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外資系企業への転職を目指す中で、どの資格を取得すればよいか悩んでいる方も多いかもしれません。本記事では、外資系企業への転職に有利な英語の資格や、おすすめの資格を6つ紹介します。また、外資系企業で働くにあたって必要な能力やスキルも解説しますので、ぜひ転職活動に役立ててください。
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目次
外資系企業への転職に必要な資格はある?
外資系企業への転職では、必須の資格はなく、即戦力としての実務経験が重視される傾向があります。ただし、ジョブ型雇用を採用する企業では、専門的な資格が評価される場合があります。
また語学力に関しては、TOEICで高得点を取得するなど、一定のレベルを示す資格が求められることもあります。さらに、転職活動を有利に進めるために、関連する資格を取得しておくとアピールにつながるでしょう。
外資系企業への転職におすすめの資格6選

外資系企業への転職を希望している方が取得すると、採用に有利に働きやすい資格が存在します。その中でもおすすめの資格は6つです。
経営学修士(MBA)
MBA(Master of Business Administration)は経営学修士のことです。経営学院の修士課程を修了すると得られる学位で、厳密に言うと資格ではありません。しかし、外資系企業では、MBAの取得は採用で有利になったり、昇進の条件になっていたりすることがあります。
経営大学院はビジネススクールと呼ばれます。MBA取得までは1~2年かかりますが、ビジネススクールは主に社会人が対象となっており、働きながらでも取得可能です。
米国公認会計士(USCPA)
米国公認会計士(USCPA)は米国各州で認定する公認会計士資格です。海外でも人気の資格で、とくにコンサルティングファーム、監査法人から評価されます。
日本でも、近年は国際基準の会計知識を持つ方が求められているため、USCPAは外資系企業の転職に役立ちます。また、日本での受験も可能なため、働きながら合格を目指せます。さらに、試験は英語で行われるため、取得すれば英語力のアピールにもなります。
プロフェッショナルエンジニア(PE)
プロフェッショナルエンジニア(PE)は、米国各州が設定しているエンジニアの公的資格です。公共の安全・健康・福祉に奉仕することを目的に設けられた資格で、米国においては士業と同等の地位にあり、また世界的にも認知度の高い資格です。
一次試験、二次試験に合格すると資格が得られ、国際的なエンジニアとして認められます。PEは米国で実施している試験を日本でも受験できる形態で、試験は英語です。そのため、合格すれば英語力も証明できます。受験できるのは、4年制の工学系大学を卒業、または卒業見込みの方です。
PMP(Project Management Professional)
PMPは、米国PMI本部(プロジェクトマネジメント協会)が認定する、プロジェクトマネジメントに関する国際資格です。公的資格ではありませんが世界で影響力を持つ資格で、外資系企業への転職にも有利に働く場合があります。
プロジェクトマネージャーは、プロジェクトの計画立案、メンバーの業務調整などを行い、プロジェクトを円滑に進行する立場です。
外資系企業では複数のプロジェクトやタスクを同時進行することが多いため、プロジェクトの管理スキルが求められます。さらに、日本でPMPを取得した方は多くはないため、PMPを取得していればさまざまな業界への転職に有利です。
日商簿記検定
日商簿記検定は、日本商工会議所が主催する資格です。簿記初級、3級から1級までの段階があります。特に2級以上は、転職時のアピールに有効です。
2級では商業簿記・工業簿記を学び、財務諸表の読み方などもわかるようになるため、経理の実務に役立ちます。1級は企業会計について学び、税理士や公認会計士試験の受験にもつなげられるレベルです。
外資系企業での会計・経理業務ではUSCPAの取得が有利ですが、未取得の場合でも日商簿記を保有していればアピール材料として活用できます。
英語能力試験(TOEIC・TOEFL・国連英検)
外資系企業で求められるスキルの代表が語学力、とくに英語力です。主に評価対象となる試験は、TOEIC・TOEFL・国連英検の3つです。企業によって求められるスコアは異なり、基準を満たしていないと次の選考に進めないケースもあります。
TOEICは、日常生活やビジネスシーンで使用される英語力を測る試験です。リスニング・リーディング・ライティング・スピーキングの4技能の能力を測るものです。
