年収100万円アップには5年以上かかる! 効率よく年収を上げる方法を紹介

#年収 #100万 #アップ

年収をアップさせたいものの、どのような行動を起こせばよいのかわからない、といった方は意外と多いのかもしれません。年収100万円アップを効率よく実現したいのなら、やみくもに行動するのではなく、ポイントを踏まえた取り組みが必要です。本記事では、年収100万円アップに要する期間や成功させるコツなどを解説します。

目次

年収を100万円アップさせるには5年以上かかる

年収100万円アップには5年以上かかる! 効率よく年収を上げる方法を紹介

最終学歴が高校卒か大学卒かによって、年収を100万円アップさせるのに要する期間は多少異なります。大学卒が5年程度なのに対し、高校卒は5年よりも長い期間を要するケースが多く見受けられます。

年収100万円アップには5年以上かかる! 効率よく年収を上げる方法を紹介

参照元: 厚生労働省中央労働委員会|令和3年賃金事情等総合調査(確報)
https://www.mhlw.go.jp/churoi/chousei/chingin/21/dl/03.pdf

大学卒の場合:5年程度

厚生労働省が公表している「令和3年賃金事情等総合調査」、モデル所定内賃金によると、22歳で入社し3年在籍した方(25歳)の月収は25.16万円、年収に換算すると約300万円です。25歳時点における賞与などを含むモデル一時金は年額119万円となっており、入社3年目(25歳)の年収は約419万円です。

上記の人物が8年在籍した(30歳)時点でのモデル所定内賃金は32.54万円で、年収に換算すると約390万円、モデル一時金は162万円で、トータルの年収は約552万円となっています。

データ上でのことではあるものの、年収を100万円アップするのに5年の期間を要していることがわかります。

高校卒の場合:5年よりも長い

同上のデータでは、18歳で入社した方の2年後(20歳)のモデル所定内賃金は18.93万円、年収に換算すると約227万円、賞与を含むモデル一時金が85.2万円なので、トータルの年収は約312万円です。

入社から7年目、25歳の時点で月収は23.37万円なので年収換算すると約280万円、モデル一時金が108万円なので、合計した年収は約388万円です。20歳と25歳時点での年収における差額は76万円となっており、入社2年目から5年経っても年収100万円アップを実現できていません。

入社2年目から10年後の30歳時点では月収が29.43万円で、年収換算すると約353万円、モデル一時金が約130万円なので、合計年収は約483万円となっています。

参照元: 厚生労働省中央労働委員会|令和3年賃金事情等総合調査(確報)
https://www.mhlw.go.jp/churoi/chousei/chingin/21/dl/03.pdf

効率よく年収アップを目指せる転職

現在勤めている企業でスキルアップを行ったり、実績をあげたりすることで年収アップを実現できる可能性はあります。ただ、転職によって大きく年収がアップする場合もあるので、転職も視野に入れてみましょう。

平均年収の高い業界・職種へと転職する

もともと給与水準が高い企業へ転職すれば、100万円以上の年収アップにつながる可能性があります。平均年収の高い業種や業界には、コンサルティングやIT、不動産、金融などが挙げられます。

ただ、これらの業種や職種では、実務に高度な専門性を求められるケースがあります。そのため、未経験の方は転職が難しい場合があります。

また、高年収を狙える可能性があるものの、まったく興味がない、やりたくもない仕事に就いてしまうと、入社しても早期離職につながりかねません。自身の興味・関心を踏まえたうえで転職先を絞り込んでいきましょう。

自分の市場価値にあった業界・企業へと転職する

適正年収をリサーチし、自分の市場価値を把握することで、より多くの年収を得られる業界、企業への転職を実現できる可能性があります。適正年収を調べる方法としては、求人サイトの給与情報をチェックする、年収診断ツールを活用するなどが挙げられます。

調べた市場価値が現在の給与よりも高い場合は、同業の大手企業への転職を検討してみましょう。同業であれば、年齢や経験、スキルなどから市場価値を正確に判断してもらえて、適正な給与を得られる可能性が高まります。

現在より上流ポジションへと転職する

全体設計やマネジメントなどを担う上流ポジションは給与が高い傾向にあります。例えば、開発などを担っていたITエンジニアとしての経験を生かし、プロジェクトマネジメントなど上流工程に携われる企業へ転職すれば、大幅な年収アップも期待できます。

商流のポジションを上流へとシフトするのも年収アップに有効です。商流とは商的流通のことで、商売における取引きの流れのことです。業務用冷蔵庫なら、家電メーカー→商社→飲食店などの顧客といった商流が成り立ちます

上記のケースなら、業務用冷蔵庫を販売していた商社マンとしての知識や経験を武器に、家電メーカーへと転職することで年収アップにつながる可能性があります。

転職で年収を100万円アップさせるための3つのポイント

年収100万円アップには5年以上かかる! 効率よく年収を上げる方法を紹介

高年収を期待できる魅力的な企業を見つけても、転職できなければ意味がありません。そのため、選考対策を徹底するのは基本です。また、年収交渉を行う、転職エージェントの利用を視野に入れるなどの取り組みも有効です。

