資格を取得しておけば、採用で有利になる可能性が高いです。

【関連記事】イラストレーターになるには? 仕事内容や資格､収入を解説

アニメーター

アニメーターとは、テレビアニメや映画などアニメーションの制作において、「作画」を担当する人のことです。アニメーターの仕事は、アニメーション制作の元となる原画を描く「原画家」と原画をつないで動画にしていく「動画家」の2つに分けられます。

必要な資格はありませんが、デッサン力や模写力、表現力など高いレベルの画力が求められます。アニメーションは、コンピューターを使って制作されることも多く、デジタルツールを使いこなせれば強みになります。

作業はチームにわかれて分業で進めていくため、コミュニケーション能力も不可欠です。

【関連記事】アニメーターとは? 仕事内容や資格､収入を解説

ゲームクリエイター

ゲームクリエイターとは、ゲームの制作に携わる方の総称です。現在のゲームには高度な技術が集約されており、専門的な知識や技術を持ったクリエイターたちが協力し合って、ひとつのゲームを作り上げています。

ゲームクリエイターには、ゲームプロデューサーやゲームディレクター、シナリオライターなどゲームの根幹部分を担当する仕事のほか、プログラマーやサウンドクリエイターなど、多くの職種があります。

ゲームクリエイターになるのに資格は必要ありませんが、最低限プログラミングのスキルは身につけておきたいところです。

現在では、大学や専門学校でゲームクリエイターを育成する学部などが増えており、採用試験には過去の制作実績を携えてエントリーするのが一般的です。

【関連記事】ゲームクリエイターとは? 仕事内容や資格､収入を解説

フォトグラファー

フォトグラファーは、写真撮影を仕事にしている人のことです。カメラマンは写真だけでなく動画の撮影も行うのに対して、フォトグラファーは写真撮影のみを行うのが特長です。

フォトグラファーが撮影するのは芸術写真が多いですが、新聞や雑誌などのメディアへ掲載する写真、証明写真、家族写真を撮影することもあります。

フォトグラファーになるために必要な資格はなく、写真撮影の技術やセンスがあればなれます。「写真技能士」という資格を取得しておけば、スキルをアピールできるのでおすすめです。

フォトグラファーの正社員の求人はほとんどなく、フリーで活躍する方が圧倒的に多いです。スタジオで修行を重ね、独立するという流れが一般的です。

【関連記事】フォトグラファーとは? 仕事内容や資格､収入を解説

Webマーケター

Webマーケターは、自社サイトやオンラインチャンネル、SNS、メールマガジンなどを活用して、マーケティングに活かす仕事です。

効率的に製品やサービスが売れるよう、Web上のツールを使って広告宣伝や市場調査を行います。具体的には、Web上の顧客の行動に沿って広告を表示させて集客を増やしたり、アクセス解析を行って改善策を実施したり、メールマガジンを配信してリピーターを確保したりします。

Webマーケターになるには、マーケティング全般の知識、データ収集や分析のスキル、Webサイト構築のスキルなどが不可欠です。

Webマーケターはチームで仕事をするため、クライアントや他の部門の担当者と円滑に意思疎通できるコミュニケーションスキルも必要です。

【関連記事】Webマーケターとは? 仕事内容や資格､収入を解説

人の役に立つ仕事｜サービス系

ここからはサービス系の人の役に立つ仕事を紹介し、必要となる資格の有無なども解説します。

ウエディングプランナー

ウエディングプランナーは、結婚式の準備から当日までを総合的にサポートする仕事です。新郎新婦の要望に応じた結婚式のプランニングをはじめ、司会や神父などの人材手配、料理やケーキの準備といった管理業務も行います。

人に喜ばれ感謝される仕事なので、人の役に立てるのはもちろん、やりがいのある仕事をしたい方にも向いています。華やかな場所が好きな方や誰かを喜ばせたい方にもおすすめです。

ウエディングプランナーに必要とされる資格はなく、未経験でもチャレンジしやすいのが特長です。採用されてからBIA（公益社団法人日本ブライダル文化振興協会）の認定資格や、ABC協会（全米ブライダルコンサルタント協会）の認定資格を取得することもできます。

