【転職者向け】入社前に聞いておくべきこととは? 注意点なども紹介

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【転職者向け】入社前に聞いておくべきこととは?注意点なども紹介

転職先で安心して長く働くためには、気になる点を遠慮せずに質問し、入社前に疑問や不安を解消することが重要です。本記事では、仕事内容、労働時間、休日・残業時間、給与・賞与、人事評価制度、転勤の有無など、入社前に聞いておくべきことを紹介します。また、質問する際の注意点や内定承諾後に確認すべき事項についても詳しく解説します。

目次

転職者が入社前に聞いておくべきこと

【転職者向け】入社前に聞いておくべきこととは?注意点なども紹介

労働基準法では、企業が採用内定の際に求職者に対して労働条件を提示することが定められています。通常、「内定通知書」や「労働条件通知書」などの書面で交付され、求職者の希望に応じてメールなどで示されることもあります。入社後に「こんなはずではなかった」とならないためにも、疑問点があれば積極的に採用担当者へ質問しましょう。以下では、入社前に聞いておくべきことを紹介します。

参照元: 労働基準法 第15条
https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=322AC0000000049

労働時間

労働時間は職場に長く勤められるかどうかを左右する重要な確認事項です。事前に把握していた労働時間と異なっていないかを確認してください。まず、入社日を確認します。現在の勤務先がある場合、担当業務の引き継ぎ期間なども考慮し、転職先の入社日までに間に合うか慎重に検討する必要があります。次に、始業時間と終業時間、休憩時間を確認し、1日の労働時間を把握します。夜勤など特殊なシフト勤務がある場合は、事前にしっかりチェックしましょう。気になる場合は、社員の平均労働時間も確認することをおすすめします。

業務内容

内定通知の書面には業務内容が明示されていますが、具体的な内容までは記載されていない場合があります。また、記載内容が事前に把握していた業務内容と異なるケースもあるため、確認が必要です。日々の業務の流れ、担当するプロジェクトの内容、目標設定の方法、使用するツールなどを詳しく質問すると、具体的なイメージが描きやすくなります。

さらに、勤務地や配属先の組織体制、上司の人柄、求められる役割なども確認しておきましょう。役職が付く場合は、部下の人数も把握しておくと安心です。

休日・残業時間

休日や残業時間についても、把握している内容と違いがないかを確認します。例えば、週休2日と完全週休2日では意味が異なります。完全週休2日は年間を通じて毎週2日の休日がありますが、週休2日は1カ月の間に2日休日のある週が1回以上あれば、それ以外は週1日の休日でも足ります。また、どちらも土日が休みとは限らず、週ごとに休日の曜日が変わるケースもあります。

さらに、休日出社があるかどうか、ある場合は振替休日や代休制度の確認も重要です。規定の勤務時間だけでなく、残業時間の目安も知っておく必要があります。会社全体の平均残業時間を回答されることが多いですが、配属先によって異なるため、配属先の残業時間を確認してください。

給与・賞与関係

求人情報に記載された月収例は、営業成績トップのインセンティブ込みの金額である可能性があるため、事前に把握していた給与と違いがないかだけでなく、インセンティブの有無やその条件、賞与、残業手当についても確認します。給与は具体的な金額と内訳を、残業手当は割増率、賞与の回数や年間何カ月分なのかを、できるだけ詳しく聞いておくと良いです。

また、どのような手当が支給されるのか、種類と金額も確認すると安心です。一般的に支給される手当には、通勤手当、住宅手当、みなし残業手当、資格手当、役職手当などがあります。給与や賞与に関する質問は選考の過程では聞きづらいため、内定後に聞くようにしましょう。

福利厚生

求人情報だけでは福利厚生の詳しい内容はわかりません。例えば、有給休暇についてはタイミングや申請方法を確認しておくと良いでしょう。また、「社員寮」「保養施設」などの利用を考えている場合は、利用条件や費用も尋ねることをおすすめします。さらに、前段で触れたような資格手当がある場合は、どの資格が手当の対象になるのか確認すると良いです。そのほかにも、社員食堂やクラブ活動など、気になる点があれば質問しておくと安心です。