選考対策を行う

履歴書や職務経歴書を作りこみ、同時に面接対策も進めましょう。採用担当の方は、日々多くの履歴書や職務経歴書に目を通しています。ライバルたちに埋もれないよう、採用担当の方に興味をもってもらえる書類に仕上げなくてはなりません。

その際には、これまでのキャリアや武器、入社後どのように企業へ貢献できるのかなど、採用担当の方が魅力的な人材だと思えるような内容を盛り込むことが大切です。自分の強みやキャリアなどを整理しておくと、面接時にもスムーズに伝えられます。

応募前の情報収集では、給料の改定を最近していないかどうかも確認しましょう。給料が改定され基本給が下がった企業は、業績に問題があるのかもしれません。また、入社できたもののまったく給与が上がる気配がない、正当な評価をしてもらえない、といった事態にならないよう、人事評価の基準や方法なども確認しておくと安心です。

転職時は年収交渉を行う

企業が提示する年収は、あらかじめ低く設定されているケースがあります。これは、転職希望の方からの年収交渉を見越してのことです。そのため、交渉次第では難なく年収アップにつながる可能性があります。

年収交渉のタイミングは、採用担当の方から希望年収に関する質問をされたときが適切です。また、内定後に面談が予定されているのなら、そこで具体的な話を詰めましょう。

ただ、年収に関する話題はデリケートであるため、場合によっては企業や採用担当の方にネガティブな印象を与えかねません。自分で年収交渉を成功させる自信がない場合は、次に紹介する転職エージェントの利用を検討してみましょう。

転職エージェントを活用する

転職エージェントは、転職のプロが求職する方をサポートし、転職を支援するサービスです。自分では把握しにくい強みやアピールポイントを抽出してくれたり、市場価値を分析してくれたりと、さまざまなサポートを受けられます。

多くの転職エージェントでは、年収交渉も代行しています。業種や業界に精通した転職のプロが交渉してくれるため、自分で行うよりも年収アップにつながりやすい点が魅力です。

また、一般公開していない、魅力的な非公開求人や独占求人を扱っている転職エージェントもあります。そのため、より多くの選択肢から自分にマッチした企業、よりよい条件で働ける職場を探せます。

年収100万円アップを目指して転職する際に注意すべき点

転職時には年収だけでなく、福利厚生や労働環境なども確認しましょう。また、総支給額で判断することや、中長期的なキャリアを考えることも大切なポイントです。

福利厚生・制度などを勘案する

高額な年収に惹かれて転職したものの、労働環境が劣悪だった、となっては意味がありません。年収だけに着目するのではなく、労働環境や福利厚生面にも目を向けましょう。

福利厚生の充実度や内容は企業によって大きく異なります。年収はそれほど高くなくても、住宅補助や各種手当が充実している企業なら、年収100万円アップに匹敵する価値を得られる可能性があります。

手当を含む総支給額で判断する

現職と年収はそれほど変わらずとも、総支給額が大きくアップするケースがあります。そのため、年収の数字にだけとらわれるのではなく、各種手当を含む総支給額で判断しましょう。

手当には、深夜労働手当や休日出勤手当などのほか、皆勤手当、通勤手当、住宅手当、家族手当などがあります。また、特定の資格を取得することで手当が得られるケースや、企業が独自の手当を設けているケースも少なくありません。

中長期的なキャリアを考える

転職した当初は年収が100万円増えたものの、そこから給料がほとんど上がらず頭打ちになってしまった、といった状況に陥るケースも考えられます。例えば、転職時には市場で大きな存在感を示す企業だったものの、その後競合が増加し、競争の激化に伴い業績が低下し従業員の給料が上がらなくなった、といったケースです。

このような事態に陥らぬよう、企業や業界の将来性を見越した転職の計画を立てましょう。中長期的なキャリアプランを考え、実現できる可能性の高い企業へ転職するのが基本です。

まとめ

年収を100万円アップするのに要する期間は、大学卒で5年程度、高校卒なら5年よりも長くかかります。効率よく年収をアップさせたいのなら、転職を検討してみましょう。
転職で年収アップを実現するには、選考準備をしっかりと行い、場合によっては企業との年収交渉を行います。
転職エージェントは年収交渉も行ってくれるケースが多く、自分で交渉を行うより希望が通りやすい傾向にあります。

LHH転職エージェントでは、各分野に精通したコンサルタントによる転職サポートを提供しています。さまざまな業界の豊富な数の求人を扱っており、一気通貫型のコンサルティングによって転職の成功率を高めます。この機会に利用を検討してみてはいかがでしょうか。

LHH転職エージェントの強み

LHH転職エージェントは、転職活動時だけでなく、長期的にあなたのキャリア構築をサポートするライフパートナーとして、サポートしております。転職をお考えの方は、ぜひLHH転職エージェントの転職支援サービスで、よりよい転職を実現してください。

LHH転職エージェントの特長

LHHに登録

スマート転職術 に戻る

各領域に精通したコンサルタントが、あなたと企業のベストマッチを創ります

専門性と洞察力に優れたLHHのコンサルタントが
あなたと企業のベストマッチを創ります

武将診断