教師

教師は、小・中学校や高校で、児童や生徒を教育する人です。学習指導要領に沿って授業を行うほか、生活指導や進路指導、部活動の顧問なども担います。

仕事量は多いですが、子どもたちの笑顔や成長を見られ、やりがいを感じられる仕事です。

教師として働くには、大学で教職課程を履修した後、教員免許を取り、各都道府県の採用試験に合格する必要があります。教員免許にはいくつかの種類があり、中学と高校の教師になるには科目ごとの免許が必要です。

保育士

保育士は、乳児から就学前の保育を必要とする子どもを預かり、保育に関する指導を行う専門職です。年齢や発達に応じた遊びや活動を行って子どもと関わるだけでなく、子どもの様子を保育日誌に記録したり、保護者との連携を取ったり、あらゆる面から子どもの成長をサポートします。

保育士になるには、保育士資格が必要ですが、取得方法は2つあります。

1つ目は、大学や専門学校で所定の単位を取得する方法。2つ目は国家資格である保育士試験を受験する方法です。自身の状況に応じて保育士資格を取得するとよいでしょう。

勤務場所は保育園のほか、児童養護施設や企業内保育所、入院している子どもをサポートするため病院でも働けます。

キャリアアドバイザー

キャリアアドバイザーは、就職や転職希望の方の相談に乗ったり、適職探しのアドバイスをしたり、キャリアの形成をサポートする仕事です。

ハローワークや大学・専門学校の就職課、人材派遣会社などに勤務し、相談者に対して求人情報の紹介や面接のセッティング、選考対策を行います。

資格なしでもキャリアアドバイザーとして働けますが、国家資格であるキャリアコンサルタントやカウンセリング系の資格があれば有利です。ただし、カウンセリング系の資格には、指定大学院の卒業などが必須条件となる資格もあるため、しっかりと確認をして挑戦しましょう。

運転手

運転手は、運転を仕事とし、お客様や貨物を目的地まで安全に運びます。タクシー、バス、電車、トラックなど、どの運転手を目指すかによって、求められる運転免許は異なります。

採用にあたっては経験のある方が優遇されることはありますが、学歴はさほど重視されないのが特長です。熱意や体力を重視し、未経験の方を積極的に採用している会社もあります。

40代や50代でも運転手に転職する方は多いです。タクシー運転手では、妊婦や赤ちゃん、高齢の方の送迎などで、女性運転手の需要も高まっています。

人の役に立つ仕事｜メディカル系

ここからは、メディカル系の人に役に立つ仕事を紹介し、関連する資格なども解説します。

医師

医師は、患者を診察し、治療する専門職です。医師法の定める医師国家試験を受けて合格し、医師免許を持った人のみがなれます。

 

医師国家試験を受験するには、6年制の医学部医学科を卒業していること、または、医師国家試験予備試験に合格していて1年以上の実地研修を経ていることなどの条件を満たさなくてはなりません。

医師になる難易度は高く、それなりの資金も必要なため、簡単に目指せる職業とはいえませんが、患者やその家族から感謝され、直接的に人の役に立つ仕事のひとつです。

看護師

看護師は、医師の診察に基づいて診療や治療の補助を行ったり、病気やケガで不自由な生活を余儀なくされている患者を看護したりする仕事です。

患者に対しして身の回りの世話を行うほか、メンタル面に寄り添った業務も行います。患者との距離が近く、直接感謝の声が届くことの多い仕事です。

看護師になるには、大学や専門学校に通い、看護師国家試験に合格する必要があります。在学時の看護実習は大変なことが多い傾向にありますが、看護師国家試験の合格率は比較的高くなっています。

しっかり覚悟をもって資格を取得できれば、看護師の需要は高く、医療機関のほかにも介護・福祉施設や保育園などさまざまな場所で働けます。

管理栄養士

管理栄養士は、主に病気の方や高齢の方、子どもに対して、栄養指導や栄養管理、給食管理を行う仕事です。医療施設や福祉施設などで一人ひとりにあわせて栄養の指導や食事の提供をするほか、小・中学校で適切な給食の提供や食育を行います。

