#転職エージェント #面接対策してくれない
「転職エージェントを利用しているのに、面接対策をいっこうにしてくれない」と、求職者が憤慨するケースは少なくありません。面接対策をしてくれないのには、さまざまな理由が考えられます。本記事では、転職エージェントが面接対策をしてくれない理由や、具体的な対処法について解説します。
目次
転職エージェントの面接対策はどのタイミングで行われる?
まずは、面接対策が実施されるタイミングを把握しておきましょう。なかには、転職エージェントの利用の流れを把握できていないがゆえに、「面接対策をしてくれない」と思い込んでしまっているケースがあります。
また、コンサルタントが「この求職者はまだ面接対策を行う段階にはない」と判断し、あえて面接対策を実施していないケースもあります。面接対策は応募先企業の風土や職種の特性などを踏まえて行うため、そもそも応募先企業を選定できていない段階では実施できません。
以下に、転職エージェントを利用する際の大まかな流れを整理しました。
Step1:登録
Step2:カウンセリング
Step3:求人紹介などの情報提供
Step4:応募企業の選定
Step5:応募
Step6:書類選考
Step7:面接
Step8:内定・入社
面接対策が実施されるのは、Step7の前の時点であることが大半です。もし、利用している転職エージェントが面接対策をしてくれないと感じているのなら、Step7の段階まで到達していないのかもしれません。
転職エージェントが面接対策をしてくれない3つの理由
まだ転職活動を始める段階ではないとコンサルタントが判断した場合、面接対策が行われないことがあります。また、条件にマッチした求人が見つからない、書類選考をなかなか通過できないといった状況でも同様です。
今は転職のタイミングではないと判断された
コンサルタントは、求職者の状況や転職市場を総合的に判断し、最適なタイミングでの転職をサポートします。そのため、求職者のスキルや経験、希望条件が現状の転職市場と合っていない場合や、現職でキャリアを積むことが将来的に有利と判断された場合、コンサルタントから『今は転職のタイミングではない』と助言されることがあります。
この場合、すぐに面接対策を始めるよりも、まずは今後のキャリアプランを見直したり、必要なスキルを磨くことが推奨されます。
希望条件にマッチする企業が見つからない
求職者の転職意欲は高かったとしても、希望条件にマッチした求人を転職エージェント側で保有していない可能性があります。面接対策は個々の企業に照準を定めて行うため、希望条件にマッチした求人が見つからないと適切な対策はできません。
まずは、コンサルタントに現状を確認しましょう。そのうえで、状況を打破するために希望条件の見直しなどの対策を練る必要があります。
そもそも転職エージェントの求人数が少ないのなら、別のエージェント利用を検討するのもひとつの手です。また、転職したい職種が特殊である、ニッチな業界への転職を希望しているといったケースでは、その職種や業界に特化した専門型の転職エージェントを利用することも考えてみましょう。
書類選考で苦戦している
応募する企業を決め、書類を提出したものの、書類選考をなかなか通過できないケースです。書類選考を通過できなければ面接にまでこぎ着けないため、この段階では面接の対策を行う必要性がありません。まずは、書類選考の通過を目指してサポートを提供してもらいましょう。
書類選考に落ちる理由を転職エージェントに指摘されているにもかかわらず、改善につなげられない場合、対応の優先度を下げられてしまう可能性があります。しかし、アドバイスを踏まえて改善しても状況が好転しないのであれば、コンサルタントのスキルや経験不足も懸念されるため、別の担当者に代えてもらうのも一案です。もしくは、別の転職エージェントを利用することも考えてみましょう。
転職エージェントが面接対策をしてくれない場合の対処法
面接対策が不足していると不安に感じるかもしれません。ですが、アプローチ次第で必要なサポートを引き出せることも多いです。面接で自分の力を存分に発揮できるよう、転職エージェントのサポートを上手に引き出していきましょう。
転職の条件を見直す
書類選考をなかなか通過できないのなら、まずは希望条件を見直してみましょう。書類選考を通過できない原因として、希望条件が狭すぎたり、高望みしすぎていたりする可能性があります。スキルや経験に見合わない条件を設定してしまうと、書類選考の通過率は低下します。
