退職届・退職願の書き方|提出先や提出時期についても解説

退職の際に、企業へ提出する書類には、退職願と退職届があります。
似ていますが、用途が異なるのでよく確認して準備しましょう。

■退職願・・・これから退職したいと企業に申し入れるもの。必ず提出する必要はなく、口頭で申し出ることも可能。
■退職届・・・企業と本人が同意したあとで退職を届け出るもの。

ここでは退職届と退職願の書き方やマナー、提出方法、封筒への記載方法などについて解説します。
※退職届(退職願)のサンプル(テンプレート)をダウンロードいただけます。


目次

退職願・退職届を出す前に確認すること

  • 退職届は社内に規定フォーマットが用意されている場合がありますので、社内のイントラネット等で指定のものがあるか確認しておきましょう。
  • 退職届は法律上、退職する2週間前までに提出すればよいとされています。しかし、就業規則で退職1カ月前までに提出すること定めている企業も多くあるので、確認しましょう。
    十分な業務の引き継ぎを行うためには、1カ月程度の期間が必要になる場合もあります。そのため、退職届は上司と合意した退職予定日の1カ月前には提出するようにしましょう。
    早めに退職する予定であることをオープンにできれば、引き継ぎなどのスケジュールにも余裕を持たせることができます。

自己都合退職時の退職届・退職願の提出方法、提出先は?

  • 宛て名は社長でも、渡す相手は直属の上司です。まず口頭で報告してから書類提出のタイミングや方法などの指示に従いましょう。上司を飛ばして人事に直接提出することは避けましょう。
    企業によっては、就業規則で退職届は人事に提出、としている場合もあります。提出先が上司か人事か不明な場合は、上司に提出するようにしましょう。
  • 必ず手渡しをしてください。机に置いたり、同僚に頼んだり、メールや郵送したりはやめましょう。
  • 上司に受け取ってもらえない場合は、人事に提出する旨上司に報告した上で、直接人事部に提出します。
  • 問題が発生した場合は、法(労働基準監督署)があなたの味方です。

退職届(退職願)の書き方

退職届・退職願は、A4用紙で縦書き、シンプルな便箋を使い、黒インクの万年筆か黒ボールペンを使って手書きで記入します。

退職届見本
  1. 1冒頭に「退職願」と書きます。
    ※退職届の場合は、「退職届」と書きます。
  2. 2最初の行の「私は」は一番下に書く。「私事」「私議」などに代えても可。
  3. 3退職理由は、自己都合退職の場合「一身上の都合」とし、具体的な理由を書く必要はありません。
    ※退職届の場合、文末は「退職いたします」にします。
  4. 4希望する退職日時を明記します。
    ※退職届の場合は、上司と合意した退職年月日を書きます。
  5. 5届出年月日は、書類を提出する日に合わせます。
  6. 6自分の名前の前に正式な所属部課名を付け、捺印も忘れずに。
  7. 7提出するのは上司でも、宛名は会社の最高責任者にする。「様」を忘れずに付けましょう。

封筒の書き方

退職届(退職願)の記載が終わったら、封筒に入れて提出します。

  • 封筒は、白色で無地の二重封筒(郵便番号枠なし)を使用し、退職届(退職願)を三つ折りにして封入します。
  • 封筒の表には、「退職届」または「退職願」と明記し、封筒の裏、左下には、所属部課名と名前を書きます。
  • 退職届(退職願)は、基本的に手渡しなので、フラップを折り曲げるだけで、糊付けして封をする必要はないです。封をする場合は、フラップと封筒の継ぎ目にかかるように封字「〆」を書き、提出します。

退職届(退職願)のサンプル(テンプレート)をダウンロード

下記より「退職届(退職願)」のサンプル(テンプレート)(Word)をダウンロードいただけます。


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