栄養士は、養成学校を卒業すれば都道府県知事から免許を受けなることができます。

一方で、管理栄養士は栄養士の知識があることを前提として、国家試験に合格し、厚生労働大臣の免許を受けなくてはなれません。

理学療法士・作業療法士

理学療法士は、事故や病気で体に障害を抱えた方や体の機能が低下した高齢の方に対してリハビリテーションを行い、回復をサポートする仕事です。運動療法と物理療法の2つを用いて、一人ひとりに合ったリハビリ計画を立案します。

作業療法士は、心身に障害を抱えた方に対してリハビリテーションを行い、日常の動作から社会生活の動作まで、より患者の日常生活に寄り添って回復をサポートする仕事です。

理学療法士も作業療法士も国家試験に合格しなくてはなれません。指定の大学や専門学校に通うことで理学療法士または作業療法士の国家試験受験資格が得られます。夜間部のある学校もあり、働きながら資格取得を目指す方も多くいます。

介護士

介護士は、老人ホームやデイサービスなどの介護施設で高齢者のサポートをする仕事です。食事やお風呂、排せつの介助のほか、メンタル面のケアやレクリエーションの提供など業務は多岐にわたります。

利用する方の自宅に出向いて介護をする、訪問看護で働いている介護士は「ホームヘルパー」と呼ばれます。

利用する方の生活に直接貢献し、利用者家族の負担軽減にも役立つ介護士の仕事は、大きなやりがいを感じられるはずです。未経験や資格なしでも働けますが、介護福祉士資格の取得を目指す方が多いです。

医療事務

医療事務は、病院やクリニックなどの医療機関で事務職を担います。外来患者の応対や会計をする「受付・会計業務」、病棟で入退院の案内や費用の説明を行う「クラーク業務」、診療報酬明細書を健康保険組合などに請求する「レセプト業務」を行います。

事務職ですが接客業のような面もあり、直接患者に接する機会が多いため、人の役に立っていると感じやすい職業です。

医療事務に必須となる資格は必要なく、パート・アルバイトなら未経験でも採用している医療機関は多いです。ただし、医療事務資格試験を受験しておくと面接時のアピール材料になるでしょう。

人の役に立つ仕事は未経験や資格なしでも就職・転職可能？

治安・行政系、メディカル系の人の役に立つ仕事には、資格取得が必須のものが多いですが、IT・クリエイティブ系なら資格なしで働ける仕事が多くあります。

介護職やウエディングプランナーなども、資格なしで就職や転職が可能な仕事です。重要なのは人の役に立ちたいという熱い思いを持つことです。やりたい仕事に資格が必要な場合、働きながら資格を取得し、スキルアップを図れる方法もあるのでしっかり調べて挑戦してみましょう。

また、社会からの需要が高い介護職や、ウエディングプランナー、保育系では未経験での採用も多く存在します。ただし、誰でも採用されるわけではないので、安心するのは禁物です。

採用側がどのような期待をしているかを読み解いて、自分に合っているかどうかを判断することがポイントです。

人の役に立つ仕事に就職・転職するには？

就職・転職活動で志望動機を聞かれた際に、「人の役に立ちたい」とだけ答えるのは好ましくないとされています。企業は明確なイメージを持った人材を求めるため、「どこの誰に対して、どのように役に立ちたいのか」をはっきりさせないと、意欲が伝わらないからです。

自分が将来どうなりたいかを明確化し、どのような業務で誰の役に立ちたいのかを具体的に答えられるように準備しておく必要があります。できるだけ詳細に、実体験を交えて伝えると説得力が増します。

人の役に立つ仕事は治安・行政系、クリエイティブ系、メディカル系などにさまざまな職業があります。いずれの仕事にもやりがいが感じられますが、ご自分の感性に合うかどうかが大切です。なりたい職業を見つけたら、必要な資格なども調べ、準備を行いましょう。

まとめ

人の役に立つ仕事にはさまざまな職種があります。資格が必要な職種の場合は、時間はかかりますが取得に向けてチャレンジするのがおすすめです。未経験や資格なしでも働ける仕事も数多くあるので、自分に合った職種はないか検討してみましょう。

就職・転職活動で「人の役に立ちたい」という回答はNGです。ただ漠然と人の役に立つ仕事がしたいと考えている方は、どのような仕事で誰の役に立ちたいのかを具体的に答えられるようにしておきましょう。