リスニングとリーディングの2技能を評価する「TOEIC Listening & Reading test」の満点は990点です。スコアの目安としては、業務に大きな支障なく対応できるレベルが730点、英語を流暢に使いこなせるレベルが860点とされています。
TOEFLは、主にアカデミックな英語力を評価する試験で、リーディング、リスニング、スピーキング、ライティングの4技能を測定します。TOEFL iBTの満点は120点で、日本人受験者の平均点は74点です。外資系企業への応募を考える場合、平均以上のスコアを目指すことが望ましいでしょう。
国連英検は、E級~特A級までの6段階の試験です。コミュニケーション能力が重視され、A級からは2次試験で面接試験が行われます。外資系企業では、B級以上の取得が評価されることが多いです。
外資系企業への転職で求められるスキル

転職においては、資格で裏付けられたスキルだけでなく、実際に業務を遂行する力も求められます。以下では、外資系企業が求める6つのスキルについて解説します。
論理的思考力
論理的思考はビジネスにおいて欠かせないスキルです。外資系企業では、報告・プレゼンテーション・問題解決などの場面で、論理的に考え、端的に伝える能力が求められます。
また、外資系企業では多国籍の社員と協力して仕事をします。価値観や言語が異なる環境では、感情的な発言や曖昧な表現を避け、論理的に伝えるコミュニケーション能力が高く評価されます。
結果を出す力
外資系企業は成果主義・実力主義です。効率よく結果を出すことが、昇給や昇進に直結します。そのため、目標を自ら設定し、迅速に達成する能力が求められます。
また、上司からの指示をただ実行するだけでなく、業務改善案や課題解決案を自発的に提案し、実行できる力も重要です。
語学力
外資系企業では、日本語が主な業務言語である場合もありますが、顧客や同僚に外国籍の方が多い場合、一定の語学力が必要です。とくに上層部に外国人が多い企業では、英語力が求められることが一般的です。
また、昇進後に多国籍チームで働いたり、本社や上層部とやり取りしたりする機会が増えるため、高い英語力が必要になる場合もあります。TOEICやTOEFLのスコアが採用基準となることもあるため、目標スコアを設定して準備することをおすすめします。さらに、企業が展開する国の言語を話せると、評価がさらに高まるでしょう。
柔軟性と適応力
外資系企業では、成果を出して企業成長に貢献することが求められるため、スピード感を持った業務遂行や判断力が必要です。急な本社の方針変更や、新規プロジェクトの開始など、予期せぬ事態に適応する力が求められます。
また、多国籍チームでは、異なる価値観や認識のずれが原因でトラブルが発生することもあります。このような環境では、日本の慣習や過去の経験に固執せず、多様な視点を受け入れ、柔軟に対応できる力が重要です。
プレゼンテーション力
外資系企業でのプレゼンテーションは、単に情報を伝える場ではなく、自分の能力をアピールする機会でもあり、以下の能力が求められます。
- 論理的に話す
- 相手がプレゼンテーションに何を求めているか把握する
- 熱意を持って話す
さらに、ジェスチャーや視線、立ち居振る舞いといった非言語コミュニケーションも、説得力を高める要素となります。プレゼンテーション力は繰り返しの練習で向上し、必要なスキルも自然と身に付きます。
専門性
日本企業では幅広い経験を持つジェネラリストが多く育成されますが、外資系企業では特定分野の専門性を持つスペシャリストが求められます。入社後の異動が少ないため、専門性を生かして即戦力として働けることが期待されます。
転職活動では、専門性を具体的にアピールすることが重要です。例えば、数値を用いて実績を示したり、必要な資格を取得したりすることで、スキルを「見える化」し、説得力を高めましょう。
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まとめ
外資系企業に転職するにあたって、絶対に取得しなければならない資格はとくにありません。ただ、採用される業種により、取得した方がよい資格はあります。希望の企業や業種により、どのような資格が必要で、求められるレベルがどの程度であるかをしっかりと把握しておくことをおすすめします。
転職活動を自分だけの考えで進めると、ミスマッチが起こる可能性があります。LHH転職エージェントはコンサルタントの専門性が高く、企業とのマッチング率も高く評価されています。外資系企業への転職を目指すなら、ぜひLHH転職エージェントの利用をご検討ください。
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