英文履歴書(レジュメ)の書き方

あなたが英語に多少なりとも心得があるなら、(エンジニアでTOEIC600点以上、事務職系でTOEIC750点以上が目安)転職活動をする際には、ぜひ英文履歴書(レジュメ)を作成することをお勧めいたします。外資系企業をはじめ転職できる企業の選択肢も広がりますし、年収アップの可能性も高くなります。

ここでは英文履歴書(レジュメ)を作成する上での基本的なテクニックをお伝えします。単に仕事の経歴や学歴をリストアップするのではなく、Responsibilities(義務履行能力)やachievements(業績)に焦点を当て、最良の方法で自分を売り込めるよう、工夫して作成してください。

英文履歴書の作成ポイント

  • 業績や成果について、できるだけ数字を用いて記載する。
  • ビジネス・ワーズ、アクション・ワーズを使用する。(※下記参照)
  • レジュメの長さ(枚数)は、大学院を卒業した方や10年以上の職務経歴のある方はA4で2枚程度、それ以外の方は1枚で納まる程度に簡潔に記載しましょう。
  • Times New Romanを使用し、10もしくは12のフォントサイズに。
  • 印刷する際に切れない程度に上下の余白をとり、読みやすいレイアウトを心がけてください。

 

目次

英文履歴書に記述する項目

PERSONAL DATA 個人情報
  • 主に名前、住所、電話番号、メールアドレスを記載します。
OBJECTIVE 応募するポジション・職種について
  • 具体的に、経験や知識などを示して何が自分にできるのかを簡潔に記載します。
HIGHLIGHTS OF QUALIFICATION
  • 応募したい職種に関連した職歴年数
  • 応募したい職種に関連した教育やトレーニング経験
  • あなたが応募したい会社で生かせる能力
  • 応募したい職種に関連したあなたの強みや性格
  • 他に知って欲しいスキルや受けたトレーニングなど
WORK EXPERIENCE 会社名 勤務年月 役職名 基本的な実務及び、どのような商品(サービス)を取り扱っているのか(2行程度に纏める)
  • 最新の職歴から順番に記載します。
EDUCATION 学歴
受講した講座やトレーニング、インターンシップなど
  • 大学名、専攻、卒業年月を記載します。
CERTIFICATION 資格
  • 応募する職種に関連するもののみで、正式な名称で記載します。(取得年も記載します)
ACTIVITY 実績
実際に経験した仕事(プロジェクトや取り組み)とその時に役職や役割、目標・達成度、評価など
INTERESTS 趣味

自分をアピールするキーワード

ビジネスワーズ

英文履歴書(レジュメ)作成の際は、ビジネスの場面で一般的に使用される言葉を選びましょう。より専門的な印象を与えることができます。

【例】

buy → purchase
send → dispatch
make → produce
help → assist
communicate with → liaise with
use → utilize
show → demonstrate
carry out → conduct
work together → collaborate

アクション・ワーズ

職歴や業績を簡潔かつ力強く表現するために、効果的な動詞を使用しましょう。

【例】

developed 開発した
established 打ち立てた、確立した
managed 管理した、監督した
organized 組織した、まとめた
implemented 実行した、実施した
directed 行った(自らがリードして)
forecasted 見通し(予測)を立てる
restructured 再編成した、再構築した
expanded 拡大した、展開させた
promoted 促進した
improved 改善した
achieved 達成した
arranged 整えた、調整した
launched 起こす、立ち上げる

職種・資格・学位の表記

職種・ポジション

営業 → Sales Representative / Account Executive
営業アシスタント → Sales Assistant
経理・財務 → Accountant / Controller
人事・採用担当 → HR Representative / Staff Recruiter
広報・IR → Public Relations / Investor Relations Officer
総務 → Administrator
秘書 → Secretary / Personal Assistant

資格

簿記検定 → The Official Business Skill Test in book-keeping
秘書検定 → The Test for Technical Ability of Secretary
情報処理技術者 → Certified Programmer / Information-Technology Engineer
社会保険労務士 → Certified Social Insurance Labor Consultant
中小企業診断士 → Small and Medium Enterprise Management Consultant(SMECA)
総務 → Administrator
宅地建物取扱主任者 → Authorized Supervisor of Real Estate Transaction

学位―短大卒―

準文学士 → A.A.(Associate of Arts)
準理学士 → A.S.(Associate of Science)

学位―大学卒―

文学士 → B.A.(Bachelor of Arts)
経営学士 → B.B.A(Bachelor of business Administration)
法学士 → B.L.(Bachelor of Law)
工学士 → B.E(Bachelor of Engineering)
経済学士 → B.Ec.(Bachelor of Economics)
理学士 → B.S.(Bachelor of Science)

学位―大学院卒―

文学修士 → M.A.(Master of Arts)
経営学修士 → M.B.A(Master of Business Administration)
理学修士 → M.S.(Master of Science)

英文履歴書(レジュメ)作成上の注意

  1. 1.退職理由は記載しない(面接時に話すのがベター)
  2. 2.制作日は入れない(ひとつ間違えると古いデータを出してしまうことに)
  3. 3.大卒であれば、高校以下の学歴は記載しない(最終学歴のみ、何を学んだか)
  4. 4.前職の給与は記載しない(面接時に話すのがベター)

英文履歴書(レジュメ)の書き方サンプル

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