人事評価制度

入社後のビジョンを描くには、自分のキャリアプランと転職先の評価制度に乖離がないかを確認する必要があります。給与や賞与、役職などを決定する際の人事評価制度を事前に把握しておくことが大切です。職級や等級、役職は何を基準に設定されているのか、賞与の支給や昇給の評価制度もどのような点が評価されるのか、または評価されないのかを細かく確認しておくと、思い違いを防げます。実績を上げ、キャリアを積み重ねるとどのような待遇を受けられるのか、社内に具体的なキャリアモデルがある場合はよりイメージしやすくなります。

就業場所

就業場所によっては入社後に引越しが必要になる場合もあるため、勤務地を確認してください。会社が本社のみであれば勤務地は変わりませんが、支店や営業所が多い企業では配置転換の可能性もあります。遠方の配属になると寮生活や引越しの検討が必要です。テレワークを導入している企業も増えているため、リモート勤務の有無や出社頻度も確認しておきましょう。勤務地が複数ある場合は、配属先決定までのプロセスを聞いておくと安心です。

転勤の有無

前段とも関連しますが、引越しを伴う転勤があるかどうかを確認しておきます。その場合、勤務地の希望がどの程度考慮されるのかも聞いておきましょう。企業によっては管理職を養成するために、地方の支社や支店、営業所での勤務を経験させることがあります。転勤が多い業種の場合、ライフスタイルに関わるため、転勤の頻度も確認しておくと良いでしょう。

研修内容

内定後であれば、研修内容に関する質問がしやすくなります。積極的に質問し、事前に内容を把握しておくと、心の準備ができて余裕を持って研修に臨めます。業界特有の知識やスキルを身に付ける研修があれば、未経験者も早く業務に慣れることができるので安心です。研修期間や研修場所なども含めて確認しておきましょう。

入社前に取得する資格・しておくべき勉強

内定通知を受け取ってから入社までは一般的に準備期間があります。その期間を利用して、入社前に取得しておくべき資格があるかを確認しましょう。特に未経験の業界に転職する場合、事前に学習しておくと、研修内容をよりしっかりと習得できる可能性があります。入社前に役立つ資格やスキルについて、事前に確認しておくことが大切です。

退職関係(解雇事由など)

退職関係について確認するのは、介護などを理由としたやむを得ない退職や、会社から解雇を通告されるケースがあるためです。どのようなことが解雇事由にあたるのかを確認しておきましょう。自分の都合で退職する場合、何カ月前に申し出るのかも確認が必要です。事故や病気で休暇を取る、または辞めなければならない場合の手続きを尋ねると良いでしょう。退職の申し出は1カ月前(法的には2週間前)と定めている企業が多いですが、極端に長い場合は注意が必要です。

【注意点】疑問点は内定承諾前に聞く

【転職者向け】入社前に聞いておくべきこととは?注意点なども紹介

内定先企業に雇用条件などを確認する際は、必ず「労働条件通知書」に目を通した上で行うようにしてください。正式な内定通知書を受け取った後、業務や待遇について、自分の希望と一致するか確かめる必要があるため、疑問点は必ず「内定承諾」の前に確認します。特に入社日を調整したい場合、承諾後では条件の変更が難しくなるため、内定承諾前に確認するようにしましょう。

内定承諾後~入社前に確認すること

労働条件通知書に特に不満や疑問がなく、内定承諾をした場合、入社までに確認しておくことが2つあります。

1、必要書類

入社までにさまざまな書類の準備が必要で、企業によっては10種類以上の提出を求められるケースがあります。マイナンバーや住民票、年金手帳のほか、資格証明書類や前職の企業に発行を依頼する書類もあるため、事前に転職先へ確認してください。

2、入社前、当日までの連絡先

書類以外にも、業務に必要な知識など、入社日までに準備しておくことを転職先へ確認します。入社当日の予定や、勤務地以外での研修があるか、オンライン受講が可能かなどの確認も必要です。当日までのスケジュールをチェックするため、採用担当者や配属先担当者の連絡先を控えておきましょう。

まとめ

転職者が入社前に聞いておくべきことを一覧でまとめました。仕事内容、労働時間、休日・残業時間、給与・ボーナス、人事評価制度、転勤の有無、退職関係など、どれも必要な情報です。特に未経験での転職の場合、質問しづらいこともあるでしょう。

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