一度、希望条件をリストアップしたうえで整理しましょう。絶対に譲れない部分や妥協できる条件を整理し、優先順位をつけます。条件が高すぎる場合、緩和することで紹介してもらえる求人が増え、選考の通過率が高まる可能性があります。
転職エージェントを複数併用する
転職エージェントが扱う求人数はさまざまです。扱う求人案件の母数が少ない転職エージェントよりも、数多くの案件を扱う転職エージェントのほうが条件にマッチした求人を紹介してもらえる可能性があります。そのため、転職エージェントは1社に絞らず、複数社の併用がおすすめです。
複数の転職エージェントを併用するメリットは、選べる求人が大幅に増加することです。また、さまざまなコンサルタントとコミュニケーションをとる機会が増え、相性がマッチするコンサルタントと出会える可能性も高まります。
他方、併用のデメリットとしては、管理の煩雑化が挙げられます。利用する転職エージェントの数が増えるほど、メールや電話対応の頻度が増え、提案してもらった求人の管理も大変になりがちです。利用する転職エージェントの数が多ければ多いほどよい、というわけではないため、厳選した複数社をうまく併用しましょう。
専門領域に特化した転職エージェントを利用する
転職エージェントは、大きく総合型と専門領域特化型に分けられます。前者はさまざまな業界、職種の求人を広く扱っており、後者は特定の業界や職種に特化した求人をメインに扱っている点が特長です。
特殊な職種やニッチな業界への転職を希望している場合、総合型の転職エージェントでは求人を扱っていない可能性があります。このような転職エージェントを利用し続けても、なかなか応募先企業の選定が進みません。
転職を希望する業界や職種が特殊なら、専門領域に特化した転職エージェントの利用がおすすめです。たとえば、IT業界への転職サポートに特化している、特定地方の求人情報のみを扱っているといった転職エージェントが挙げられます。
フィードバックの内容を前向きに生かす
書類選考に何度も落ちている場合、提出した書類の内容に問題があるのかもしれません。書類選考を通過しない限り面接には至れないため、まずはコンサルタントのアドバイスを素直に聞き入れ、それをもとに書類の内容を見直してみましょう。
自分では適切に書けていると考えていた内容でも、転職のプロであるコンサルタントから見ると問題があるケースは珍しくありません。転職エージェントのコンサルタントは、これまでのさまざまな求職活動を支えてきた経験から客観的なアドバイスをしてくれるため、書類の内容改善につながります。
また、履歴書や職務経歴書などの作成において、少しでも疑問や不安が湧いたらすぐコンサルタントへ相談しましょう。疑問を抱いたまま書類作成に取り組むよりも、転職のプロに相談しつつ納得しながら書類を作りあげたほうが、選考の通過率も高まるはずです。
コンサルタントとの相性に不安がある場合は担当者変更を依頼する
転職エージェントには、複数のコンサルタントが在籍しているケースが大半です。担当コンサルタントとの相性がよくないと、うまくコミュニケーションがとれず、的外れな求人ばかりを提案されることにもなりかねません。
このようなときは、担当コンサルタントの変更を依頼しましょう。多くの転職エージェントでは、コンサルタントの変更が可能です。変更を申し出る際には、なぜその考えに至ったのかを具体的に伝えましょう。そうすることで、より自分と相性の合うコンサルタントを担当につけてもらえる可能性が高まります。
まとめ
転職エージェントが面接対策をしてくれないと悩む前に、そもそも自分がその段階にあるのかをまず確認しましょう。転職エージェント利用における一般的な流れを把握しておくことも大切です。必要に応じて、転職条件の見直しや複数エージェントの利用も検討してみましょう。
LHH転職エージェントは、ITや金融、営業などさまざまな業界、職種の求人を扱う転職エージェントです。求職者一人ひとりに向き合ったきめ細かいサポートをはじめ、求人のマッチング精度や充実した面接対策も高く評価されています。スムーズな転職を実現したいのなら、まずは一度ご相談ください。
LHH転職エージェントの強み
転職エージェントを使って転職しようかなと考えられた時は、ぜひLHH転職エージェントまでお気軽にご相談ください。求職者の気持ちに寄り添うコンサルティングで、「本当に納得のいく転職」を支援します。
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